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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

日本はなぜここに来て感染者数が増加したのか?

更新日:2020年4月14日



こんばんは^^今日は一日大雨&暴風雨が吹き荒れているここ鹿嶋地方です。いつもなにも感じないのですが、今はこの雨風に何となく「不吉な予感」を感じているのは自分だけでしょうか。


さて「日本はなぜここに来て感染者数が増加したのか?」ということですが、依然として続いている新型コロナ騒動について、色々と思っていることを書いていこうと思います。


日本は春節にて中国人観光客が世界で一番多かったのにも関わらず、少し前まで非常に少ない感染者数に抑えられてきました。


めっちゃ謎じゃないですか?


私はそれが謎でしょうがありません。よくネットでは「日本のクラスターをつぶす作戦が功を奏した」「日本の優れた医療の成果だ」と言われていますが、これは簡単に論破できますね。


日本のクラスターをつぶす戦術ですが、これは感染を広げないためではなく、医療崩壊を防ぐため、行えるPCR検査数が少ないためにとった戦術です。クラスターをつぶすのは大事なことですが、更に風邪症状を訴える方全員に検査をして、陽性者を全て隔離した方が感染は広がりにくくなります。(もちろん医療崩壊を起こしていない前提です)


優れた医療の成果だ、という理由は素晴らしいことであり、重症者数や死亡者数の低減に役立つと思います。しかし、感染者の増減に関しては何の意味も持ちません。感染して病院に行くのであり、感染を広げるのは病院に行く前段階だからです。



検査数が少ないから?

結局、たどり着くのは検査数が少ないから?

しかし、検査数は少なくても重症者や死者の数は変わりませんよね。この数字も増えていないので恐らくそこそこ検査していない感染者はいたものの、現在のように爆発的増加は起こっていなかったと思わざるを得ません。


しかし、4月10日現在、東京都の感染者数は1705名、そのうち重症者数は31名となっています。計算すると重症者の割合は「1.8%」という驚異的な少なさになります。よって、検査数が少なくても重症者、死者数の割合が少なすぎるので気が付かなかったという推測もできます。


よって、単純に検査数が少なかったからと考えるのはあながち間違っていないと結論付けることができます。


肺炎による死者を検査していないではないかという意見も

こちらもよく聞かれる意見です。肺炎による死者をPCR検査していない。よって、新型コロナウイルスによる死者はもっといるのではないかという推測もできます。しかし、これはいくら何でもないと思います。医師はそれほど無能ではありません。新型コロナの症状は特異であり、重症化した時の症状で疑いがあるかどうかわかると思います。よって、その段階で検査は行っている(全てではないと思うが)と思います。よって、多少の誤差はあるものの、新型コロナ感染による死者数は信用できると判断できます。



最近出てきたのがBCGやすでに免疫を持っているという論調

最近騒がれているのがBCGを摂取していることにより、新型コロナへの耐性が上がっており、それによって感染者及び重症者、死者が著しく低いという論調。


また、新型コロナには症状が軽いS型と感染力及び症状が重くなるL型とがあるといわれています。日本には先にS型が広まり、後になってL型が流行っているという仮定がなされており、それによってコロナによる免疫がある程度備わっている状態でL型の感染が起きている、よって重症者が少ないと仮定されています。


2つとも信ぴょう性が高い感じはしますが、いずれも空想の世界なので「よくわからない」というのが現段階ですね。これを信じて油断するというのは絶対にやってはならないことだと思います。




ということで結論



以上の情報を総合的に考えて「なぜここに来て感染者数が増加しているのか」について結論を出したいと思います。


一つは検査数の問題が大きい。これはもっと突き詰めて考える必要がありますが、日本人は圧倒的に重症者率が低いというのがデータ上から見て取れます。よって、検査数が少なくても重症化する人が少ない=死者数が異常なほど少ないとなり、結局、検査しなくても死者数が爆増しないので、単純に重症者、死者数から逆算して感染者数を予想することはできにくい(他国のデータと比較できなかった)ということになります。よって検査数が少ない=感染者数が少ないと予想することができます。


更に、これは先ほど否定しましたが、肺炎による死者に関して急速に悪化して死亡したという場合には恐らく検査はしていない例もあると思う(特に3月中旬より前)(コロナの場合は急速に悪化することがある)ので、実際のコロナの死亡者数はもう少し多い可能性があるという考え方もできるので、現在発表されているコロナによる死亡者数はもう少し増えるのかもしれません。(しかし先ほど否定した通りそれほど大きな乖離はない)


ここに来て爆増しているのは単純に検査を行うようになったからというのが答えなのではないでしょうか。



ではなぜ日本人は重症化しないのか?

これが一番気になりますね。BCGなのかもしれません。または欧米のように挨拶でキスをしない、お茶を飲む習慣がある、マスクの徹底、バカでかい声でしゃべらない(エアゾルや飛沫を吸い込む確率が低くなる)、潔癖症の人が多い、健康な人が多い(健康に気を使う人が多い、医療にて適切に治療がなされている)、肥満が少ない、土足ではないので清潔、日本食の健康効果などの習慣が要因になっているのかもしれません。


しかし、以上の過程でも説明できないのが高齢者や基礎疾患をお持ちの方の感染、死者数が少ないこと。もし検査数が少ないだけであれば免疫が低下している高齢者の感染が爆発するはずですし、そうなれば重症者数も増えるはずです。それをも覆すほどBCGや生活習慣によって免疫が活性化している?どうでしょうか。


「感染者数は検査していないので増加しなかった。しかし、それほど爆発的な感染が起きているわけでもなかった(S型だったので)。そして今、本格的な爆発的感染が起きている(L型)が、日本人の免疫は何らかの要因によってコロナを抑えている(これから広がる、重症化が増す危険性がある)。しかし、感染爆発が本格化すれば免疫が低下している高齢者や基礎疾患を抱えている方々が重症化して医療崩壊を起こす可能性がある」というのが一番しっくりきますかね。


中国人が日本にて広げた新型コロナの多くはS型であり、重症化率並びに感染率が低かったという仮定も何となく合っている気がしますね。


最後に気温や湿度の問題も少なからず影響があるようです。欧米は気温と湿度が低く、アジアはそれに比べると高い傾向があるので感染者が少ない、重症化しにくいという関連性が指摘されています。とはいえ、今のブラジルの状況をみていると「ほんとに関係あるのか?」と疑いたくなりますが。


忘れてはならないのが、日本人は免疫が高い仮説がありますが、医療崩壊を起こすと重症者数及び死者数も増加して、仮説があっさりと崩れ去る可能性もあります。よって絶対に油断してはなりません。







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