あなたの風邪に市販(漢方含み)の風邪薬が効かない理由
こんばんは^^迷走台風があるおかげで不安定な天候となっているここ鹿嶋市です。今日から来週いっぱいまで雨模様の天気が多くなるという予報がでています。豪雨なども心配されていますので、お出かけの際は天候に注意するようにしてくださいませ。
さて本日のブログは「あなたの風邪に市販(漢方含み)の風邪薬が効かない理由」というお題になります。
✅あの人は葛根湯が効くと言っているのに、全く同じ症状でも私には効いてくれない…
✅何を飲んでも効かずにいつも風邪が長引いてしまう…
✅市販の風邪薬(漢方を含み)は症状は多少緩和するけど、結局飲まないと戻るし、治癒までの時間は変わらない…
など、市販の風邪薬に対して不満をお持ちの方がいらっしゃいます。
今回のブログはその理由についての考察になります。ぜひ最後までお読みくださいませ。
理由として考えられるのは病原体の種類、そして体側の原因

たまたまその時だけ、というならばあまり関係ないかもしれませんが、何度も効かない…、風邪自体がとても長引くという場合には何かが関係しているかもしれません。
その理由を申し上げる前に、「市販の薬は漢方薬も含めて、風邪の原因となっているウイルスや細菌に対して効果を発揮する抗ウイルス剤や抗菌薬ではない」ということを理解しておく必要があります。
あくまでも
✅くしゃみや咳、寒気、喉の痛みなどの風邪による症状を緩和させる
✅体を温める+血流を促進させることによって体温を上げるのをサポートする
という作用を期待して用いられています。
よって効果があると感じる場合は
✅症状を止めている間に、体(免疫)が原因となっているウイルスや細菌を排除した
✅体温上昇をサポートする漢方薬などで免疫活性のサポートが、原因となっているウイルスや細菌の排除に役立った
✅そもそも、体全体の免疫活性や上気道の機能が高い
という理由が考えられます。
以上を考慮した上で漢方薬を含んだ市販薬が、なぜ効果を発揮してくれないかを考察します。
◆市販の風邪薬が効果を感じることが出来ない理由
原因となっているウイルスや細菌の毒性が強い
ウイルスや細菌の曝露量が多い
上気道の状態が悪化している又は弱い
全身の状態がアンバランスになっている
順番に説明しますね。
①原因となっているウイルスや細菌の毒性が強い
少し前に流行した新型コロナウイルスが記憶に新しいですが、初期の頃は非常に毒性が強く、世界中で人の命を奪い、また現在でも多くの方が後遺症で苦しんでいます。このように毒性の強いウイルスの場合には、いくら市販の薬を服用し症状を抑えようとしても緩和されにくいことがあります。また治癒までの時間も長くなります。
②ウイルスや細菌への曝露量が多い
最初に体内へ入るウイルス量が多ければ、初期段階で感染する細胞やウイルス増殖の立ち上がりが大きくなり、免疫反応や炎症反応が強くなることがあります(必ずひどくなるという意味ではありません。そうなることがあるという意味です)。当然ですが、その場合、症状が強く出ますので①と同じ状況が作り出されるので、薬が効きにくい状況となります。
※ウイルスを多く含む空気や飛沫を、近距離で、長時間、換気の悪い環境で吸い込むと曝露量は増えやすくなります。
③上気道の状態が悪化している又は弱い
上気道の状態が悪い人では、市販の風邪薬で症状を抑えても炎症や粘膜機能の問題そのものが残るため、「薬が効きにくい・症状が治りにくい」と感じることがあります。たとえば、もともと鼻炎・副鼻腔炎、粘膜の乾燥、気道過敏性などがある場合では、元々上気道の状態が悪いため、風邪を引いた際に粘膜の炎症や浮腫、分泌物が増えやすくなるために、鼻づまりや鼻水、喉の痛み、咳などの症状が強くなることがあります。よって、風邪薬で一時的に症状を抑えても炎症や粘膜の回復には時間がかかるので「薬が効かない」「風邪が長引く」と感じることが増えてしまいます。
④全身の状態がアンバランスになっている
小児のように心身が未熟であったり、高齢者のように心身全体の機能が低下している、各種慢性病による免疫の低下などによる全身的な機能低下、さらに寝不足や過労、ストレス、食事のバランスが悪い、冷え、暑熱による衰弱、過度の飲酒などによる一時的な心身の活性低下などのアンバランスが生じることがあります。こうした状態では感染に対する防御や回復に影響が生じ、風邪をひきやすくなったり、回復に時間がかかったりする可能性があります。その結果、市販薬を使っても「効きにくい」「なかなか治らない」と感じやすくなります。
勘のいい方はお分かりだと思いますが、以上は市販の薬や漢方薬を服用して効果を得られないのはもちろん、「何をしても、しなくても治りにくい」状況といえます。
よって、市販薬そのものの問題だけではなく、①~④のような病原体側・身体側の条件によって、薬が効きにくいと感じている可能性もあります。
では、風邪が治りやすい状態にしておくにはどうしたらいいのか

今までの説明と逆のことをするというのが「風邪薬を効きやすくする」秘訣になります。
具体的には
症状が強くなりやすい感染症が流行している時は、人混みや人との接触をなるべく避ける
風邪に感染している人との濃厚接触を避ける
鼻炎や副鼻腔炎、喘息など上気道・気道に問題がある人は、普段から治療・管理して状態を整えておく
体調を良好な状態にしておくことをこころがける
順番に説明しますね。
①症状が強くなりやすい感染症が流行している時は人との接触をなるべく避ける
少し前に騒がれた新型コロナウイルスなどの毒性の強いウイルスや、インフルエンザなどの症状が強くなりやすい感染症が流行っている時は、なるべく人ごみや人との接触を避けることが対策法になります。
こちらは薬が効く効かないではなく、場合によっては命に関わることがありますので、特に初期のコロナウイルスのようなウイルスが流行している時は、人との接触を極力減らすことがとても大事な対策法になります。
②風邪に感染している人との濃厚接触を避ける
風邪の原因となるウイルスや細菌への曝露量が多い状況では、体力がしっかりしている人でも感染が成立しやすくなったり、症状が強くなったりする可能性があります。よって、なるべく感染している人との接触を減らすようにします。
同時に換気や手洗いなどを心がけ、症状が出ていない感染者からの曝露も含めて、病原体を取り込む機会を減らすことも意識しましょう。
③鼻炎や副鼻腔炎、喘息など上気道・気道に問題がある人は、普段から治療・管理して状態に整えておく
鼻炎、副鼻腔炎、喘息など気道に持病がある方は、普段から適切に治療・管理し、できるだけ良好な状態を保っておくことが対策になります。
④体調を良好な状態にしておくことをこころがける
日常生活において、規則正しい生活を送ることや、過労対策をすること、たっぷりの睡眠、バランスの取れた食生活、禁酒や禁煙、適度な運動、持病の適切な治療や管理などを行うことで健康状態を維持することは、風邪への抵抗力を向上させることに繋がります。
特に睡眠にはエビデンスがあり、短時間睡眠の人ほど実験的にウイルスへ曝露した際の風邪発症率が高い研究があります。
以上、風邪が流行しているようなのでこのようなブログを作成しました。
「それって風邪薬が効かない理由というより、単に風邪が治りにくい人の原因では?」と思った方。鋭いです(笑)。まさに今回お伝えしたかったのはそこです。薬だけの問題ではなく、病原体側と身体側の条件によって「薬が効かない」と感じているケースもある、ということです。
体側のアンバランスを整えるのは漢方が得意です。もし、風邪を引きやすい、風邪が治りにくいというお悩みがある方は、漢方にて改善できることがありますのでぜひご相談くださいませ。
良い週末を^^
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