「人に会いたくない」という変化から分かる心身の状態
- みやわき健康薬局 宮脇 崇
- 5 分前
- 読了時間: 7分
こんばんは^^急に蒸し暑くなりましたね。この暑さによってか、愛犬の福ちゃんが散歩にて近道に誘導する頻度が増えました。まー、暑いんでしょう。人間も同じです。調整しながらうまく暑さに慣れていくようにしましょう。
さて、本日は「人に会いたくない」という変化から分かる心身の状態というお題でブログを書いてまいりたいと思います。
「人に会いたくない…」
このように思うことは誰にでもあります。
私なんてしょっちゅうあります。接客業失格ですが、会いたくないというよりは、スーパーなどでも知り合いと合ってもそそくさと身を隠してしまうこともあります。(知り合いさんすみません)
人と会いたくないと聞くと、何となく「病んでるのかな?」と思う方がほとんどだと思いますが、私のように特に心身は平常運転なのですが、会いたくないという人もいます。
今回はどのような違いがあるのか、そしてなぜ会いたくないという感情が出て来るのかについて分かりやすくご説明させていただきます。
人間の性格は「内向型」「外向型」「グラデーション型」に分かれる

人の性格はあまり関わりたくなく一人で何かを考えるのが大好きな内向型、逆に根っから明るく人と接するのが大好きな外向型、そして「内向型」と「外向型」のちょうど中間に位置し、状況に応じて両方のスイッチを切り替えられる「グラデーション型(心理学では両向型/アンビバート)」という3種類に分かれます。
実際には内向型と外向型の2つよりも、その時々の状況によって適切に変化するグラデーション型が多くなっています(約6割はグラデーション型)。
内向型は敏感なので刺激をなるべく入れないことによって状態を維持し、外向型は刺激に対する反応性が乏しく(ドーパミン受容体の感度が低い)刺激を取り入れる(人と会う・活動する)ことによって心身のバランスを保つという違いがあります。多くの人(全体の6割)はグラデーション型で内向型と外向型の中間に位置し、状況に合わせてスイッチを切り替えながらバランスを取っています。
✅内向型の特徴
「一人の時間」が最大のエネルギー回復源
「深く考えてから行動する」慎重派
「狭く深い」人間関係を好む
聞き上手で、観察力・分析力に優れている
刺激に敏感で、人が多い場所にいると何もしてないのに疲れてしまう
✅外向型の特徴
「人と会う・活動する」ことが最大のエネルギー源
ウジウジ悩む前に「まず動く!」
誰とでもすぐ仲良くなれる「人脈の天才」
人が大好きなんだけど、人の気持ちには鈍感
「新しいこと」や「イベント」が大好き
✅グラデーション型の特徴
一人でもみんなでも両方とも楽しめる
相手にテンションを合わせる「カメレオン人間」
「浅く広く」と「深く狭く」のバランスが絶妙
「行動力」と「慎重さ」をあわせ持つまとめ役
その時の気分や体調によって行動が変化する
※以上の3つは取りあえず分けているだけであり、実際には明確に分かれているケースは少数派で、多くの場合はいろいろな面を持ち合わせていることをご理解ください。
タイプによって「誰にも会いたくない」と思う時の状況が異なる理由と対策

◆内向型の人の場合
冒頭で私の例をあげた通り、内向型の人は最初から人に会いたくありません。なので人に会いたくない=異常な状態ではないケースもあります。とはいえ、それは程度によって異なります。いつもは問題ない家族、友人、会社の同僚などとも会いたくない、顔を合わせなくない(髪形が変だからなど特別な理由がない限り)といった場合は、「脳が刺激過剰でこれ以上刺激を入れたくない」という状況の可能性が高いです。
内向型の人は敏感+いろいろなことを考えまくっていることが多いので、常に頭の中はいっぱいいっぱい。その状況の時にストレスや仕事が増える、寝不足があるなどのイレギュラーなことがあると、それだけでキャパオーバーになるので「人に会いたくない」という状況になります。
このようにちょっとしたイレギュラーにて人に会いたくないという状況になるのが特徴ですが、続くと心身に影響が及びやすく、慢性疲労や食欲不振、不安症などを呼び込みやすいので早期に対策しなければなりません。
対策は、ちょっとしたイレギュラーでキャパオーバーになりやすいため、まずはスマホの電源を切るなどして「外部からの刺激をシャットアウトする時間」を強制的に作りましょう。誰の目も気にせずに頭の中の雑音を減らすことで、本来の脳の健やかさを取り戻せます。
◆外向型の人の場合
外向型の人は刺激に対する反応性が低い(自分の脳が刺激を作り出さないというのもある)というのがあるので、人間関係や行動によって刺激を入れることにより心身を活性を保っています。なので「人と合う」という行為を常に求めています。このタイプはストレス状態の時も人に話を聞いてもらって発散するというスタイルです。
以上のような傾向にある人が「誰にも会いたくない…」という状況になるのはかなり重症な証拠。もちろん、寝起きであったり、ストレスを受けた後だったり、ひどく疲れていたりなどの時は別。あくまでも普通の状態にて、例えば会社などで誰とも話をしなくないというのであれば、ストレスなどで心身がひどく疲弊している証拠です。
対策は「ひどい寝不足」「体調不良」「ショックな出来事」など、エネルギーを底なしに奪っている根本原因を特定して対策してください。無理に人と会ってエネルギーを足そうとせず、まずは脳が自己防衛モードを解除できるよう、心身を完全に休ませることが最優先です。
◆グラデーションタイプの人の場合
グラデーションタイプの人は、状況やその日のエネルギー残量に合わせて内向型と外向型のスイッチを器用に切り替えながらしなやかにバランスを取っています。このタイプが「誰にも会いたくない、一人になりたい」と思う時は、「スイッチの切り替え(コントロール機能)が完全に狂ってしまっている」という状況のことが多いです。
グラデーションタイプの人は周りの環境や相手のテンションに自分を合わせる「カメレオン性」を持っていますが、これは裏を返せば「無意識に周りに気を遣い続けている」ということでもあります。そのため、仕事が忙しかったり、人間関係のトラブルが続いたりして「内向・外向のボリューム調整」がうまくいかなくなると、自分の現在地が分からなくなり、突然バッテリー切れを起こして「誰とも話したくない」という状況に陥ります。
対策はバランスが崩れて心が迷子になっている状態なので、まずは「今は内向型モード(引き算)で過ごす期間だ」と自分で期間を決めて、あえて一方の極に振り切ってみるのが効果的です。自分の心地よいボリュームつまみの位置を少しずつ探り直すことで、自然と本来のしなやかな調整能力が戻ってきます。
漢方薬による対策はその人の状況によって異なります。
基本的には心身が興奮、緊張状態にある時は沈静化させる(柴胡加竜骨牡蠣湯、抑肝散加陳皮半夏、加味逍遙散など)、疲弊してしまっている場合は心身の機能やエネルギーを補う(帰脾湯、六味丸、シベリア人参など)、不均衡な状態になっている場合には調整する(逍遥散、柴胡桂枝乾姜湯、桂枝加竜骨牡蛎湯など)という対策法になります。
今回の内容は「やや無理やり分けた分類」になりましたが、おおよそこのような傾向に分かれ、それぞれに応じた対策法を考えていくという方向でいいと思います。ぜひ参考にしてくださいませ。
最後に私のことですが、当店にてお客様とお会いするのは全く嫌じゃないですよ。もちろん大歓迎なので用事がなくてもご来店しまくってください。お待ちしております。
よい週末を^^
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