• みやわき健康薬局  宮脇 崇

保存版!精神疾患の改善に用いる漢方薬

更新日:8月7日


こんばんは^^相変わらず暑い日が続きますね。気温も高く暑いですが、オリンピックの方も熱いです。この暑さで心身が興奮気味になってしまいますが、あまり興奮すると逆に体が弱る原因になるのでクールダウンも忘れずに行いたいですね。



さて、今日は「保存版!精神疾患の改善に用いる漢方薬」というお題でご説明していこうと思います。


今までも何度も同じような内容の記事を書いてきましたが、今回は、より分かりやすく素人の方にも分かるような内容でご説明したいと思います。



まず、精神疾患が引き起こされるメカニズムの説明です

今回は特に精神的に問題なかった方が、何かしらの原因で器質的な要因ではなく、精神的バランスを崩したケースについてご説明します。


✅精神疾患が引き起こされる原因でよくある事項

  • ストレス

  • 過労(寝不足含む)

  • 飲食の不摂生

  • 孤独

  • 各種病気や薬の影響


これら影響によって心身のバランスが崩れます

自律神経が乱れ、交感神経または副交感神経が優位な状態が続きます。


✅交感神経が優位な状態

  • 動悸

  • 食欲不振

  • 胸のザワザワが続く

  • 不眠

  • のぼせ

  • 常に緊張感がある


✅副交感神経が優位な状態

  • だるい

  • やる気が出ない

  • 今まで面白かったことが面白く感じない

  • すぐに疲れる

  • 朝起きられない

  • 過眠傾向

  • 便秘



以上のような自律神経がアンバランスが状態が続くと、心身の疲れや活性低下といった症状が慢性化します。


✅交感神経が優位な状態が続くと

動悸や不眠などの緊張感が続く

↓  ↓

ずっと走っているのと同じ状態になるので身体が疲れる

↓  ↓

脳及び五臓、筋肉の疲れ

↓  ↓

交感神経を維持することができない

↓  ↓

脳及び五臓、筋肉の機能が低下。全身のエネルギー枯渇

↓  ↓

やる気が起きないなど「うつ病」の症状が出る

この時、緊張しやすいなどがある体質の人は過敏症(パニック障害)が出ることも



✅副交感神経が優位な状態が続くと

過労や寝不足、孤独などによって副交感神経優位の状態が続く

↓  ↓

だるい、やる気が出ないなど過度のリラックス状態が続く

↓  ↓

休めば戻るが休めない状態が続くと心身が消耗していく

↓  ↓

交感神経(体を緊張させる)ことができにくくなる

↓  ↓

やる気が起きないなど「うつ病」の症状が出る

この時、緊張しやすいなどがある体質の人は過敏症(パニック障害)が出ることも




漢方による改善法

✅初期に交感神経が優位となっている状態

不眠や食欲不振、胸のザワザワ感、一日中緊張しているなどの症状がある時は脳の興奮を緩和させる漢方薬が適応になります。

  • 抑肝散加陳皮半夏

  • 柴胡加竜骨牡蠣湯

  • 加味逍遙散

漢方薬を服用すると共にストレスから遠ざかりなるべくリラックスすることも行うようにします。



緊張状態が続いた後、起きられない、疲れやすい、好きなことをしていても楽しくないなどの症状が出てきた場合には

  • 逍遥散

  • 加味帰脾湯

  • 桂枝加竜骨牡蛎湯

  • 婦宝当帰膠

などでケアします。ストレスから遠ざかり、心身を休めるよう心がけます。

この時、胃腸症状が強い場合には六君子湯などの胃腸薬、動悸など心臓に不安がある場合には苓桂朮肝湯、だるさや下腹部の張りなどの肝機能に問題がある可能性がある場合にはシベリア霊芝といった個別の対応を行うようにします。


心身の消耗が激しく、欲求の消失(食・性・お金など)、自殺願望、神経が過度に敏感になる、特に何もないのに急に不安になる、興奮するなど自分を制御できない、過度の痩せ、風邪をひきやすい、慢性的なめまいなど、脳やホルモン、生殖器、免疫系などの機能低下が見受けられる場合には補腎という治療法になります。

  • 六味丸

  • 杞菊地黄丸

  • 知柏地黄丸

  • 参茸補血丸

  • 鹿茸活腎精

  • シベリア霊芝

  • 補中益気湯

使い分けですが、十分に食べられている場合(ふくよかな場合)は気血がそれなりにある状態なので気血を補う薬味があまり入っていない六味丸、杞菊地黄丸、知柏地黄丸が適応になり、痩せ、食べられない、不安感が強いなど気血が虚している場合には気血及び補腎作用のある参茸補血丸、鹿茸活腎精(場合によっては補中益気湯をプラス)を用います。シベリア霊芝は比較的軽度の場合や他薬との併用、肝臓への配慮を求めるときに使います。


基本的に緊張状態が消失していれば精神を落ち着ける漢方薬(最初にご紹介した抑肝散や柴胡加竜骨牡蠣湯、加味逍遙散)を併用する必要性はありませんが、症状が残っている場合には併せて服用するようにします。


日常生活では仕事や勉強などの交感神経刺激と休養の副交感神経刺激のバランス、メリハリを重要視していくようにします。





✅初期に副交感神経が優位になっている場合

こちらの場合は神経が高ぶっているのではなく、過労や寝不足、孤独などによって心身が疲れてしまっているのが原因なので、脳神経を刺激して全身を活性化させるという方法を用いるようにします。

  • 補中益気湯

  • 苓桂朮甘湯

  • 冬虫夏草

  • 人参養栄湯

  • 婦宝当帰膠

などの漢方薬を初期の症状改善に用いると共に、なるべく心身を休めるということを心がけるようにします。食事は栄養価の高いものを積極的に食べるようにします。この時、胃腸症状が強い場合には六君子湯などの胃腸薬、動悸など心臓に不安がある場合には苓桂朮肝湯、だるさや下腹部の張りなどの肝機能に問題がある可能性がある場合にはシベリア霊芝といった個別の対応を行うようにします。



状態が長引いて、先ほど交感神経が優位になっている状態の時にご説明した「脳やホルモン、生殖器、免疫系」の機能低下が出てきた場合には同じように

  • 六味丸

  • 杞菊地黄丸

  • 知柏地黄丸

  • 参茸補血丸

  • 鹿茸活腎精

  • シベリア霊芝

  • 補中益気湯

などの補腎薬を用いて改善するようにします。


日常生活も先ほどと同じで、仕事や勉強などの交感神経刺激と休養の副交感神経刺激のバランス、メリハリを重要視していくようにします。



病の進行は緊張又は過労から始まり、長期化するほど重要な場所へ進行する

初期は過度の緊張又は過労から始まります。


その状態が長引くと体のエネルギー状態低下及び元気(脳の興奮)の抑制が生じます。


更に長引く又は消耗が激しいと、脳の機能及び各種ホルモンの分泌、全身の細胞分裂が悪くなるなどの症状が引き起こされ、やる気が起きない、楽しくない、欲求が全て消失する、足腰がだるくめまいがする、極度の過敏症になるなどの症状が出るようになります。


気持ちを安定させたりやる気を出したりするモノアミンと呼ばれる神経伝達物質が合成されにくくなることや、内臓及び各種ホルモン、全身の代謝が低下することが要因です。機能面、栄養面共に低下して全身がトーンダウンします。


ご説明したように、漢方療法では、初期には単純に緊張している場合は緊張を抑える、疲れている場合には元気にするものが適応となり、少し長引いて心身の疲れや内臓の機能低下、代謝の低下→エネルギーの不足などが生じている場合には元気と血を足すもの、更に長引いて脳やホルモン、全身の細胞の機能低下が生じて、明らかな精神疾患を発症している場合には補腎薬と呼ばれる細胞分裂及び水分代謝を助けるものを使うようにします。



お悩みの方、特に長期的に患っていて完治しない…という場合にはぜひ漢方療法をお試しくださいませ。










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