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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

足がつる…という人が急増。暑くなると増える足のつりの対策法とは

こんばんは^^朝からピーカンで素晴らしいお天気となりましたここ鹿嶋市です。暖かく代謝が高くなると時間の経過がゆっくりになるみたいです。逆に寒くて代謝が落ちていると時間の経過が早く感じるという関係性が。面白いですね。



さて、今日は「足がつる…という人が急増。暑くなると増える足のつりの対策法とは」というお題でご説明していきたいと思います。



皆さん足のつり大丈夫ですか?

このところ、当店にて急増しているのが「足のつり」によるご相談。今のように急に暑くなると毎年増える相談内容となります。今回はその対策法についてご説明します。




暑くなると足がつる理由

暑くなると足がつる理由

  1. 暑さによる筋肉の疲労

  2. 汗や胃腸の弱りによる栄養不足

  3. 冷房による冷え

  4. アルコールやカフェインの影響

  5. 暑さによる血流障害

順番に説明しますね。


①暑さによる筋肉の疲労

筋肉は発熱する場所なので、行動すると発熱します。その熱と外気の暑さが相まって筋肉には熱がこもりやすくなります。筋肉に熱がこもりやすい状況だと筋肉は疲労しやすくなり、結果、痙攣を起こしやすい状況となります。


冷やし過ぎはNGですが、運動などで熱を持っている時は適度にアイシングすることで熱による疲労を改善できます。適度な水分摂取や休養も大事になります。


漢方薬では清暑益気湯や牛黄などが適応になります。



②汗や胃腸の弱りによる栄養不足

汗を多くかいたり、冷たいものの摂取により胃腸が弱っていると筋肉が正常な状態を維持するために栄養素が足らなくなってしまいます。足らなくなると筋肉が正常なパフォーマンスを維持することができなくなるので足がつってしまいます。


対策はこまめに水分を摂取すること、栄養バランスのいい食事を心がけること、胃腸のダメージとなる冷たいものの過剰摂取や一気飲みはしないようにすることなどが大事になります。


漢方では芍薬甘草湯や麦味参顆粒、六君子湯、人参湯などが適応になります。



③冷房による冷え

先ほどアイシングした方がいいと申し上げましたが、冷やし過ぎもまたNG。特に寝ている時は負荷が掛かっていないので筋肉も冷めてます。その時に冷房などで冷やしてしまうと、血流が悪化して足がつってしまう原因に。


対策はプールなどに入って体を冷やし過ぎないこと。冷房の温度を調整して体を冷やし過ぎないことが大事になります。入浴にて適度に体を温めるようにするといいかも。


漢方では桂枝湯や黄耆建中湯などが適応になります。



④アルコールやカフェインの影響

アルコールやカフェインは利尿を促進させます。考え方を変えたら脱水を助長させてしまうということに。なので摂りすぎや脱水気味の時に摂るのはおすすめできません。脱水状態になると血流が悪くなることや筋肉の動きを悪化させるので筋肉がけいれんを起こしやすくなります。


対策は飲まないこと。柔らかく言うと摂りすぎないようにすることです。特に日焼け後は心身が熱を持ち脱水傾向にあるのでなるべく摂らない方がいいでしょう。


漢方では芍薬甘草湯や炙甘草湯などが適応になります。



⑤暑さによる血流障害

暑いと体内の熱を体外に逃がそうと血管が拡張します。ある程度の拡張は血流を活性化させますが、拡張しすぎると血流が悪くなります(筋肉も弛緩して更に悪化させます)。血流が悪化すると筋肉が栄養失調となり痙攣しやすくなります。


対策は暑い場所を避けること。普段より筋肉を鍛えて強化しておくなどが大事になります。


漢方では補中益気湯や田七人参が適応になります。




以上、暑くなるとなぜ足がつりやすくなるのかについてご説明しました。足のつりには芍薬甘草湯といわれていますが、実際には以上のように、症状や体質によって使い分けるのが本当の漢方薬の使い方になります。以上にご紹介した漢方薬は適応になりやすい、というだけで、実際の相談では「体質」を考慮するのでもっとたくさんの漢方薬を用いて改善に役立てています。なので、お悩みの方はぜひ漢方の専門家にご相談ください。みやわき健康薬局では随時、リアル相談、ネット相談を行っております。





ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」で検索してメッセージ下さいませ




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