納豆などのネバネバ食品は胃もたれの原因になるの?
こんばんは^^朝からスッキリ快晴!めちゃくちゃ気持ちのいい一日となりましたここ鹿嶋市です。9月が雨ばかりだったということもあり、晴れの日の気持ちよさがより一層際立っているように感じます。
さて、今回は「納豆などのネバネバ食品は胃もたれの原因になるの?」というお題でブログを書き進めてまいります。
皆さん納豆やヤマイモ、オクラなどのネバネバ食品はお好きですか?
私は納豆が大好きでほぼ毎日のように食べています。
いつ食べても美味しいと感じ、飽きません。納豆に愛情も感じています。
そんな納豆に「胃もたれする原因になる」という情報が流れてきたので、その情報が本当かどうかについて徹底的に調べ上げてみました。
今回はその真偽についてご紹介させていただきます。
結論から申し上げると「条件によっては可能性がある」

納豆大好きな私としてはあまり認めたくないことですが、納豆が胃もたれの原因になることは、条件によってはあり得ると考えています。
その根拠になるのが「ローカストビーンガムの研究(2003年)」「ペクチンの研究(2014年)」になります。
これらの研究では粘性食物繊維を主成分とする製品やペクチン(ゼリー状になる成分)を混ぜた群は混ぜてない群と比べて「胃からの排出時間を遅らせた」ということが明らかになっています。
つまり、胃から小腸への移動が遅延する可能性があるということになります。もちろん、こちらの研究を完全に信用している訳ではありません。研究の規模が小さく、また逆に通過が早かったという研究があるからです。
では間違いなのか?というとそうも考えられません。
違う研究では、白米だけを食べるより、納豆と一緒に食べた方が血糖値の上昇が抑えられ、さらにネバネバ成分であるγポリグルタミン酸が多いほど、上昇抑制効果が高かったということが分かっています。
即ち、食物繊維だけでなくネバネバ成分による血糖値上昇が抑制されているということなので、小腸への移動時間が遅延又は吸収が遅れている可能性があると捉えることができます。
以上から納豆を始めとしたネバネバ食品は「胃もたれさせる可能性がある」といえます。
でもこれは、あくまでも正常の範囲内である可能性も

先ほどのデータだけでは、本当に納豆を始めとしたネバネバ食品が胃もたれを起こしやすい食品かどうかの評価はできません。
何故かというと、胃排出の遅延がどの程度胃腸に悪影響を与えているか分からないからです。通常、白米と食物繊維(野菜)やたんぱく質(肉や魚料理)を一緒に食べると消化がゆっくりになります。
しかし、ゆっくりになるからといって、それが胃もたれにつながるかどうかについては分かりません。実際にそれが胃もたれになるというのならば、我々人類は毎日、毎食において胃もたれしまくっているはずです。
実際にそうなってはいないので、「消化がゆっくりになるものの、誰もが胃もたれを起こすということではない」というのが答えになります。
以下のような研究があります。
2003年のFrostらの研究では、同じパスタ料理を基準に比較して
サイリウム1.7g→胃排出に統計学的に有意な変化なし
油脂30g+プロピオン酸ナトリウム3g→胃排出が有意に遅延(p<0.002)
という結果でした。したがって、この条件では、サイリウムというネバネバした食品よりも、油脂などを加えた食事の方が、胃排出を遅らせる作用が明確に認められたということになります。
脂っこい料理の方がよっぽど胃もたれを引き起こすということですね。
事実、どの視点で見ても納豆については「消化がいい食べ物」に分類されている

日本中医食養学会編著の『食物性味表』を引用した薬膳協会の資料では、納豆は「健脾・補気・寛中」という胃腸の働きを助け、リラックスさせるという記述で紹介されています。
山芋も「補脾益気・養陰・脾胃虚弱」という胃腸の働きを助ける食材として取り上げられています。
また、現代医学でも、納豆が一般的に消化不良や胃もたれを引き起こす食品とは位置づけられていません。むしろ、納豆は消化を助け、腸の働きを整える食品という位置づけとなっています。
札幌医科大学附属病院の2023年6月の資料でも、ひきわり納豆は消化しやすい食品に分類されています。
✅まとめると
一般的には、納豆は胃もたれしやすい食品ではなく、比較的消化のよい食品として扱われています。
理由は次の3つです。
1. 発酵によって消化性が改善する 納豆菌の働きで大豆タンパク質の一部が分解され、消化されやすくなります。
2. 病院の消化のよい食品一覧にも掲載されている 国立がん研究センター東病院の栄養指導資料では、納豆は消化のよい食品に分類されています。
3. 胃もたれを起こしやすい食品という医学的な位置づけはない 脂質の多い料理などと異なり、納豆が一般的に胃排出を遅らせるという根拠は確認できません。
まとめ

実際にどうなのか?については、データがありませんので私の考えでまとめます。
実際にはその人の胃腸の強さや食べる量によると思います。
納豆やヤマイモなどの粘り気の強い食品は、程度の差があるものの、胃腸に対しては多少の負担があります。ネバネバしているので胃腸壁に張り付いて消化を邪魔するというのではなく、食材の粘性によって消化吸収が緩やかになり、場合によっては胃腸への負担になるという意味になります。
とはいえ、他の食品と比較すると消化が悪いという分類にはなりません。納豆で胃もたれするという方を見受けることは少ないですし、脂っこい料理の方が消化が悪いデータがある通り、自分の胃腸で比較すると圧倒的にあぶらっこいものの方が胃腸への負担が大きいです。
一方、生の食材は加熱による組織の軟化やデンプンの糊化が起きていないため、食材によっては消化に時間がかかることがあります。生のオクラやヤマイモなどは火を入れた同じ食材と比較すると消化が悪いことも考えられます。(発酵によって大豆タンパク質の一部が分解され、消化しやすい状態になっています)
要するに、特に胃もたれや下痢などの不調がないのであれば、ネバネバしているという理由だけで避ける必要はないでしょう。一方、食べるたびに胃もたれや腹部膨満感が出る場合には、量を減らす、調理法を変えるなどの工夫が必要です。症状が続く場合には、食材以外の原因も考えて医療機関に相談しましょう。
以上になります。よい週末を^^
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