男性更年期の症状改善に用いる漢方薬
- みやわき健康薬局 宮脇 崇
- 2025年9月12日
- 読了時間: 5分
こんばんは^^今日の最高気温は27℃。一雨くるたびに気温が下がり秋の気配を感じます。まさに一雨一度という感じとなっていますね。
さて、本日のブログは「男性更年期の症状改善に用いる漢方薬」という内容になります。
私自身が今52歳で男性更年期真っただ中という感じなのですが、症状としてはたまにめまい、確実に動作が鈍くなった、躓くことがあるなどの変化を感じています。
皆さんはいかがですか?
今回はさまざまある男性更年期の症状改善に役立つ漢方薬についてご紹介させていただきます。
まず、男性更年期の時期は女性のように一律ではないことを理解する

女性の場合はおおよそ45歳〜55歳 の間に閉経を迎える方が多いのに対し、男性の場合は時期が必ずしも一致しないという傾向があります。
その理由は、女性の更年期は閉経という明確な節目がありますが、男性にはそれがないため、発症時期や症状の出方に大きな個人差が生まれるからです。女性のエストロゲンは閉経前後に急激に減少しますが、男性のテストステロンは 40歳以降ゆるやかに低下。急激な変化がないため「発症時期」がはっきりしません。
要するに、更年期は「性ホルモンの急激な低下」によって引き起こされるのですが、女性は閉経によって性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少するのに対し、男性更年期の原因となる男性ホルモン(テストステロン)の変化は緩慢なので、おおよそ40代後半〜50代後半に多くみられるものの、早い人は30代後半から、遅い人は60代以降に出るというばらつきがあります。よって一律ではないということになります。
男性更年期は何が原因でどのような症状が出るのか?

原因は先ほども申し上げました「テストステロン」という男性ホルモンの分泌低下です。
加齢により、「子孫を残す」という最大の目的が終了するために、段々とその中心的な役割を果たしていたテストステロンの分泌の低下していくので、テストステロン低下による不快症状(男性更年期)が出るようになります。
✅テストステロンの働き
性機能維持
筋肉・骨の成長と維持
脂肪代謝の調整
全体的な活力や集中力
赤血球の合成
自信や積極性を高め、うつ症状を軽減
体毛を増やす
記憶力や判断力を高める(脳機能の維持)
挑戦する意欲や社会貢献への意識を促進
心臓の保護作用や、血清アルブミンなどの産生
血管の健康や血流の維持
主にこのような働きがあるのでテストステロンが少なくなると
精力低下
筋力低下
骨粗しょう症リスクが増す
肥満しやすくなる(顔や体が丸くなる)
集中できなくなる
貧血になりやすい
メンタルが弱くなる
体毛が薄くなる
物忘れが多くなる
野望がなくなる
心臓のトラブルが増える(動悸や不整脈など)
高血圧リスクが高まる
血流悪化によりだるさや関節痛、各種血管の病気などが増える
などの症状が出やすくなります。
✅店頭でよく相談を受ける内容
うつ傾向、やる気がでない
心身がだるく、肩こりや頭重感が辛い、疲れやすい
精力の低下、インポテンツ
足の冷え、足腰の弱り、関節痛
不眠、不安、焦燥感の増加
以上、男性ホルモンは様々な役割を果たらしているホルモンなので、それが不足すると数多くの不快症状が出現します。もちろん、誰もに出現する症状ではありませんが、多かれ少なかれ何かしらの症状は出るというのが現状です。
私自身もあまり大きな症状は出ていませんが、足腰が弱っているがために、軽いめまいやつまづきなどを感じているのだと実感しています。
男性更年期における不快症状を緩和させる方法

改善方法としては、まず日常生活にて男性ホルモンを適度に刺激することを意識することと、その人に見合った漢方薬を使うことをご提案させていただきます。
✅日常生活にてテストステロンを維持増加させるには
筋肉を適度に鍛える(ウォーキングやスクワットなどを適度に行う):筋肉を増やすとテストステロンも活性化
日光浴を行う(1日30分程度):(ビタミンDはテストステロンの合成を助ける+脳の活性)
栄養バランスを整える:タンパク質、亜鉛、ビタミンD、EPA・DHA、抗酸化物質などを意識
たっぷりの睡眠を過労対策:疲労が蓄積するとテストステロン低下につながる
ストレスから遠ざかる:慢性的なストレスはコルチゾールを増やし、テストステロンを下げる
飲酒量を減らす+禁煙:アルコールはホルモン代謝を阻害、喫煙は精巣の機能を阻害
新しいことにチャレンジ:心身及び脳の活性に有効
適度な性的刺激:定期的な性活動を行っている中高年男性は、そうでない人に比べてテストステロンの低下が緩やかという報告があります
漢方薬では何を意識するのか?
若い男性でも更年期以降の男性でも、テストステロンのほとんどは精巣で合成されます(副腎でも少し合成されます)。よって、精巣に働きかけて合成を促すことや精巣に悪影響を与える活性酸素を抑制するなどの方法を第一に考えます。それを踏まえた上で、次にテストステロンの代わりをする漢方薬(例えば血流を改善する漢方薬など)を使っていくことを考えます。最後に、男性更年期によって生じた症状を抑制する対症療法という行うことも行っていきます。
✅男性更年期に対して漢方治療は何を意識するのか
精巣の機能を維持向上させること
テストステロンの代わりを行ってくれる漢方薬を用いること
出ている症状を抑制する対症療法を用いること
の3点を考えて治療していきます。
①では六味丸、牛車腎気丸、杞菊地黄丸、亀鹿仙、鹿茸大補湯、冠元顆粒など
②は人参養栄湯、帰脾湯、麦味参顆粒、六味丸、牛車腎気丸、八味地黄丸、杞菊地黄丸、亀鹿仙、鹿茸大補湯、冠元顆粒、桂枝茯苓丸、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蛎湯、シベリア霊芝、加味温胆湯など
③は世に出ている漢方薬全てになります。
肝腎の効果の方ですが、個人的には十分役立つを感じています。
今回は以上になります。
男性更年期の症状でお悩みの方はぜひ漢方療法をお試しくださいませ。みやわき健康薬局では随時ご相談をお受けしています。ぜひご相談ください。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」で検索してメッセージ下さいませ



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