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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

意外に単純な例も。尿失禁の原因の一つ

こんばんは^^朝からめちゃくちゃ気持ちいい小春日和となったここ鹿嶋地方です。日中、半袖で気持ちよさそうに店の前をウォーキングされている方が印象的でした。本当に11月後半なのでしょうか?


さて、本日は「意外に単純な例も。尿失禁の原因の一つ」というお題で書いていこうと思います。


尿失禁と聞くと寝たきりのおじいちゃん、おばあちゃんを想像するかもしれませんが、薬局で相談に乗っていると特に高齢者に限ることなく、老若男女様々な方が悩んでいる疾患だということが分かります。


その原因として多いものとは。




多いのが「筋力の低下」

尿漏れ、尿失禁と聞くと、過活動膀胱などの病気が原因だと思われがちですが、意外に多いのが「膀胱括約筋の機能低下」です。


尿を我慢できるのは内尿道口周囲にある平滑筋が下腹神経に刺激されて緊張するからなのですが、筋力低下によって平滑筋に力が入らない状態になると、尿意を我慢することができにくくなるので尿漏れや尿失禁という症状が出やすくなります。


なぜ私が膀胱括約筋の機能低下が原因か分かるのかですが、筋トレをおすすめすると治るのをよく目の当たりにするからです。


筋力トレーニングと共に

・田七人参

・補中益気湯

・シベリア霊芝

・八味丸

・アミノ酸製剤

などをおすすめして効果を高めます。




膀胱括約筋の働きをトレーニングで高める方法

方法は

①仰向け横になり尿道と肛門を引き締める⇔ゆっくりと弛緩させるを繰り返すようにします

②スクワットを1日20回×3回程度行う

③ラジオ体操を行う

など、これらを適当にできる範囲で行うようにします。無理せず自分のペースで行うようにしてください。


これらトレーニングをすると共に、適当に体を動かすことや太陽光を浴びることを併せて行うようにすると効果的です。


また、筋肉を活性化させるには「栄養」が欠かせません。肉や魚、卵、乳製品、豆類などのたんぱく質をしっかり目に摂るように心がけましょう。


尿失禁を怖がるあまり、水分の摂取を極端に抑制する方がいらっしゃいますが、水分を節制してしまうと体が脱水に陥り危険です。特に高齢者になると脱水になりやすくなりますので、しっかり水分を補うようにしましょう。




更年期障害と尿失禁

尿失禁や尿漏れは更年期とも大きく関係しています。


✅更年期になると尿トラブルが起きやすくなる理由

  • 更年期になると心身のエネルギーが増えにくくなる

  • 炎症反応が抑制されにくくなる

  • エストロゲンが合成されにくくなるので細胞組織が弱くなる

  • 自律神経が乱れやすくなる

これら理由により、膀胱や腎臓、膀胱括約筋に問題が生じやすくなるので尿トラブルが起きやすくなります。問題解決には安易にエストロゲンを補うのではなく、「何が原因でトラブルが起こっているのか」を見抜き、女性ホルモンを足せばいいのか、又は筋力を高めたらいいのか、自律神経を調整した方がいいのか考えてから体質改善していくようにします。


安易に女性ホルモン様物質を摂り続けると、肝臓や腎臓への負担増大、がんへのリスク増大などのリスクがあるので、しっかり考えて使う必要があります。




ということで尿失禁、尿漏れの意外な原因についてご説明させていただきました。症状には必ず原因というものがあります。その原因を見抜き対処していくことで症状緩和へと導くことができます。お悩みの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。




ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINE 「takashi6897」でID検索してメッセージ下さい



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