こんばんは^^今日は朝から夏が戻ってきたような暑さとなりました。季節の変わり目は今日のように急に暑くなる日があるので注意が必要ですね。
さて、今回は「保存版!冷え性の改善に役立つ市販の漢方薬10選」ということでご紹介していこうと思います。
これからつるべ落としのように一気に気温が変化して寒くなっていきます。寒くなると気になるのが「冷え」特に女性の方に多いようですが、近年は男性でも冷えを自覚する方が多くなっているようです。その冷えの改善に役立つ漢方薬(市販品)をご紹介します。
保存版!冷え性改善に役立つ市販の漢方薬10選
①婦宝当帰膠(フホウトウキコウ)
まず体を温める+血液を増やす作用のある婦宝当帰膠という漢方薬です。女性が冷えを自覚する原因の一つとして「エネルギー不足」があります。エネルギーが不足していると必然的に熱を作り出すことができにくくなるので冷えを自覚しやすくなります。婦宝当帰膠を飲むことでエネルギーを増やすことができます。
✅適応になる方
貧血気味の方
食べてもあまり太れない方
虚弱体質で元気がない方
更年期以降で心身の活性が低下している方
②当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)
こちらも婦宝当帰膠同様にエネルギーが不足しているタイプです。婦宝当帰膠と異なるのが「利水作用のある生薬」が入っていることです。なので、貧血や更年期などでエネルギー不足になっている冷えにプラスして、むくみやめまい、胃もたれなどの水分代謝の悪化を自覚している方に適応になります。
✅適応になる方
貧血気味の方
胃もたれしやすい方
虚弱体質で更にむくみを伴う方
皮膚が弱く荒れやすい方
③八味地黄丸(ハチミジオウガン)
高齢者の冷えに用いる代表処方です。腎臓の働き(水分の調整、鉄を増加させる、血液の流動性を改善するなど)にプラスして体を温める生薬が配合されています。高齢者でなくても、極端なダイエット、出産、ストレスなどで消耗している人も適応になります。
✅適応になる方
心身の消耗が長期に及んでいる方
足腰の弱り+冷えを自覚している方
尿漏れや耳鳴り、目の弱りなどを自覚している方
冷え+心身の機能低下+血流の悪化を自覚している方
④参茸補血丸(サンジョウホケツガン)
基本的には八味地黄丸と同じですが、更に動物薬によって「細胞増殖効果」と「体を温める効果」を増しているという特徴があります。細胞増殖効果が高いので不妊症や老化による虚弱体質、過労やストレスによって弱っている方などに適応になります。
✅適応になる方
不妊症
過労やストレス、ダイエットなどによって心身の弱りが長期化している方
加齢による心身の弱り+冷え
栄養障害
⑤人参養栄湯(ニンジンヨウエイトウ)
「血液及び血液中の栄養素+食べ物の吸収代謝」を補う漢方薬です。人間の栄養は基本的に口から摂取するもので得られますが、それを吸収する胃腸や膵臓、体に使えるものに変える肝臓の機能がないと得られません。この漢方は栄養と内臓機能の向上と両方の効果を併せ持ちます。
✅適応になる方
胃腸虚弱があって太れない
貧血+虚弱体質
ダイエットやストレス、過労で心身が疲れている方
元気がない
⑥温経湯(ウンケイトウ)
血流改善、エネルギー補充、体液保持、そして体を温めるという沢山の効能を持った漢方薬です。無理なダイエットや更年期などによって心身が疲弊してエネルギーを生み出す力が低下している時に用いる漢方薬です。
✅適応になる方
手足や唇が火照る時がある
しもやけや主婦湿疹などに悩まされる時がある
虚弱体質+冷え+肌や喉が乾燥しやすい
下半身は冷えるけど顔はのぼせるという症状がある
⑦桂枝加苓朮附湯(ケイシカリョウジュブツトウ)
代謝が弱く皮下などに冷えと水分が停滞しているが故に強い冷え性や関節痛の改善に用いる漢方薬です。筋肉が弱いと水分が各所に停滞しやすくなります。その水分の停滞によって体表部が冷えて症状を作り出します。それを改善します。
✅適応になる方
むくみ+冷えを自覚しやすい
朝起きた時に手足がこわばる時がある
筋肉がや関節が痛む時が多い
水分を摂っている割には尿量が少ない
⑧当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)
エネルギー不足の方が冷える環境にいることで血流が悪化し、四肢の冷え、頻尿、筋肉の痙攣などを起こす症状の改善に用います。貧血やエネルギーの不足という体質がある方の強い冷えの改善に用います。
✅適応になる方
痩せて血色が悪い、肌のきめが粗い
末端部や舌の血色が悪く、青紫いろの変色を見ることがある
強い月経痛、月経が遅れることが多い
冷えが強くなりすぎるとめまいが生じることがある
⑨逍遥散(ショウヨウサン)
全身の緊張を緩和させてながら血流を改善するという処方です。ストレスや冷え刺激による神経刺激によって血流が悪化する、あるいは脳の興奮によって不快刺激を増幅させるといった時の改善に用います。
✅適応になる方
イライラや不安感など情緒が安定しない方
音や光、暑い、寒いなどの刺激に敏感な方
肩こりや首コリ、頭痛などを感じやすい方
顔はのぼせて足や手足は冷えるという方
⑩桂枝伏苓丸(ケイシブクリョウガン)
血液の流れを改善する働きのある漢方薬です。血液中の老廃物除去及び、血管の収縮抑制、筋肉の緊張抑制効果によって全身の血液の流れを良好にします。ストレスを感じやすい、運動不足、食べ物の偏りなどが原因で慢性的な血流悪化が生じている方に適応になります。
✅適応になる方
あざや肌荒れ、出血などが出やすい
関節の痛み、筋肉の凝り、痛みが出やすい
冷えのぼせ(顔はのぼせて足は冷える)の状態になりやすい
慢性的な頭痛、生理痛、頭重感がある
処方の決定はご相談下さい
以上がおおよそよく適応になる漢方薬になります。しかし、冷えに関わる体質や原因は十人十色でみな違います。よって、ご紹介した10処方が全ての人に当てはまるということではありません。あくまでも「よくおすすめする」というだけになります。
なので、実際にお買い上げして服用する際には、必ず専門家に相談するようにしてくださいませ。もし、お近くに販売しているお店、相談できる専門家がいない場合には、みやわき(0299-82-6897、LINE-ID=takashi6897)にご相談下さいませ。親切丁寧に対応させて頂きます。
冷え症の改善はすぐに効果を発揮する場合もありますが、多くの場合は時間を要します。なのでできれば寒くなる前から服用して体質を改善するようにして下さいませ。原因が深い場合にはより長期に渡り改善しなければならないので、通年に渡り服用して体質改善する必要があります。
今年はラニーニャ現象の発生で寒くなるという予報が出ています。漢方などを利用するのも大事なことですが、一番は衣服や寝具などを調整して冷やさないこと、そして体を温める材料となる食事をしっかりバランスよく食べること、更に適度に運動して筋肉をつけること、寒い環境に体を慣らして熱を生み出す筋肉を鍛えることなどが大事になります。
一見、「冷やさないようにと寒さに慣らして熱を生み出す」ことは矛盾するように思えますが、普段、動いていない時はなるべく冷やさないようにし、逆に動いている時は薄着で体を寒さに慣らすというのは、冷え性改善にとても有効な方法です。ぜひこの方法を実践して寒さに強い体を作り上げて下さいませ。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINE 「takashi6897」でID検索してメッセージ下さい
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