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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

ストレスに弱くなる原因と漢方による対策

こんばんは^^朝から気持ちよく晴れてゴールデンウイーク時のような気温となりました鹿嶋市です。春は暑くもなく寒くもなく最高の気候ですが、ストレスの季節でもあるので積極的にストレス対策するようにしましょうね。



さて今回は、そんなストレスの時期に役立つ「ストレスに弱くなる原因と漢方による対策」についてご説明していきたいと思います。


今日の漢方相談にてお客様が「最近、ものすごくストレスに弱くなってきたんです。何かちょっと嫌なことがあると、そればかりが気になり緊張しちゃうことがよくあります」「体が勝手に反応して、その後にドッと疲れが出ます。なぜなのでしょうか?」というご質問を私に投げかけました。


その理由をこちらのブログにてご紹介したいと思います。




ストレスに弱くなる理由の一つに「心身のバランスの崩れ」がある

漢方には心身一如という言葉があります。

「心と体は繋がっている」といったニュアンスの言葉です。 つまり「心を変えることで身体が変わり、身体を変えることで心が変わる」という意味になります。


皆さん経験あると思いますが、例えば下痢をしている時や、冷たいものの摂りすぎで食欲不振になっている時ってこころの調子も悪くないですか?食事を満足に摂れていない時が2日も続いている時ってこころも荒んできませんか?


このように、体の状態が満足な状態ではない時というのは脳も不安定になります。


  • 特に何もないのに機嫌が悪い

  • 漠然とした不安感や恐怖感がある

  • ちゃんと寝ているのに早起きできない

  • 疲れているのに眠れない

  • 何もかもが面倒

  • 訳もなくイライラしてヒステリックになることがある

などがある時は、大体、体の中に原因があります。例えば血流が悪い、胃腸の働きが悪い、貧血、性ホルモンの分泌低下、ストレスによる自律神経の乱れ、飲酒による肝機能の低下などさまざまな不調が裏側にあります。




漢方では「気」「血」「水」「精」の不足や滞りがあると考える

✅気血水精とは


  • 気とは生命エネルギーを表し、心身の活動に影響するものです。 体内を流れるエネルギーの一種といえます。 消化、吸収、排泄を正常に行う、体内の血を巡らせる、体温を正常に保つなどの働きをいいます。


  • 血とは、全身を栄養し、潤す作用とその基本物質を示します。現代医学のいう血と似ています。漢方でいう血とは血液全てと血液中に含まれている栄養素の量も含みます。


  • 水とは血液以外の体内にある水分のことで、体液、リンパ液、涙、尿などを指しています。


  • 精とは成長、発育などの生命エネルギーの基本となる物質であり、気、血、水の元になるものでもあります。性ホルモンの強弱と脳の活性が影響します。




気が不足すると心身の活性が低下してだるい、動きたくない、めまい、食欲が出ないなどの症状が出ます。その作用が脳にも影響してやる気が出ない、どこにも行きたくない、不安などの影響を与えます。


逆に気の作用が亢進する(ストレス状態)とのぼせる、やたらと元気になる、めまい、心臓がドキドキするなどの体の症状と共に、イライラする、不安になる、いてもたってもいられなくなるなどのこころの症状も出てきます。



血が足らないと冷え、疲れやすい、動悸がする、むくむなどの身体症状が出ます。そして不安を感じる、消極的になる、ストレスに弱くなる、情緒が不安定になるなどのこころの状態でやすくなります。


逆に血が体の中心部や脳に集まりすぎていると(ストレス時)、のぼせや動悸、高血圧などの身体症状と共に、イライラ、胸がザワザワする、不眠などのこころの症状も出てきます。



水に関しても同じで、不足するとのぼせ、熱感、粘膜や肌の乾燥などの身体症状と共に、焦り感、イライラしやすい、性欲の亢進、不眠などのこころの不具合も出てきます。


逆に水がありすぎると高血圧やむくみ、痰が多いなどの身体症状と共に、だるい、眠い、やる気が出ないなどのこころの症状も生じます。



精が不足すると精力減退、生理不順、早漏、体力の低下、老化、不妊症などの身体症状と共に恐怖感を感じやすい、全てにおいて自信がなくなる、ストレスに弱くなる、反応が鈍磨あるいは敏感になるなどの変化が出ます。


精が増えすぎているとニキビが増える、イライラしやすいなどの問題が発生すると同時に、自信家で他の人のことをあまり考えない、衝動を抑えられないなどのマイナス面が出てきます。




以上のように、気血水精のバランスが悪くなると、病気や不快症状として体とこころの両方によくない影響を及ぼします。ストレスに弱くなった…という時は、気の不足なのか亢進なのか、それとも血の不足なのか、水の過不足なのか、精の不足なのかなどを細かく見ていく必要があります。


お悩みの方はぜひ漢方の知恵をお役立てください。

症状が緩和されてくると思います。






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