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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

むくみを改善させることが冷え性改善に効果を発揮する理由

こんばんは^^今日は朝からとても気持ちのいい天気でしたね。気温の方も暑くもなく寒くもなく不快指数ゼロの一日となりました。



さて、早速ですが、本日は「むくみを改善させることが冷え性改善に効果を発揮する理由」という内容でご紹介していきたいと思います。


これから年末にかけて一気に気温が急降下します。寒くなると多くなる悩みは「冷え」。特に女性は冬になると冷えでお悩みになられる方が多いのではないでしょうか。


このつらい冷え性の改善として「水分代謝を改善してむくみ対策を行う」という方法があります。


漢方ではこの方法をよく冷え性対策として用いるのですが、とてもよく効くことが多いです。その理由と改善に役立つ生活習慣&漢方薬についてご説明します。




なぜむくみ対策が冷え性改善に繋がるのか?

答えは水分代謝の低下があると、血液の流れが悪くなり、結果、体内深部の熱が抹消に行き届かなくなるので冷えを自覚しやすくなるという現象が起こるからです。


更に、水分は体にとって冷却液の役割をしています。体全体の水分が少なくなると漢方では陰虚という状態となり、身体から発生される熱を抑制することができなくなるので、火照りやのぼせ、イライラ、目や口の乾きなどが出やすくなるとされています。


その水分が多くなるということは逆に体が冷えやすくなることを意味します。特に、血管外にしみ出したむくみとなる自由水は肌のすぐ下に溜まる傾向があり、この部分は外気に近いので冷えやすくなるという性質があります。これら理由により、体に水分が余分にある状態だと冷えに繋がります。



体が冷えると水分代謝が悪くなるという堂々巡りが

特に水分代謝が悪くない体質でも、冷えると血流が悪化して体の各所にむくみが発生することがあります。人間の毛細血管には細胞に栄養を送るために血液や水分を染み出させるという作用があるのですが、血行が悪く血液が渋滞してしまうと、いつもよりも多く血液や水分が染み出してしまい、結果、各所にむくみを作り出してしまいます。


「冷えによる血流悪化、その結果水分代謝が悪化→むくみが発生→更に体が冷える」という堂々巡りが体の中で繰り返され、冷えがどんどん悪化していくという悩ましい状況が起こることがあります。


このよくない状況を改善するために、余計な水分が停滞している場合にはそれを改善するという方法が冷え性の改善に有効となります。




対策には血流と水分代謝を改善すること

対策をご説明する前に水分代謝が悪い人の特徴を申し上げます。


水分代謝が悪い人の特徴

  • 手や足がむくみ

  • 太りやすい

  • 水分をよく摂る割には尿の回数が少ない

  • 気圧が低下すると具合が悪くなる

  • 汗がでにくい

  • お腹が冷たい

  • 口が水っぽい

  • 舌に分厚い苔が乗っている

  • 舌がむくんで両サイドに歯型がついている

  • まぶたがむくみやすい

  • 車酔いしやすい

  • 肌荒れしやすい(ジュクジュクした皮膚炎)

  • 体が重だるい

  • 冷え性で入浴すると調子がよくなる


このような症状がある人は水分代謝を改善する改善法がおすすめです。



水分代謝を改善&冷え性改善に役立つこと

  • 防寒をしっかりして体を冷やさない

  • 水分の摂り過ぎに注意する(特に冷たい飲み物はNG)(但し、水分が不足すると血流悪化がするので、食事に含まれる水分込で1日1.5リットルを目安に摂取しましょう)

  • たんぱく質(肉、魚、卵、豆類)をしっかり摂る

  • 入浴で体を温める

  • 運動を日課として筋力を高める(特に下半身)

  • 深呼吸を行う

  • 胃腸の働きを常に良好にする(消化の悪い脂質や糖質過多はNGとしてバランスの取れた食事をしっかり噛んで食べる)


水分代謝改善に役立つ食べ物

  • 生姜

  • 小豆

  • 黒豆

  • 各種海藻類

  • ハト麦

  • 落花生

  • アスパラガス

  • カボチャ

  • ネギ

  • シナモン

  • 玉ねぎ

  • ラム肉

  • 牛肉

  • エビ

  • ニラ

  • ココア

  • 紅茶


漢方薬での改善法

  • 下半身の冷え+むくみ、腰痛、舌が青っぽい=苓姜朮甘湯・桂枝加苓朮附湯・田七人参

  • 四肢の強い冷え、貧血、顔色が悪い、足のつり=温経湯・当帰四逆加呉茱萸生姜湯

  • 下肢のむくみ、尿量減少、疲れやすい、慢性疲労=牛車腎気丸・真武湯・田七人参

  • 胃腸の機能低下、口の乾き、気圧の低下で調子悪化=五苓散

  • 貧血、むくみ、顔色が悪い=当帰芍薬散

  • 元気がなく疲れやすい、消化不良、下痢、唾液が多い=人参湯・呉茱萸湯

  • 活力がない、腰が冷える、すぐにうとうとして眠りたがる=鹿茸活腎精・参茸補血丸



今回は以上になります。冷えとむくみでお悩みの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。


最後までお読みいただきありがとうございました。



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