• みやわき健康薬局  宮脇 崇

精製塩ではなく天然塩だとたくさん摂っても大丈夫なの?

こんばんは^^今日は雲が少し厚かったですが、まあまあいい天気となってくれましたね。気温が高く晴れの日が多いので花粉が多く飛んでいるようです。花粉症の方は辛いですね…。



さて、今日はネットで話題になっている「塩」の話題について触れてみようと思います。お代は「精製塩ではなく天然塩だとたくさん摂っても大丈夫なの?」です。


いや~、本当にツイッターにはいろいろな話題が転がっています。その中で話題なのが塩。天然塩であればたくさん摂っても健康に対して悪影響はない!と言い切っている方が多数いらっしゃいまして、しかもそのツイートに多数のいいねがついています。


なので、これは検証ブログを書かなければならない!と思い、今回この話題を選んでみました。



まず精製塩と天然塩の違いについて

精製塩とは

精製塩は2種類に分かれます。

一つ目は再製加工塩:岩塩天日塩(てんぴえん)、海水よりつくる粗製塩などの「原塩」を溶かして精製するもの(にがりなどを後で添加しているものが多い)。


もう一つは精製塩:海水からイオン交換膜透析法で塩の成分を濃縮して作られるものです。


両方ともナトリウム濃度99%以上となっています。



天然塩とは

海塩、岩塩、湖塩があります。主に、海水を自然乾燥や平釜で煮詰め、濃縮を重ねて作る昔ながらの製法で作られる塩です。岩塩は海底が地殻変動のため隆起するなどして海水が陸上に閉じ込められたり、砂漠気候にある塩分を多く含む湖の水分が蒸発することによって塩分が濃縮したものをいいます。


ナトリウム濃度は76%~99%とまちまちです。



その決定的な違いは「成分」

精製塩と天然塩の決定的な違いは成分です。先ほど申し上げましたが、精製塩は質が一定で主成分のナトリウムの濃度が99%以上になっているのに対し、天然塩の場合は成分未調整なのでナトリウムの濃度がまちまちとなっており、ナトリウム以外のマグネシウム、カルシウム、カリウムなどの成分が多く入っているのが特徴です。


そのため、精製塩は塩っ気が強く、天然塩は他の成分も入っているので甘味やうま味などを感じる傾向があります。



ちなみに沖縄の天然塩「雪塩」の成分は以下のような感じ

  • ナトリウム:28.6g

  • マグネシウム:3310㎎

  • カリウム:1000㎎

  • カルシウム:832㎎

  • 鉄:0.14㎎

  • 塩素:50.1g

  • ニッケル:0.45ppm

  • 臭素:1700ppm

  • ストロンチウム:144ppm

  • フッ素:2.7㎎

  • イオウ:2050㎎

  • ホウ素:60ppm

  • ヨウ素:0.07ppm

  • ルビジウム:8ppm




では、天然塩であればたくさん摂っても大丈夫なの?

結論から申し上げます。NOです。

なぜダメなのかというと、単に精製塩と比べてナトリウム濃度が低いというだけであり、低くても7割以上がナトリウムだからです。


要するに体にいいとされるマグネシウムやカルシウムが含まれているものの、たくさん摂取してしまうと、ナトリウムをたくさん体内に取り込んでいるということになるので、健康を害する結果になってしまうからです。



では、なぜナトリウムをたくさん摂ったらダメなのか説明しますね

ナトリウムは血液中及び細胞に含まれている必須ミネラルです。ナトリウムを含む各種ミネラルは体全体の体液保持に関わっており、心臓、血管、腎臓のセンサーによって過不足がないように調整されています。


このように微調整が必要なミネラルの中で、ナトリウムだけを大量に摂ってしまったらどうなるでしょうか。調整する臓器が疲弊してしまいます。特に、体内の機能が低下している高齢者などは、ナトリウムを排出することができなくなり、体内の水分が不均衡な状態となり、結果、高ナトリウム血症となり「口渇、水分多飲、頭痛、嘔吐、痙攣(けいれん)、倦怠感などで、重くなると意識障害」などの症状がでることがあります。死亡する例もあります。


心身が健康な方においても、慢性的に過剰な塩分摂取を続けていると、徐々に体液が増えてしまうことによる高血圧、心臓や腎臓に負担増えてしまうことによる心臓や腎機の能低下、胃粘膜があれてしまうことによる胃炎、胃潰瘍、胃がんのリスクなどが飛躍的に上がってしまうので注意が必要です。


塩辛いラーメンなどを食べるとめっちゃくちゃ喉渇きますよね?あれは体内の塩分を薄めようと体が水分を欲しているからです。体液が増える→血圧が上がる→血管、心臓、腎臓の負担が増大しているということです。




ネットではマグネシウムの重要性→天然塩を摂るといいとされているようだが

ネットでは天然塩がいいとされている理由についてマグネシウムを始めとした、日本人に不足しがちな成分を補えるからという意見が多数を占めているようです。


それについては否定しません。天然塩には先ほどご紹介した通り、たくさんの健康に役立つ成分が含まれていることや味がマイルドなので美味しく感じることなどのメリットがあるので、精製塩ではなく天然の塩を摂った方がいい面もあります。


なので、天然塩を使いたい!という方は大いに使うといいでしょう。


しかし、天然塩から不足しがちな成分を補うという考えは排除した方がいいでしょう。なぜなら先ほど申し上げた通り、ナトリウム過多になってしまう危険性があるからです。


マグネシウムを補いたいならひじき、ほうれん草、玄米ごはん、小麦胚芽、アーモンドなどを。カルシムを補いたいならヨーグルト、小魚、豆腐、納豆、野菜全般、海藻などを摂るようにしましょう。


要するに私がいいたいのは特定の栄養素ばかり摂るのではなく、多種多様、様々な食材から各種栄養素を補った方がいいということです。一つの食べ物だけに固執してしまうと、特定の毒性物質の摂取リスクが増し、逆に必要な栄養素が不足するという現象が起きやすくなります。なので、旬の食材を中心にしてなるべくたくさんの食材を口にするようにしましょう。



ということで、今回はネットで話題の「天然塩」について書いてみました。


それではよい週末を





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