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みやわき健康薬局  宮脇 崇

ブレインフォグにも有効?脳にいい漢方薬まとめ

こんばんは^^今日も気持ちよく晴れた鹿嶋市です。現在、夜の8時半ですが、外に出ると少し空気が軽くなったような感じがします。季節が少し進みましたね。



さて、本日は「ブレインフォグにも有効?脳のいい漢方薬まとめ」というお題でブログを書いていこうと思います。


  • 頭がぼんやりする

  • コロナ感染後に脳の調子が悪い気がする

  • 最近、物覚えが悪い気がする

など、頭の調子があまりよくない気がする…という時に役立つ漢方薬をご紹介します。




基本的には心身の働きを調整することが大事になる


脳の状態をよくするには心身のバランスを整えるというのが一番大事になります。

例えば、胃腸の働きがよくないとします。そうすると、栄養や水分が吸収されにくくなるので、体全体の栄養状態が悪くなります。当然、血流悪化及び血液中の栄養素の不足が引き起こされ、それにより、脳の状態も悪くなります。


脳の健康を守るために大事なこと

  • 胃腸の働きを整える

  • ストレスで脳が興奮している場合は抑制する

  • 身体全体が冷えている場合は温める(体を冷やさない)

  • 活性が低下している、疲れている場合は元気にさせる

  • 精力(腎精)が低下している場合は向上させる

  • 細胞増殖機能が低下している場合には向上させる

  • 栄養状態が悪い場合は向上させる

  • 暴飲暴食があり、体に余計なものが停滞している場合は掃除する

  • 血流が悪い場合は改善する

  • 体全体の水分保持力が低下している場合には改善する

  • 心肺機能が低下している場合には向上させる

  • 熱が過剰になっている場合は冷ます

  • その他、五臓の機能低下や機能亢進を改善

など、様々なバランスの乱れを整えていくことによって、体全体の健康状態を良好にさせることにより、結果、脳の状態も良好にするというのを基本とします。


西洋医学的にも肝臓や腎臓の機能が低下していると、血液が汚れてしまうので脳も障害を受けます。また、ストレスによってコルチゾールの分泌が過剰になっても脳は障害を受けます。更に血流や水分保持力が低下しても、栄養補給&老廃物の回収がうまくいかなくなり脳の状態を悪化させてしまいます。なので、これらも要因も考慮しながら脳の機能維持を考えていくようにしなければなりません。





以上を意識した上で脳にいいとされる漢方薬&サプリメント

以下、順番に脳にいいとされる漢方薬&サプリメントをご紹介します。


①シーアルパ100

健創製薬から発売されているシーアルパ100。魚の油であるEPA・DHA、リコピン、イチョウ葉、レシチン(アセチルコリンに変換)などが配合されています。DHAは、脳を活性化して集中力や判断力、処理能力を高める働きがあると考えられています。成長期にDHAを摂ると、脳の発育にいいといわれており、乳児用のミルクにも添加されています。EPAには、血栓を防ぐほか、抗炎症作用。リコピンは抗酸作用(脳は脂質なので酸化されやすい。その予防になる)、イチョウ葉は血流改善作用があります。レシチンはアセチルコリンに変換され、覚醒作用や活力を上げる作用を持ちます。


当店でよく売れている商品です。飲むと物忘れしなくなったという声が多く、更に高額な商品なのにリピート買いする方が非常に多いという特徴があります。



②能活精

救心製薬から発売されている脳に特化した漢方薬になります。当店では昔取り扱っていましたが今は取り扱いしていません。NGF産生促進(神経成長因子)を含む羚羊角、遠志などを含むのが特徴。特に鎮静作用が強く、神経が昂りやすい方の機能維持に効果を発揮します。昔から脳は「頭を冷やせ」とか「頭寒足熱が健康に良い」と言われる通り熱を抑制する方がいいとされています。その通り、脳は熱やストレスに弱く、温度が高くなるとパフォーマンスが低下することが分かっています。なので、鎮静させて清熱させるのは意味のあることだと思います。しかし、一方で冷えて活性が低下しているが故に脳の機能が低下しているケースもあるので、全ての方の脳を活性化させる薬ではないということを覚えておきましょう。



③オンジ(遠志)

人参養栄湯や帰脾湯、加味帰脾湯などに含まれている生薬ですが、今は脳にいいとオンジ単味でも販売されています。脳の機能を邪魔する「痰」を取り去る+体の栄養を脳に届けるという作用があります。その他、鎮静作用、抗炎症作用などのほか、NGF神経成長因子)・BDNF(脳由来神経栄養因子)の産生促進作用が認められています。



④杞菊地黄丸

クコシや菊花、地黄、山薬などの補腎薬+頭部の熱を改善する作用のある漢方薬です。補腎薬とは腎臓の機能を助け、各種ホルモンの活性、細胞の増殖作用改善、水分保持力の向上など、全身の細胞の活性及び老化防止作用のある漢方薬を指します。もちろん、脳の老化抑制にも役立ちます。その補腎薬に頭部の余計な熱を取り去り、脳神経を死滅させる余計な興奮を抑制する働きを持つ生薬が補佐として配合されています。



⑤冠元顆粒

冠元顆粒は丹参、紅花、川弓、赤芍、木香、香附子の6種類の生薬が配合されている漢方薬です。主な作用は血流改善。脳血管、心血管、肝臓、腎臓、子宮、卵巣、末梢血管など全身の血流を良好にします。脳卒中のモデルラットに冠元顆粒を60日間投与し、脳卒中の発症率を調べたところ、何も与えない群は66.6%の発症率だったのが、1日9gの冠元顆粒を投与した群ではわずか8%という少なさという研究結果も。抗酸化作用によって脳細胞の変性を抑制するという作用もあります。


以上の作用によって、脳の健康を守ることができます。



⑥帰脾湯(心脾顆粒)

帰脾湯は胃腸の働きをよくする働きと血を増やす効果、そこに精神を安定させる生薬が配合されています。心身が虚弱で胃弱+貧血傾向の方で、こころが不安定で不安感や不眠が出やすい方に適応になります。


脳は体全体の栄養が足りなくても機能が維持できません。理由はこころの状態が不安定になり、脳を破壊するホルモンの分泌が過剰になるからです。このような状態を回避するために、体全体の栄養状態を改善する帰脾湯が効果を発揮します。



⑦新ノーゲン

タキザワ漢方から発売されているサプリメントです。大豆由来の注目の素材ホスファチジルセリンをはじめ、グリセロホスホコリン(α-GPC含有)、ヤマブシ茸及びその菌糸体、イチョウ葉エキス、バコパエキスを配合した健康補助食品。


脳神経伝達物質アセチルコリンの代謝機能を亢進してシナプスのシナプトソームからアセチルコリン放出を促進することにより脳の機能をサポートします。



⑧抑肝散

抑肝散は脳の興奮を抑制する釣藤鈎を主成分とする漢方薬です。精神の興奮やストレスなどによるひきつけ、痙攣、高血圧の頭痛、めまいなどを改善するという働きを持ちます。脳は興奮すると血流が悪くなることや脳を破壊するホルモンの分泌が過剰になること、熱を持ち機能を低下させることなどの状況を作り出しますが、抑肝散はこのような状態の改善に役立ちます。


逆に全身の活性が低下している場合や冷えている方が用いると状態を悪化させてしまうことがあるので注意するようにしましょう。





以上、有名な8種類の漢方薬、サプリメントをご紹介しました。

勘違いなさらぬようしていただきたいのですが、これら漢方薬やサプリメントが脳に確実に効果があるということではありません。脳に効果がある可能性があるとして一般的によく取り上げられているもののご紹介となります。


大事なのは「その人の症状や体質に合っていること」です。例えば冷えている人に体を冷やすものを用いても効果がないばかりか、逆に健康を損ねてしまうので脳の状態も悪化してしまいます。なので、実際に利用する場合には、必ず専門家に相談してからとしてください。みやわき健康薬局でもご相談を受け付けています。どうぞお気軽にご相談くださいませ。






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