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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

体調管理が楽になる?水槽の管理で学んだ健康管理法

こんばんは^^今日は何となく生暖かく変な陽気でしたね。今後は三寒四温といって春に向かい気候が目まぐるしく変化します。特に風が強く吹く日が多くなるので、火の始末や窓の開け放しに注意するようにしましょう。


さて、今回は「水槽の管理で学んだ健康管理法」というというお題で書き進めていこうと思います。


私の趣味の一つとしてアクアリウムがあります。いわゆる水槽ですね。水槽にてメダカや熱帯魚を飼育しています。


水槽といえば単純に飼育するだけなら

・水槽

・エアーポンプ

・水温を維持するヒーター

・水槽を明るく照らすライト

・水をろ過するフィルター

この5点セットがあれば飼育することができます。


低温に強いメダカやザリガニなどであれば、水槽とろ過フィルター(頻回に水替えするのであればフィルターも必要ない)だけでもOKです。


普通に飼育するだけならなーんも難しいことなどありません。


がしかし

・生体の調子を良好な状態に保つ

・水草を入れて水槽の中で生態系を構築していい状態を保つ

・ピカピカの水を維持する

ようにしなければならないとなると、めちゃくちゃ難しいです。



特に、水草水槽にディスカスなどの大食漢な熱帯魚を飼育するといった場合には、難易度が爆上げしてめちゃくちゃ難しくなります。




いったい何が難しいのか?

何が難しいのかというと、熱帯魚が出すフンによって水が汚れて水槽を汚すのですが、その汚れを水草に吸収させて汚れないようにする、更にバクテリアを繁殖させて汚れを分解させるという作用が必要になるからです。


まず水草の成長ですが、この段階が普通に難しいです。


ディスカスなどの肉食魚はめちゃくちゃ水を汚します。なので、水草が成長する初期段階では、「水の汚れ>水草やバクテリアが吸収分解する作用」となってしまい、水槽内がすぐに汚れます。そして水草にも付着して水草を腐らせてしまいます。


かといって、毎日水替えだけすればそれでいいか、といえばそうでもありません。今度は水草が育つ栄養素がなくなってしまうので水草がうまく成長してくれません。


底砂などに住み着いて水を汚す成分を分解してくれるバクテリアも、水槽立ち上げ初期にはあまり生息していないので水が汚れやすくなります。



要するに

・水槽立ち上げ時は水草及びバクテリアがあまりいない状態なので、水槽内が富栄養になりやすい→水槽が汚れやすい→水草も汚れてしまい育たない→育たないので水が汚れやすくなる


・頻回に水替えしてしまうと水草やバクテリアが育つ栄養素がなくなってしまうので育ちにくい


・人工的なろ過フィルターの効果は限定的なのであまり期待できない


という、どうしていいか分からない状況になります。




無事水草が育ち、バクテリアが繁殖すると水質が落ち着くようになる

無事、適度に水替えを行いながら、水草の肥料を適度に加える、同時にバクテリアの投入、適切な生態やエサの投入などを行って水草やバクテリアが育ち、無事に水質が安定してきたらしめたものです。


エサや魚から出たアンモニアがバクテリアによって亜硝酸→硝酸塩に分解。その硝酸塩が水草に吸収されて水が常にクリーンな状態に保たれる、という正のサイクルが出来上がると、常に水がキラキラして苔などが全く生えない状態が保たれるようになります。


通常、水替えは1週間に1度、量は1/3~半分くらいなのですが、いい状態が維持されると1か月くらい平気で水替えしないで綺麗な状態が維持されるようになります。




水槽管理は人間の健康管理に通ずるものがある

実は人間の体でも水槽の中のような生態系が保たれています。


口から入ってきた食べ物は胃で溶かされて腸から吸収されます。その時、細菌などの毒性物質が含まれていることがあるので、腸内細菌及び腸周辺に待機している免疫、そして最終的には肝臓によって解毒されて体外に排出されます。


この解毒に関わる臓器及び免疫、細菌叢の役割が先ほど水槽管理であげた、バクテリアや水草にあたります。


暴飲暴食や深酒、過労、ストレス、薬の過剰摂取などがあると、途端に臓器や免疫、細菌叢のバランスは崩れてしまい、毒素が体内に停滞しやすくなります。


毒素が停滞すると、体全体の調子がトーンダウンしてしまい、更に解毒を行う兵隊たちの機能も低下してしまい益々負の回転が大きくなってしまいます。そして、この状態から良い状態に持っていくのは容易ではありません。


一方で内臓の調子は抜群、そして腸内細菌叢は善玉菌でいっぱい、免疫もいい状態を維持しているといった場合には、多少悪いものが入ってきてもすぐに無毒化されるので、特に何か薬やサプリメント、休息、断食といった、水槽の時に挙げたフィルターや水替えといった手段に頼らなくてもいい体になります。


要するに許容量が大きくなるということです。いい状態がキープされると、水槽で例えると体の中の水草が増えると思ってください。毒素の分解能力が高まるので、病気になるリスクが大幅に減少します。




人間の体で大事にしたい場所

解毒に関わる場所は特に大事にした方がいいといえます。その場所は

・肝臓

・腎臓

・脾臓

・胃腸

・腸内細菌

・口内環境

・脳(情緒の安定)

になります。


ほぼ全部じゃんとか言わないでくださいね。


  • 肝臓と腎臓は毒性物質の分解とろ過を担っています。

  • 脾臓は血液中の異物の処理

  • 胃腸は口から入ってきた毒性物質のより分け

  • 腸内細菌は病原細菌が腸内で増殖するのを防止する感染防御の役割を果たす

  • 口内環境の維持は毒を作り出さないことに関与

  • 脳は全ての司令塔。ここが狂うと全てが狂う


それぞれ何に気を付けるのかというと

  • 肝臓は毒性物質を摂らないこと、ストレスから遠ざかること

  • 腎臓は過労、脱水、肉やクリーム類の摂りすぎに注意

  • 胃腸は暴飲暴食とストレスに注意

  • 腸内細菌叢は暴飲暴食、冷たいモノの摂取、食物繊維の不足に注意

  • 口内環境は歯磨きの励行、虫歯、歯周病予防の徹底

  • 脳は前向きな思考、ストレス管理、血糖値管理、肝機能管理が大事


いずれにしても、水槽と同じで「いかにいい状態を長くキープするか」が大事になります。その為にはまず自分の体を知り、そして、心身に見合った生活習慣を作り上げることが大事になります。





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