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月経時になると目の痛みや目周囲のだるさが発生する原因と対策

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 5 日前
  • 読了時間: 5分

こんばんは^^急に暑くなりましたね。北海道の北見市で30.2℃を記録したというニュースが入ってきました。これまでの暑さと違い、湿度も高いので熱中症の危険性がかなり高くなていますのでご注意くださいませ。



さて、今回のブログの内容は月経時になると目の痛みや目周囲のだるさが発生する原因と対策になります。あまり多い相談内容ではないのですが、割とお客様との話の中で多い症状なので取り上げさせていただきました。


体質を知る一助になると思いますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。




原因は3つ

月経時の目の痛みや目周辺の違和感の原因

  1. 血の不足

  2. ストレスや暴飲暴食+感染や環境の変化

  3. ドライアイ(局所的又は全身的な陰虚)


順番に説明しますね。


①血の不足

これが一番多い要因になります。月経時は月経によって血を失うので、全身的な血液量の減りますし、さらに高温期から低温期に移行する時なので、脳の興奮性も低下してさらに頭部への血液循環量の低下する傾向にあります。


当然のことながら、目及びその周辺への血液の循環量の減るということになる(元々、体全体に対する血液量が少ない傾向のある方は特に)になるので、目に十分な酸素や栄養が運ばれなくなり、痛みや違和感が発生しやすくなります。


その他、月経血が少ない、めまいがある、顔色が悪い、肌の脂質が少ない、髪が抜けやすいなどの症状が伴う傾向があります。対策は血を増やす作用のあるレバー、赤み肉、黒豆、黒ゴマ、黒キクラゲ 、ほうれん草、小松菜などの濃い緑の野菜、魚介類(イワシ、サバ、牡蠣)、卵などの食材を積極的にとること。過労や睡眠不足、ストレスなどの対策をすることです。


適応になる漢方薬:四物湯、加味帰脾湯、婦宝当帰膠、芎帰調血飲第一加減



②ストレスや暴飲暴食+感染や環境の変化

普段よりストレスや暴飲暴食、飲酒、喫煙、過労などがあると、体内に過剰な熱や炎症が発生します。その状態に時に月経という心身の変化や風邪罹患、外気温の変化、別のストレスなどで心身に変化が生じる(漢方では風といいます)と、熱が目周辺に悪影響を及ぼして痛みや違和感を発生させます。


その他、不眠やイライラ、不安感、吹き出物が多い、のぼせやすい、目が充血する、口内炎ができるなどの症状が付随しやすいです。対策としてはストレスや暴飲暴食、飲酒、喫煙などを改善しながら、柑橘系の果物、セロリ、春菊、シソ、ミント、貝類(ハマグリ、アサリ)、緑茶などの食材を意識するようにします。軽い運動などでストレス解消するのも改善に有効です。


適応になる漢方薬:消風散、竜胆瀉肝湯、逍遥散、冠脈通塞丸



③ドライアイ

漢方の言葉を使うと陰虚になります。陰虚とは水分不足という意味になり、目の陰虚は現代用語でドライアイになります。目は熱を持ちよく動く場所なので乾きの症状が出やすく、また、細かい血管や管などが集まっている場所なので、ストレスや冷え、血の不足などの影響を受けて血流が悪化しやすい→輪をかけて乾きやすい器官という傾向があります。


月経期は血液の不足や体温の変化(高温から低温になるので、身体上部への血流やマイボーム腺からの脂質の分泌に問題が発生する)から目に乾きが生じやすいという状況が作り出されますので、先ほど説明した陰虚が根底にあると痛みや乾き、目周囲の違和感が出やすくなります。


心身が陰虚傾向にあると、ドライアイ以外にも肌の乾燥、口や鼻の粘膜が乾きやすい、空咳が出やすい、便秘気味などの症状が出やすくなります。


対策としては目の酷使をしない、ストレッチや柔軟体操などを日課とする、黒ゴマ、ゆり根、豆腐、豆乳、黒キクラゲ、白キクラゲ、豚肉、卵、アワビ、牡蠣 、クコの実などの潤い食材を積極的に摂るなどになります。


適応になる漢方薬:杞菊地黄丸、四物湯、温清飲、亀鹿仙




今回は以上になります。

月経時には①血が失われる ②高温期から低温期への変化(体温やホルモン分泌の変化)が発生する時期なので、血の不足(普段より血や栄養の不足があると症状が出やすい)の影響と体温が下がる影響(体温が低い方は症状が出やすい)、ホルモンや体温に変化による脳及び自律神経の過敏性増大(ストレスなどで過敏な方は症状が出やすい)という変化が起こりやすくなるので、その変化によって目の痛みや目周辺の違和感という症状が発生します。


男性でも、慢性的なストレスや過労によって心身が衰弱していると、血が不足してしまい、過労時やストレス時、冷えなどを感じるときに目に痛みや周辺の違和感を感じることがあります。


漢方には血液がスムーズに流れていれば痛みや違和感は発生しないという考え方がありますが、まさに今回の症状は血が足りなかったり、渋滞していたりしてスムーズに流れていないが故に発生している症状になります。


漢方や生活習慣の改善で対策できますので、お困りの方はぜひご相談くださいませ。





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