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更年期に増える足のむくみ、その原因とセルフケア

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 8月1日
  • 読了時間: 5分

こんばんは^^台風が接近しているからか、雨と風が強くなってきています。一方で気温がとても低く過ごしやすい、心身が楽というメリットもあるという変化に富んでいる一日となりました。


明日も天気の変化が激しい一日になるようなので、気を付けながら生活するようにしてくださいませ。



さて、本日のブログは「更年期に増える足のむくみ、その原因とセルフケア」という内容になります。


更年期近くになってきたら急に足がむくみやすくなってきた。

40歳を過ぎてから急にむくみが気になる日が増えてきた。


などはありませんか?


今回は更年期とむくみの関係とセルフケアの方法をご紹介します。




更年期に足がむくむのはエストロゲンが深く関わっていた

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更年期にむくみが出やすいのはエストロゲンというホルモンが深く関わっています。


※エストロゲンとは

女性ホルモンの一つで、主に「女性らしい体と心をつくり、守る」働きをするホルモンです。 特に、思春期〜閉経前までの女性の健康、美しさ、妊娠機能を支える中心的な存在です。



エストロゲンがどのようにしてむくみに関わるのか?

エストロゲンは、皮膚の線維芽細胞(せんいがさいぼう)に働きかけて、コラーゲンやエラスチンの合成を促進させるという働きがあります。


更年期になると女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、エストロゲンが減少するとコラーゲンの合成力が落ちてしまいます。すると、皮膚や血管の弾力が失われることによって、血管や細胞内の水分が外に漏れだしやすくなってしまい、その結果、むくみが発生しやすくなります。



いつごろからエストロゲンの影響が出てくるの?

個人差はありますが、エストロゲンは40代半ば(45歳前後)から徐々に減少し始め、50歳前後の閉経を境に急激に減るのが一般的です。なので、むくみの方も40代の半ばくらいから感じ始める方が多くなります。




更年期によって発生するむくみを改善する方法

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ポイントは全部で6つ

  1. エストロゲンの適度な補充

  2. 自律神経を整える

  3. 冷え対策

  4. 筋力を向上させる

  5. 食生活の改善

  6. 漢方薬による対策


順番に説明しますね。


①エストロゲンの適度な補充

エストロゲンの不足によってコラーゲンやエラスチンの合成が滞り、それによってむくみが発生しやすくなっているので、エストロゲンを適度に補充することが改善に役立ちます。大豆製品(豆腐・納豆・味噌・豆乳・おから)やザクロなどの食品を積極的に食べること、そして、腸内環境を整えること(腸内環境を整えると、大豆に含まれているイソフラボンという女性ホルモン様物質の代謝が活性化されます)などが改善につながります。


②自律神経を整える

更年期によるむくみは自律神経のアンバランスによっても発生します。自律神経がアンバランスになると血管が縮小又は拡張して血流が悪化するというのが理由です。対策としては規則正しい生活習慣、バランスの取れた食生活、適度な運動、たっぷりの就寝、休憩時間の確保、入浴にて心身を温める、深呼吸や瞑想を行うなどになります。


③冷え対策

冷えは血流を悪化させ、また自律神経も不安定にさせます。さらに水分代謝も低下させるためにむくみが引き起こされやすい状態を作り出します。対策は「こまめに動くこと」「温かいものを飲食すること」「入浴すること」「過労しないこと」「衣類や寝具を調整して冷やさないようにすること」「食事はバランスよく食べること」などになります。


④筋力を向上させる

むくみは筋力の低下によっても発生します。筋肉にて外側から圧迫することで、血管から漏れ出た水分がまた血管に戻りやすくなるからです。毎日、適度に運動することが対策になります。ウォーキングやスクワット、かかと上げなどを日課にしてください。


⑤食生活の改善

塩分過多の食事やたんぱく質が足らない食事などはむくみのリスクになります。食事はバランスよくが基本。肉や卵、魚、豆類などのたんぱく質、白米、パン、麺類などの炭水化物、野菜や果物などのビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含むものをバランスよく食べる(各々重さで3分の1ずつ)ようにしましょう。


⑥漢方薬による対策

漢方薬では自律神経を整える逍遥散や柴胡桂枝乾姜湯、冷え対策に役立つ真武湯や当帰芍薬散、筋肉の活性を高める補中益気湯や田七人参、ホルモンを整える杞菊地黄丸や牛車腎気丸などがよく用いされています。どのような漢方薬が合うかは体質や症状などによって異なりますので、実際にご利用の際には専門家の相談の下としてくださいませ。





今回は以上となります。

更年期に発生するむくみは病気などではありませんが、見た目に問題が発生することや、血流や全身に発生する軽度の炎症、自律神経のアンバランス、塩分過多、運動不足などがある場合もあるので、一度、自分の体を見直してみる節目である時期です。ぜひ立ち止まり見直してみてください。


また、心身が弱っていく時期でもあるので、その弱りに見合った生活に変えていくことも大事になります。漢方薬によってその弱りをサポートすることができますので、お困りの方はぜひご相談くださいませ。






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