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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

暑いこの時期に〇〇薬を飲んでいると腎障害になることがあるので注意

こんばんは^^いや~暑い…。夏の初旬としては嘘みたいな暑さが続いています。来週には戻り梅雨が来て落ち着くという予報が出ているので、取りあえず週末が終わるまでの我慢なのかな?無理しないで生き抜きましょう。



さて、今回は暑すぎる今回のような夏は特に注意が必要な「腎障害」への注意点についてご説明していこうと思います。


猛暑になると汗かきますよね。汗は座っているだけでも8時間で400ml、通勤1時間200ml、睡眠8時間で500ml、入浴10分で400mlくらいかくといわれています。ざっとこれだけ計算しても、1,500mlの汗をかいているということになります。




このように汗をたくさんかく猛暑時には頭痛薬と高血圧薬に注意したい

汗をよくかくということは、体の水分量が減少しやすいということを意味します。俗に言う脱水ですね。この状態になると、血液中の水分量も減少してしまうので「血液の流れが悪くなる」という状態が作り出されます。


脱水によって血液の流れが悪くなることで悪影響を受けるのが「腎臓」です。腎臓は血液をろ過したり、体全体の水分量の調節、各種ホルモンを分泌するなど重要な働きをしている臓器です。


脱水となり腎臓への血流が低下した状態が続くと、やがて尿細管の細胞が酸欠状態に陥り、やがて細胞が死んでしまい、急性腎障害が起こります。



急性腎障害の症状

尿量の減少あるいは無尿、血尿、褐色調の尿、吐き気、食欲不振、全身倦怠感、意欲減退、痙攣(けいれん)などがあります。時として、生命にかかわる状態となりますので、救急医療が必要な病気です。



この急性腎障害の直接的な原因は脱水ですが、そのリスクを上げてしまうものとして「薬」があります。頭痛などに使われる非ステロイド性消炎鎮痛薬NSAIDs)(ロキソニンやバファリンなど)や高血圧のお薬「ACE阻害薬」「ARB」「利尿薬」などがあります。


これらの薬は血管を収縮させてしまう作用や腎臓の血流を悪化させてしまうことがあるので、急性腎障害へのリスクを高めてしまいます。




急性腎障害を繰り返すと慢性腎障害へと発展して機能が戻らなくなる

慢性腎不全の原因は、先進国では糖尿病、高血圧であることが多いのに対し、途上国では、熱ストレスや脱水症状によって急性腎障害に繰り返し陥ること(酷暑の中での長時間作業)が要因で発症していることが多くなっています。


要するに、何度も脱水によって腎機能が低下していると、次第に慢性腎不全に発展して機能が戻らなくなるという感じです(急性腎障害は適切な治療によって元の腎機能への回復が期待できることが多い)



慢性腎不全とは

腎不全は腎臓の機能が低下して、正常にはたらかなくなる病気です。慢性腎不全は数カ月から数十年かけて腎機能が徐々に低下し、腎臓のろ過能力が正常時の30%以下となって、体内の正常な環境を維持できない状態。





夏場の腎不全を予防するには脱水を防ぐ+薬に注意


暑い時期に腎臓を守るために大事なこと

  1. 水分を適切に摂取して脱水にならないこと

  2. エアコンを適切に使用すること

  3. 炎天下での運動はなるべく避けること

  4. 痛み止めを飲み過ぎないこと

  5. おかしい…と思ったら病院を受診すること

  6. 漢方薬でケアすること

順番に説明しますね。



①水分を適切に摂取して脱水にならないこと

一番大事なこととなります。よく「トイレにいくのが嫌だから」と言って水分摂取をしない人がいらっしゃいますが、夏場だけは健康を守るために適切に成分摂取をするようにしましょう。



②エアコンを適切に使用すること

電気代がかかりすぎるから、今までエアコンを使ってなかったからなどの理由で使わない方がいらっしゃいますが、命の方が大事です。夏は年々厳しくなっています。なので適切にエアコンを使い心身を守るようにしましょう。



③炎天下での運動はなるべく避けること

特に運動の習慣がない人や暑さに弱い小児や高齢者は炎天下の運動はもちろん、外を歩くのもやめていただきたいと思います。普段、体を鍛えている方も十分な注意が必要になります。



④痛み止めを飲み過ぎないこと

痛み止めの多くは血管を収縮させることで痛みを止めるというメカニズムを持ちます。なので、腎臓への血流を低下させてしまい、腎障害の原因になることがあります。漢方薬などで痛みの原因を改善するという方法をおすすめします。



⑤おかしい…と思ったら病院を受診すること

体の違和感を感じた場合には病院を受診するというのが自分の体を守る上でとても大事になります。特に今年のように暑さが厳しい時は早期の受診をおすすめします。



⑥漢方薬でケアすること

漢方薬によって脱水や血流の悪化を防ぐ手立てを行うことができます。


✅漢方薬で出来る暑さ対策

  • 体の保水力を高める

  • 心臓の働きを高めて血液の循環を良好にする

  • 胃腸の働きを高めて栄養の吸収力をアップさせる

  • 血液の流れを良好にする

  • 熱を冷ます・熱の発散力を高める



今回は以上になります。腎臓という臓器は人間の体で一番大事な臓器です。機能が低下してしまうと元に戻りにくい臓器でもあります。予防することで守ることができますので、ぜひ参考にしてください。それではよい週末を^^




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