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日中の咳→過敏型。夜間の咳→気道狭窄型。漢方の使い分け

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 2月6日
  • 読了時間: 5分

こんばんは^^昨日今日と何となく温かい一日になりましたね。体がとても楽に感じました。しかし明日明後日は雪の予報となっており、さらに日曜日の気温は「最高気温2℃最低気温マイナス2℃」というとんでもない寒さとなっておりますので、十分十二分に寒さ対策をして過ごす必要があります。このアップダウンきつそう…。



さて、今回は「咳」の話になります。

今冬は特に「長引く咳」でお悩みの方がとても多いという印象を受けます。


そんな咳ですが、様々な種類があります。

痰の混ざる咳、大量の痰がでる咳、痰が全くでない咳、気温差で出る咳、後鼻漏を伴う咳、横になると出る咳、仕事中やストレスを感じた時に出る咳、風邪の感染からずいぶん時間が経過しているのに出続けている咳など。


今回はその中で

✅日中にやたら咳が多いけど就寝中は出ないタイプ

✅日中はさほどではないけど横になる(就寝中)と咳が出るタイプ

の2種類の説明をさせていただきます。





日中は「刺激」が多く、さらに刺激に対して過敏になる時間帯


人間の体は自律神経のリズムよって制御されています。

日中は仕事や勉強など心身を活発に動かすために、交感神経という心身の動きをよくする神経が優位になっているのに対し、夜は心身をしっかり休めるために、リラックスさせる副交感神経が優位なるように設定されています。


日中に咳が出るという場合は、交感神経が優位になっていることによって神経が過敏になりすぎていることが要因の一つとなっています。神経が過敏な状態になっていることによって、咽頭部の炎症や痰などに対する反応性が高くなることが咳を引き起こすということですね。


✅日中は心身の活性が高いこと

✅ストレス状態になりやすいこと

✅心身を動かす回数が圧倒的に多いこと

✅口呼吸になりやすこと

✅冷たい空気と温かい空気の行き来が多いこと(寒暖差刺激)

などが過敏性を高めることと関係しています。



一言でまとめると

活動の時間滞なので咽頭部への刺激が増える→その刺激によって咳が出る




対策法:神経過敏の改善+咳抑制(滋陰降火湯、竹葉石膏湯、竹筎温胆湯、香蘇散、柴朴湯、半夏厚朴湯、平喘顆粒、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蠣湯など)


生活習慣にてこころがけること:ストレスから遠ざかる、環境を快適にする(寒さや暑さ、乾燥、湿気などの対策)、寒暖差に注意する(マスクやマフラー、スカーフの利用)、寝不足や過労しない、辛い食べ物は摂らない、飲酒やカフェインは少しだけ、大根やセロリ、大葉、春菊などのストレス緩和の食べ物を取り入れるなど。





逆に夜間はリラックスして心身が弛緩する時間帯


夜は心身を休めるために副交感神経が優位になります。脳の機能は低下(判断力や反応がゆっくりになり)し、体から力が抜けて弛緩傾向になります。


すると当然ですが、喉周辺の緊張も緩和されてリラックスします。

通常の状態であれば、リラックスしても健康に問題が発生するようなことはありませんが、風邪の罹患やアレルギーによる炎症、極度の疲労、免疫の低下などがあると、気道の粘膜の弛緩やむくみが進んでいまい、気道が狭くなり(気道が狭くなると空気が早く流れるので気道に刺激を与えてしまう)咳を発生させます。


✅もともと気道が弱い

✅疲れがたまっている

✅ひどい風邪を引いてしまった

✅体調が不安定な状況が続いている

✅慢性的な後鼻漏や鼻炎、副鼻腔炎、乾燥や加齢によって口や喉の慢性的な乾きや弱りがある

などがあると、気道が狭くなりやすくなるので夜間の咳が増す傾向にあります。



一言でまとめると

夜間は心身がリラックスするので気道の細胞も弛緩しやすくなり、それによって空気の通り道が狭くなることによって咳が出やすくなる




対策法:適切な気道の広さを確保する+咳抑制(五虎湯、麻杏甘石湯、小青竜湯、参蘇飲、柴朴湯、半夏厚朴湯、麦門冬湯、麦味参顆粒、一風飲など)


生活習慣にてこころがけること: 室内の乾燥と冷気を避ける、 寝る姿勢を工夫する

(完全な仰向けより、やや上半身を起こす、横向きに寝る)、冷たい飲み物や甘い食べ物、乳製品などは避ける、過労や喉の酷使(大声など)はしない、食事はタンパク質、ビタミンA(カロテン)、ビタミンC、ビタミンB群、亜鉛、EPA・DHAなどを意識するなど。





まとめ


以上のような説明をしましたが、冒頭にも申し上げた通り、実際には咳の原因は他にもたくさんあります。喘息など生まれつき疾患をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。なので、今回の説明が全てだと思わないでくださいね。あくまでも「このような例もある」という程度にお考えください。


とはいえ、我々が咳の性質を判断する上で、日中に咳が多いのか、それとも寝てから多くなるのかはとても大きな材料になります。どちらかに偏っている場合、先ほど説明したような傾向を加味しながら、さらに生まれつきの体質、年齢、慢性病、痰や咳の性質、咳が出ている期間、理由となった病気、咳がどのように変化してきたのか、並行して出ているその他の症状などのを加味して改善に役立つ薬や生活習慣のアドバイスをさせていただいております。


原因が明確で西洋医学的な治療が合う場合には病院での治療がいいと思いますが、その他の場合は漢方療法や生活習慣の改善なども改善法の一つとして利用してみてはいかがでしょうか。


※例として取り上げた漢方薬は体質により合わない場合があります。自己判断での服用は避け、専門家にご相談くださいませ。また、慢性症状に発展している場合(1か月以上)には原因や治療法が異なってきますのでご注意ください。




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