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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

夏になるとボーっとしてやる気が低下してしまう理由


こんばんは^^いや~毎日オリンピックが白熱してますね。確か、昨日(27日)の段階で日本がメダル数トップじゃなかったかな?とにかくヤバいです。


さて、オリンピックの話をすると長くなってしまうのでこの辺で終わりにし、今回のブログの内容をご紹介したいと思います。今回は「夏になるとボーっとしてやる気が低下してしまう理由」についてご説明します。


皆さん、写真の男性のようにボーっとしちゃってませんか?


実はこれ、あなただけの特別な症状ではなく皆に共通する症状なので心配しなくて大丈夫です。


ではなぜボーっとしてしまうのでしょうか?


オリンピックの応援のしすぎで疲れちゃってるからじゃないですよ。




体温と外気温が同じなので神経刺激が少なくなることが原因

脳には視床下部という古い脳の部位があります。


✅視床下部の役割

  1. 6つのホルモンの分泌(成長ホルモン、甲状腺ホルモン、副腎皮質ホルモン、男性女性ホルモン、プロラクチン、抗利尿ホルモン)

  2. 体温調節

  3. ストレス応答

  4. 摂食行動

  5. 睡眠と覚醒

  6. 性行動

  7. 攻撃行動

  8. 自律神経の調整

  9. 人間の情報を大脳に伝える

以上のような役割があります。


この視床下部を刺激しすぎると、不安を感じたり、普段は抑え込んでいる衝動(欲望にまかせた暴飲暴食や薬物乱用、お金の浪費など)に負けたりするというアンバランスな状態となります。


刺激しすぎると

とは、先ほどご説明した視床下部の役割のことを指します。例えばストレス応答という役割があるので、ストレスが過度になると視床下部が過剰に刺激され、アンバランスな状態になるということです。


なので、視床下部の役割となっていることを過度に行わないことが、心身の安定につながります。



前置きが長くなりましたが、2の項目に「体温調節」があります。冬は気温が低いです。なので体温を引き上げなければなりません。その為に視床下部が刺激されます。視床下部の刺激が強まると相対的に前頭前野の機能が抑制されるので、先ほど説明したように不安や衝動といった本能の部分が暴走しやすくなり、非常に神経質で躁鬱の激しい状態になります。


このような説明をすると非常に病的な状態を想像してしまいますが、適度な視床下部への刺激は交感神経を刺激して心身の活性を高めてくれます。


要するに夏は体温と気温の差が少なく、結果、脳への刺激が少なくなるのでボーっとしてしまうことが多くなるということになります。


※逆に冷房などによって冷やし過ぎてしまうと、視床下部への刺激が強くなり神経症状が出やすくなります。




他にもいろいろな理由がある

他にもいろいろな理由があります。

  • 暑いので体表部への血流が活発になる→手足が暖かくなる→副交感神経が刺激される→過度にリラックスする

  • 以上の理由により、血圧が下がり脳への血流が低下すること

  • マスクをしているので脳の熱が発散されにくい→ボーっとしてしまう

※ボーっとしてしまうのは熱中症の初期症状でもあります



一方で夏は熱刺激や汗の不快刺激、太陽光による視覚的な刺激があるので、交感神経刺激もマアマアあります。なので、全てにおいて全身をリラックスさせる、ボーっとさせてしまうということではありません。


実はこの暑さや汗、太陽光による交感神経刺激と視床下部への刺激不足、脳血流低下といったアンバランスが脳を混乱させてイライラしてしまう人が多いという発表もあります。


なので、一概に誰もがボーっとしてしまうということではありません。


これらは脳内における経伝達物質の分解酵素の活性や、過去に受けたストレスの大きさなどによってストレスに対する強弱が分かれているといわれており、ストレスに弱い方はボーっとしやすくなり、更に不安感や衝動といった行動やイライラなどの変化が強く出るのに対し、ストレス耐性が強い人は精神的・身体的な変化は少なくなります。




対処法:ボーっとしてしまうことに対する対処法としては適度に刺激を与えてあげることです。先ほど挙げた視床下部の役割の中にある事項(食事など)を考えながら行うのも手ですが、簡単なのは「運動や読書、ゲーム」で脳を刺激するという方法です。


また、健康な人であれば、冷水浴、プール、海水浴、川遊びなどで冷たい刺激を体に与えるというのもいい方法です。顔を洗う、首筋を濡れタオルで冷やすでも◎


やりすぎると逆に疲れてしまうので適度に、という前提がありますが、これらは手軽に誰でもどこでも行うことができるのでおすすめです。今だとオリンピックを観て興奮するというのもいいと思います。


漢方薬では人参がそれに当たります。人参養栄湯や麦味参顆粒、補中益気湯、帰脾湯、六君子湯などに含まれています。人参を摂ると脳神経が刺激されて全身が元気になると共に、代謝も促進されるのでエネルギー不足も改善することができます。ぜひご利用くださいませ。


お悩みの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。




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