こんばんは＾＾今夜は雪の予報が出ていたのですが、今のところ（20時現在）何とか降らずにいてくれています。しかし、予報では22時時ころから降るようなので油断はできません。明日の朝は凍結しているかもしれませんのでご注意ください。
さて、本日は「コロナ感染後に出やすい気陰両虚という症状について」というお題でブログを書き進めて行こうと思います。
一時に比べたら落ち着いてきたという感じを受けますが、それでもまだコロナに感染している方が多いな～と感じます。
そのコロナは感染中もひどい症状が出ますが、感染後にも「後遺症」として症状が残るという特徴があります。その後遺症として多いのが漢方でいう「気陰両虚」という症状。なぜ気陰両虚になるのか、そして気陰両虚の症状と改善法についてご説明します。
気陰両虚は心身が消耗した状態
✅気陰両虚とは？
気陰両虚とは文字通り「気」と「陰」が同時に虚している状態をいいます。気とは元気と同じです。元気が虚している状態なので心身の活性が低下している状態をいいます。疲れやすい、やる気がない、食欲がない、だるいなどの状態をいいます。次に陰。陰は体の構成成分の血、体液などを指します。この陰（体の潤い）が不足している状態を陰虚と呼びます。気陰両虚は心身の活性と潤いの両方が低下している状態をいいます。
✅なぜコロナに感染すると気陰両虚という状態になるのか？
コロナに感染すると肺が侵されます。コロナ初期のように肺炎を起こすことは少なくなりましたが、鼻や喉、気管支の粘膜はウイルスと免疫細胞との戦いによって炎症が起きるので焼け野原のような状態になります。炎症によって粘膜が焼け野原になると潤いがなくなります。更に炎症によって気道が狭くなるので酸素の取り込みも悪くなります。また、強毒性のウイルスによって体全体の疲労も生じます。以上により、体全体の活性低下と体全体の保水力低下（酸素の取り込み不足による血流悪化が原因）＋粘膜の潤い低下という状態になります。これが気陰両虚です。
✅気陰両虚の症状
肌の乾燥
口や喉の乾き
便秘
食欲不振又は食欲はあるけどあまり食べられない
疲れやすい
汗が出やすい（寝汗が出ることも）
手足が火照る
動悸息切れ
髪がパサつく
微熱が続く
大きな声を出せない
胸が苦しい（圧迫感）
無気力
弱々しい咳が続く
気陰両虚を治すにはどうしたらいい？
✅改善に役立つ食材
山芋、かぼちゃ、サツマイモ、キャベツ、インゲンマメ、シイタケ、栗、桃、すもも、いちご、牛肉、豚肉、鶏肉、ウナギ、サバ、鰹、イワシ、タラ、はちみつ、アスパラガス、黒ゴマ、白ごま、卵、牡蛎、ホタテ貝、牛乳、白きくらげ、各種ネバネバ食材、各種ナッツ類
✅改善に役立つ日常生活
無理をしない
過労しない
たっぷりの睡眠時間を確保する
辛いものは食べない
胃腸の働きを健全に保つ（暴飲暴食は×）
喫煙と飲酒はほどほどに
性生活過多は×
激しい運動はしない
心身を冷やさない
暑すぎる環境に身を置かない
適切な水分摂取＋たんぱく質の摂取
サウナや暑い風呂は×
風邪やアレルギーに注意
甘い＋酸っぱい食べ物を摂る
✅気陰両虚を治す漢方薬
麦味参顆粒
麦門冬湯
清暑益気湯
炙甘草湯
清心蓮子飲
冬虫夏草
その他、症状や体質によって多数の漢方薬が考えられます。
今回は以上になります。風邪は肺を弱めますので肺が弱ると気陰両虚という状況に陥りやすくなります。なので、特にコロナではなくてもインフルエンザや普通の風邪でも罹患後に気陰両虚という状態になることもあります。あっ、私の状態は気陰両虚かも…と思ったらぜひみやわきまでご相談くださいませ。
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