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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

アトピー性皮膚炎が漢方で効果なし、病院のステロイドで速効を得たという話

こんばんは^^朝から分厚い雲に覆われているここ鹿嶋地方です。台風が2つも来てますし何となく憂鬱になりますね。



さて、「アトピー性皮膚炎が漢方で効果なし、病院のステロイドで速効を得たという話」ということですが、昨日何となくツイッターをみていたら


「アトピー性皮膚炎の治療にて、漢方医の言うことを聞いて漢方を飲み、生活習慣を改めたのだが全く効果がなく、次に病院に行きステロイド治療をしたところあっという間によくなった。漢方って何なの?」


的なツイートを目にしました。


これだけ見ればよく聞く話なのであまりショックを受けないのですが、そのツイートを追っていくと同じようなツイートをよく見かけ、更に「漢方薬及び漢方医が悪者になっていること」が分かりショックを受けました。


このようなイメージが拡散されてしまうと、「漢方=偽医学」「漢方=悪」といった間違ったイメージを持ってしまうケースも出てきます。


話を元に戻しますが、漢方薬とステロイド軟膏を比べるのはちょっと漢方が可哀そうです。何故かというとステロイドの効果があまりにも強いからです。


漢方薬は合成医薬品ではないので効き目が強くありません。なので、服用したからといって真っ赤っかになっている皮膚が急によくなるということはありません。また、肝臓が元気で代謝が良好な場合には、すぐに代謝されてしまい効果がでないこともあります。更に、漢方薬の場合は抗炎症効果よりも

・胃腸の働きを向上させて食べ物に含まれているアレルゲンの分解を高める

・水分代謝を向上させてヒスタミンの漏出を抑制する

・皮膚の保水力を向上させる

・体全体の抗酸化力を補佐する

などによって、内臓及び体全体のアンバランスを改善することによって改善に導きます。


よって、自己免疫反応が強い場合(15歳~40代後半のアトピー性皮膚炎)には効果を上げるのが難しいという性質があります。もちろん治癒の方向へ導くこともできますが、炎症の度合いが強い場合には難しくなります。そして用いる薬量が多くなる、薬の選択が難しいという傾向があります。


と、このように言い訳させていただきます。


このように色々ありますが、結局のところステロイドで治ってしまうならばステロイドでいいと思います。ステロイドには

・菌の餌になるのでニキビやタムシ、水虫などを悪化させる

・長期に渡って用いると幹部の血流悪化、皮膚が弱くなる

・日光を浴びると黒く変色する

などの弱点があります。この弱点をしっかり意識して、塗布する場所を意識し、そして改善してきたら保湿剤をうまく利用してステロイドを減らしていくということを行っていく必要があります。


これらがうまくできるようになれば問題ありません。というか、すぐに治ってしまう場合にはホントにステロイドでいいと思います。


問題なのは治らない場合、悪化してくる場合です。


この場合にはステロイドによって皮膚免疫が低下していることや、体全体のアンバランスが原因になっている可能性があるので、その原因を改善していくということを考えていかなくてはなりません。


このようにケースバイケース色々とあり、更に人によって体質・原因が異なるというのが常なのでアトピー性皮膚炎の治療は一筋縄にはいかないというのが現状です。


ツイッターにも先ほど書いたステロイドで治ったという書き込みもあれば、逆に悪化した、漢方でやっと治った、何をしても治らないといった書き込みがあり、統一されていません。この現状が一筋縄にはいかないということを象徴しています。


病気は何でもこの傾向がありますが、アレルギー、特にアトピー性皮膚炎に関してはその傾向が強いですね。ホント難しいです。よって、こちら側の薬を紹介する方もですが、患者側にも「根気強さ」が求められます。





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