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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

こんな症状が出たら要注意。風邪の進行度に伴う症状の変化

こんばんは^^今日は朝は寒かったものの、10時頃から気温が上がり、最高気温は3月並みの暖かさになったという報道がなされていました。暖かいとホッとしますよね。



さて、本日は「こんな症状が出たら要注意。風邪の進行度に伴う症状の変化」という内容でブログを書いていこうと思います。


皆さん風邪は大丈夫ですか?

年内はインフルエンザが猛威を振るっていたものの、年明けはコロナという…。勘弁してほしいですね。


今回は風邪の感染に伴う「病態の変化」についてご紹介します。





風邪による症状の変化


以下の感染時期における症状についてご説明します

  1. ウイルスが鼻や口の粘膜に付着

  2. ウイルスが鼻や口の粘膜で増殖

  3. ウイルスが増殖して扁桃腺にて免疫と戦う

  4. ウイルスが扁桃腺という関所を通過して肺や血液中に移行


順番に説明しますね。


①ウイルスが鼻や口の粘膜に付着

風邪のシーズンになると、人と接触又は人がいる場所にいることで多かれ少なかれウイルスが粘膜に付着します。これを防ぐのが換気やマスク、手洗い、密を避けるなどになります。この時は症状が出ない方もいますが、以下のような症状が出やすくなります。

  • 変に眠くだるい

  • イライラする

  • ちょっとハイになり調子がいい

  • めまいがする

  • くしゃみ


②ウイルスが鼻や口の粘膜で増殖

付着したウイルスが粘膜内に侵入して増殖を開始すると明らかな不快症状が発現します。特に風邪罹患経験の少ない小児は強めの症状が出る傾向にあります。

  • 寒気や悪寒、関節痛がする

  • 体の調子が明らかに変

  • 食欲不振や下痢

  • だるさや眠気

  • くしゃみや咳

  • 頭痛


③ウイルスが増殖して扁桃腺にて免疫と戦う

ウイルスが増殖して体に深部に侵入する際に、免疫の関所である扁桃腺にたどり着き壮絶な戦いを繰り広げます。俗にいう喉の痛みが出る時期になります。

  • 喉が痛い

  • 発熱

  • 顔が火照る

  • 悪寒や関節痛

  • 布団をかけると汗が出る、剥ぐと寒い

  • 咳、頭痛


④ウイルスが扁桃腺という関所を通過して肺や血液中に移行

  • 肺炎による呼吸困難、胸の痛み

  • 血中の酸素濃度低下→動くことが困難になる

  • むくみ、関節痛、あざ、じんましん

  • 激しい咳と痰、湿った呼吸音

  • とんでもない倦怠感で動けない

  • 意識が混とんとなる



✅次は治癒過程の時にみられる症状

  1. ウイルスが減少する

  2. 熱が完全に下がり、炎症による不快症状が残る

  3. 毒性の強いウイルスor中等度以上の場合は後遺症が残る


①ウイルスが減少する

抗ウイルス剤の服用や免疫による駆逐により、ウイルスの増殖が止まると急に体が楽になってきます。ウイルスの毒性や不快症状の強さによって異なりますが、以下のような症状が出やすいです。

  • 湿った咳が出る

  • 熱が下がり体は楽になったけど食欲不振や下痢などの胃腸症状が残っている

  • 動けるようになるがだるい

  • 薄着でいると寒い、厚着すると暑くなり汗がでる(暑くなったり寒くなったりする)

  • 色のついた痰や鼻水が出る


②熱が完全に下がり、炎症による不快症状が残る

この時期になるとウイルスはほぼいなくなっており、ウイルスと免疫との戦いによる炎症が残っている状態となります。その炎症によって不快症状が出ます。

  • 乾いた咳or粘っこい痰の咳が出る

  • 夜、寝ている時だけ咳がでる

  • 食欲が出てくる

  • だるさも解消されるがまだ疲れやすい

  • 動くと動悸や息切れを感じることがある


③毒性の強いウイルスor中等度以上の場合は後遺症が残る

コロナウイルスやインフルエンザなど、毒性の強いウイルスに感染すると後遺症が残ることがあります。毒性が強いと免疫の炎症反応が強くなることや、血管や脳、肺、胃腸など、体に深部まで侵入することなどが理由になります。

  • 倦怠感、体に力が入らない

  • 血中酸素濃度低下

  • 食欲不振、下痢

  • 味覚障害、嗅覚障害

  • 風邪に感染しやすくなる

  • 各種免疫疾患




ウイルス感染度又は体力の低下による細菌感染

  1. ウイルス感染後に細菌感染を発症する

  2. 体力低下や冷えによって細菌感染を発症する

  3. 細菌感染が悪化する

  4. 細菌感染が快方に向かう


①ウイルス感染後に細菌感染を発症する

インフルエンザやコロナウイルスなどに感染した後に、粘膜の荒れや免疫低下によって細菌感染を発症してしまうことがあります。この場合は一旦風邪が治ったかな?と思った後に再び調子が悪くなる(前回のウイルス感染よりは不快症状は軽度)のが特徴です。

  • 鼻炎(副鼻腔炎に発展することも)

  • 気管支炎の症状が出る(胸が痛い、色のついた痰が出る)

  • だるい、食欲がいまいち

  • 喉が痛い

  • 微熱+ちょっと寒い

  • 以上の症状が5日以上続く


②体力低下や冷えによって細菌感染を発症する

体力の乏しい小児や高齢者、更に体を冷やして体力を低下させた、激しい運動や過労、寝不足などによる体力低下があると、他者から溶連菌などをもらったり、自分の体に住み着いている細菌が増殖したりして感染します。

  • 鼻炎(副鼻腔炎に発展することも、ぶどうのような鼻水)

  • 微熱+寒気

  • 腹痛や食欲不振、下痢

  • ひどい咽頭痛

  • 以上の症状が5日以上続く

  • 人によっては良くなったり悪くなったりを繰り返す


③細菌感染が悪化する

細菌はそれほど強い菌ではないので体力がある人は問題ないケースが多いですが、体力が低下していると肺炎などで命を奪われてしまうことがあるので注意が必要です。

  • 気管支炎

  • 肺炎

  • 高熱

  • 腎盂炎

  • 鼻炎や副鼻腔炎の悪化


④細菌感染が快方に向かう

細菌感染は自己免疫や抗生剤などによって改善します。快方に向かうと今までの不快症状が嘘のようによくなります。

  • 鼻炎や気管支炎の解消

  • 食欲が戻る

  • だるさが改善する

  • 眠りの質が良好になる

  • 運動ができるようになる



以上になります。これ以上にも様々な症状や経過がありますが、今回はスタンダードな症状や経過についてご紹介させていただきました。このような経過を把握することにより、用いる漢方薬の方も変わってきます。


感染初期でまだウイルスが粘膜の表面にいるときは、体表部の血流を活発にする(深部への侵入を防止する)+免疫を活性化させることによって駆逐を目指し、扁桃腺にて炎症を起こしている時は抗炎症、体表部の血流を活発にする(深部への侵入を防止する)、抗ウイルス作用のある薬を用います。


ウイルスがいなくなり、自律神経症状が残った場合は自律神経を整えるものを、炎症による咳が出ている場合は炎症緩和+粘膜を潤すものを、細菌感染が疑われる場合は細菌を抑制させる作用を持つ生薬を用います。


みやわき健康薬局では随時風邪の時に用いる漢方薬の相談を行っております。予め当店にて用いるであろう漢方薬を購入していただき、後は感染した時に症状に見合う漢方薬をこちらで指示させていただきます。手元にないものはお近くのドラッグストアや漢方薬局にて購入していただく形となります。ご相談は公式LINEから行っております。ぜひ公式LINEに登録してみやわき健康薬局の風邪相談をご利用ください。




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