top of page
  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

うおおおおお!漢方的に考えた怒りが止まらなくなる原因と対策

こんばんは^^朝から一日雨となっているここ鹿嶋市です。明日明後日は最低気温が7℃と一気に寒くなるので冷やさないようにご注意くださいね。



さて、本日は「うおおおおお!漢方的に考えた怒りが止まらなくなる原因と対策」というお題でブログを書いていこうと思います。


皆さんイライラしますか?


ちょっとくらいイライラするのは誰にでもあると思いますが、年中イライラしていたり、ちょっとしたことでブチ切れるのは普通ではないかもしれません。


今回はちょっと普通ではないイライラの原因と対処法についてご紹介します。




原因① ストレスや度重なるイライラによる脳の興奮

原因の一つ目は繰り返されるストレスやイライラ、過労などによって脳が過敏になっていることによります。こちらは内臓や体全体に問題があるのではなく、イライラする状況が何度も繰り返され怒りやすくなっている状況によって発生します。ストレスはもちろん、興奮するゲームのやりすぎ、過度の運動、刺激物の過剰摂取、暑熱刺激、寒冷刺激、過度の飲酒、睡眠不足なども脳を興奮させます。


漢方では心火、肝火と言われ、神経系が過度に興奮している状態をいいます。


イライラしてどうしようもない以外にも、いてもたってもいられない、動悸、不安感、胸が暑苦しい、不眠、舌先が赤い、脈が早い、頭痛、耳鳴り、口が苦い、脈が力強いなどの症状が付随します。


対策としてはストレスから離れること、無理や無茶、やりすぎをやめること、これがとても大事です。続くとエネルギーや焼き尽くされて熱や瘀血(血流の滞り)などが強くなり、心臓や脳に病気が発生することがあるので注意するようにしましょう。睡眠時間をしっかり確保して、リラックスを意識する、トマト、きゅうり、ズッキーニ、冬瓜、なす、キウイ、すいか、豆腐、豚肉、緑茶、ゴーヤなどの食材を利用する、カフェインやアルコール、辛い食べ物などは避け、薄味で消化のよい食べ物を選ぶようにしましょう。


漢方薬としては竜胆瀉肝湯、加味逍遙散、黄連解毒湯、大柴胡湯、柴胡加竜骨牡蠣湯などが適応になります。





原因② 体内の水分&血液不足

老化や長期的なストレス、過労、過度の飲酒、食事のバランス悪化、更年期、多汗による脱水、肝機能低下、胃腸の機能低下、腎機能低下、各種慢性病などによって体内の水分量&血液量が減少してしまうと、相対的に熱量が多くなる(水分は体の冷却水)ので、頭部に熱が生じやすくなり、その熱によって感情が暴走しやすくなります。


漢方では陰虚火旺、肝陽上亢、心腎陰虚、血虚という状態になります。


イライラ以外には手足が火照る、体の熱感、口の乾燥、不眠、寝汗、下半身がだるい、めまいがする、やせ、舌が赤い、舌の苔が少ない、爪に縦線が出る、慢性的な便秘などの症状が出ます。


対策としては無理しないこと、睡眠時間をたっぷりとること、辛味や熱いものは避ける、飲酒やカフェインはほどほどに、筋肉量を増やす、ストレスから遠ざかる、みずみずしい野菜や果物で穏やかに水分補給をする、ぶどう、梨、みかん、すいか、ライチ、トマト、レモン、はちみつ、黒ゴマ、豆腐、トマト、あさり、ニラ、黒豆、プルーン、ニンジンなどの食材を摂るようにするなどが対策法になります。


漢方薬では陰虚の場合は杞菊地黄丸、天王補心丹、滋陰降火湯、知柏地黄丸、釣藤散、血虚の場合は帰脾湯、七物降下湯、当帰芍薬散などが適応になります。





③ 暴飲暴食

暴飲暴食をしていると腹満による不快刺激や、胃腸や肝臓に負担がかかることによって熱が発生し、その熱が神経を刺激してイライラを引き起こすことがあります。特に飲酒は体を過剰に温めてしまい熱を発生させるので、過度の飲酒を長期に渡り続けている方はイライラしやすくなります。


漢方では痰濁、痰湿、湿熱などという状態になります。


イライラと共に、お腹が張る、お腹が苦しい、口臭+便臭がきつい、痰が多い、舌の苔が厚く黄色い、吹き出物などの肌荒れが多い、頭が痒い、脂肪肝、多汗などの症状がでます。


対策としては暴飲暴食をやめて運動を日課とすること。特にアルコールや味の濃い食べ物、脂っこい食べ物、食べ過ぎなどは控えるようにしましょう。たまねぎ、白菜、大根、トマト、すいか、もやし、ごぼう、なす、にがうり、豆腐、海藻、緑茶などの食材がおすすめ。寝る4時間前から飲食しないようにすることも大事です。


漢方薬では大柴胡湯、茵陳五苓散、温胆湯、半夏瀉心湯などが適応になります。




その他、以上の①~③の症状に付随して「瘀血」という血流障害が付随することがあります。血流が悪くなると、全身へのエネルギー供給及び老廃物の回収がうまくいかなくなるので、自律神経の失調や痛みが発生しやすくなることによる不快刺激、熱の放散が抑制されることなどにより神経過敏が引き起こされやすくなります。このように二次的な理由によってもイライラは引き起こされます。



今回は以上になります。何をしてもイライラがなくなってくれない…という方は一度漢方療法を試してみてはいかがでしょうか。みやわき健康薬局では随時新規のご相談をお受けしています。ぜひ公式LINEやお電話にてお問い合わせください。直接のご来店も大歓迎です。





ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→右上の人+マーク(友達追加)→検索→@578zspjvで検索してメッセージ下さいませ



bottom of page