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  • みやわき健康薬局  宮脇 崇

真夏によく使われるカッコウ正気散(勝湿顆粒)と麦味参顆粒の使い方

こんばんは^^今日は「初夏」という感じの「動けば暑い」陽気となりましたね。

暑い夏がすぐそこまで来ている感じがします。



さて、今回のブログは夏によく使われるカッコウ正気散(勝湿顆粒)と麦味参顆粒の説明をしようと思います。


皆さん夏は得意ですか?

最近の夏は厳しいので、よほどの方じゃない限り得意という方はいないのかなと思います。


その厳しい夏を乗り切るためによく用いられる漢方薬2種類についてご説明しますね。



カッコウ正気散(勝湿顆粒)は胃腸の機能低下+水分の吸収障害


一言でいうとお腹のお薬です。 漢方でいう湿困脾胃といって、湿度が高いことや冷たい水分をたくさん飲むことなどによって、胃腸の機能が阻害されている状態に用いる薬になります。湿困脾胃の症状は食欲不振、胃もたれ、腹部膨満感、下痢、吐き気、体が重だるいなどになります。


このようにお腹の不快症状で特に水分の吸収がよくない状態だけの時に用いてもいいですが、そこに悪寒や頭痛などの体表部の冷え(風邪や冷房による冷え)を伴う場合にも用いることができます。


カッコウ正気散(勝湿顆粒)に配合されている生薬をご紹介します。

カッコウ、半夏、白朮、茯苓、紫蘇葉、厚朴、白芷、陳皮、桔梗、生姜、大腹皮、大棗、甘草の13味が配合されています。


  • 芳香化湿(香りによって水分代謝を改善)のカッコウ

  • 解表(体表部の血管を拡張させて汗を出す)紫蘇葉、白芷

  • 健脾利水(胃腸の働きをよくする+水分代謝を改善)の白朮、茯苓

  • 理気化湿(緊張緩和+水分吸収を促す)の半夏、陳皮、厚朴、大腹皮

  • 化痰止咳(痰を取り去り咳を止める)の桔梗

  • 和胃(胃腸の働きを助ける)の生姜、甘草、大棗

それぞれ以上のような効能効果があります。

これを見ていただければわかると思います。ほとんどが胃腸に効いて、さらに水分代謝(水分を吸収させて取り除く)を良好にするものになりますね。面白いのが体表部の血管も開くことによって、更に体に溜まっている余計な水分の発散を促しているところと、ストレスを取り除くことによって自律神経を副交感神経の方に傾けて胃腸の動きをよくしようとしているという働きも付加してるところです。


湿度が高くて心身がだるい、冷房が少し寒く感じる、そして胃腸の調子が悪く喉は乾く(乾かない場合もあり)ものの水分を欲しいと思わない、又は飲むともたれる感じがしてはいって行かないという方に適しています。また、夏場の風邪にもいいですね。


注意点は体を乾かしながら温めるという作用があるので、胃腸は問題ない+暑さを感じている+脱水気味の時は用いない方がいいでしょう。





麦味参顆粒は暑さと脱水による心身の脱力に


麦味参顆粒は一言でいうと体液を増やす+元気をつけるお薬になります。 漢方でいう気陰両虚というお薬です。気(体を動かす元気)と陰(血液や水分)が足りていない時に用いる薬という意味です。暑いと汗をかきますよね。汗をかくと脱水になります。また、汗をかくと消費エネルギーが増えるので疲れます。更に脳が熱せられるので、熱に弱い脳が疲弊して疲れやすくなるというのもあります。気陰両虚の症状は無欲状態、疲労倦怠感、胸が重苦しい、息切れ、暑さによる発汗過多、口の乾き+だるさなど。


このように、暑い夏によって心身共に疲れ果ててしまった時や、疲れの予防して用いられることが多い薬になります。


麦味参顆粒に配合されている生薬についてご説明します。

人参、五味子、麦門冬の3味になります。


  • 補気(保水力を高めると共に心身を元気にする)の人参

  • 生津止汗(汗を止めて脱水を抑制する)の五味子

  • 滋陰(水分保持力を高める)の麦門冬 それぞれ以上のような働きがあります。


各生薬をみたら一目瞭然ですよね。汗の出過ぎを抑えて保水力を高め、更に暑さによって疲弊した心身の元気を取りもどすという処方になります。汗を止めるといっても、汗を止めてしまう訳ではないのでご安心ください。あくまでも出過ぎてしまうのを抑制するという効果です。暑いとどうしても疲れちゃいますよね。いわゆる夏バテや熱中症時または後のだるさによく効きます。


注意点は興奮させるという作用があるので、体が元気な方が暑さでイライラしている時や、虚(心身の弱り)による汗ではなく、単に暑いだけで多汗になっているだけの時は適応になりません。




今回は以上になります。

2処方共に厳しい夏に役立つ処方なのでぜひ味方につけてみてください。

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