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なぜ…?「首だけに湿疹」ができる理由

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 2月20日
  • 読了時間: 6分

こんばんは^^世間では明日から三連休。当店は日月の2連休となります。天気が良く気温も上がるようなので、お出かけなさる方も多くなりそうです。ぜひ春をお楽しみくださいませ。



さて今回のブログは、店頭にてよくあるご相談の一つである「首だけに湿疹ができる理由」の説明になります。


最初の頃は「なぜ首だけなんだ…」とその謎が解けなかったのですが、段々と相談をこなすうちにその理由が分かってきました。


その原因と対策についてわかりやすくご説明させていただきます。





まず、首という場所の特徴を理解すること


症状の原因を知るためには、まずその場所の特徴を理解する必要があります。


首の特徴

  1. 皮膚がとても薄く皮脂腺が少ない(皮膚の厚さ:まぶたは0.5mm~0.6mm、首は1.2mm~1.5mm、その他は1.7~2.0mm、足の裏は3mm)→過敏で弱い、傷つきやすい

  2. 頭部と胴体の血液が行き来する場所+血液の通り道が集中しやすくなっている

  3. 皮膚が薄いので栄養不足の影響を受けやすい

  4. 髪の毛や襟などで刺激を受けやすい(皮膚や皮脂が少ないので余計に)


各々の説明の前に、なぜこのような構造になっているのかというと、それは頭部の動きを良好にするため(皮が厚いと動かしにくい)、脳の熱を素早く取り除くため、周囲の状況を過敏に察知するため(寒い→体を冷えから守るなど)とされています。うまくできていますね。



それでは首の特徴についてご説明します。




①皮膚がとても薄く皮脂腺が少ない(皮膚の厚さ:まぶたは0.5mm~0.6mm、首は1.2mm~1.5mm、その他は1.7~2.0mm、足の裏は3mm)→過敏で弱い、傷つきやすい


首の皮膚はとても薄いので刺激に対してとても脆弱です。冬の乾燥や夏の湿気や汗、それらの刺激によって掻く、ストレスによる熱や血流悪化、マフラーやネクタイ、髪の毛、花粉などの刺激などによって傷つき、それによって湿疹が発生しやすくなります。



②頭部と胴体の血液が行き来する場所+血液の通り道が集中しやすくなっている

人間の体で一番血液を必要とするのは「脳」です。その脳への血液を供給する関所が首になります。首は動かしやすくするために「細く」なっています。構造上、血流の影響を受けやすい部位と考えられます。


これが何を意味するのかというと、血液というのは温かいものなので、通り道が急に狭くなり血液の密度が増すということは「首は熱を帯びやすい傾向がある」場所ということになります。また、露出している+皮膚が薄く皮脂が少ない+血管がむき出しに近いので「冷えやすい」場所でもあるともいえます。即ち、熱と寒の両方の影響を受けやすい場所ということですね。



③皮膚が薄いので栄養不足の影響を受けやすい

皮膚が薄い+皮脂が少ないということは、それだけ貯蔵してある栄養素や水分の量が少ないということなので、例えば貧血や胃腸障害による栄養吸収に障害が発生するなどがあると、すぐに栄養や水分が枯渇してしまうという状況が作り出されるというリスクがあります。


なので、栄養障害や血流障害、月経などによる血の損失、出産や更年期による変化、外気の乾燥、寒さやストレスによる血管の収縮、汗による刺激、かき傷、髪の毛などの刺激などの影響を強く受けてしまうことから、皮膚トラブルが発生しやすくなります。そして皮膚トラブルが治りにくい場所でもあります。



④髪の毛や襟などで刺激を受けやすい(皮膚や皮脂が少ないので余計に)

髪の毛や襟、ネクタイ、マフラーなどで物理的な刺激を受けやすいという場所でもあります。さらにシャンプーの洗い残しなどが残りやすいというのもありますね。これら刺激と①~③などの影響が重なり、皮膚トラブルを引き起こしやすくなります。





どのような対策をすればいいの?


一言で申し上げますと「その人に見合った対策をする」になります。


先ほど説明した通り、首の皮膚は薄く過敏、そして寒さや暑さ、血流、栄養状態を反映しやすい場所になります。例えば、便秘によって老廃物の排泄や腹部の血流に問題が発生していると、腹部に熱がこもりやすくなるので、その熱が首に悪影響を及ぼし、肌トラブルを引き起こすと考えます。また、更年期にてホットフラッシュが生じている場合には、頭部の熱が首にも循環するので、その熱によって赤みや痒みが発生することもあります。さらに、血液や水分の保持力が少ないと、その影響が首の皮膚の栄養状態や皮脂の分泌に問題を発生させるので、首の皮膚の乾燥や乾燥による痒みを発生させます。


このように、原因が各々異なりますので、その原因を把握して対策することが求められます。


漢方療法による識別(代表的なもの)

(名称→症状→対策法→用いられる代表的な薬)


✅陰虚(水分保持力低下)→乾燥、冬に悪化→保湿、食事からの栄養摂取白きくらげ、松の実、山芋(山薬)、れんこん、ナッツ類などを意識)+辛いものは摂らない→八仙丸、温清飲など


✅血虚(血液及び栄養不足)→皮膚が弱い、月経時~後や過労時に悪化→補血、食事からの摂取(赤身肉・赤身魚、貝類、レバー、黒豆、黒きくらげ、ひじき、緑黄色野菜など)+脳や目の酷使をしない→当帰飲子、当帰芍薬散など


✅湿熱(水分と熱過剰)→夏や暴飲暴食の後、高温期に悪化→水分代謝の改善、清熱、便秘の改善、食べすぎや飲食を減らす、高湿度に注意→大柴胡湯、防風通聖散など


✅血熱(熱過剰、血流の促進)→火照りや熱感を伴う首の湿疹、患部に熱を持っている→清熱解毒、便秘の改善、ストレスの緩和、飲酒やあぶらっこいものの制限→温清飲、清営顆粒など


✅風熱(掻き傷及び上記の症状+肌の炎症)→痒みや赤みが強い→炎症や熱の除去、掻かない、触らない→消風散、白虎加人参湯、ベルクミン軟膏など


✅寒邪(心身の冷え)→寒い時期に悪化、背や手足に冷えを強く感じる、痒みはさほどではない→保温、栄養状態や心身の活性の改善、適度な運動→温経湯、当帰飲子、十全大補湯など


 対策として大切なこと(共通して)

  • 掻かない

  • 刺激を減らす

  • 首の保湿(場合によっては+抗ヒスタミン剤)

  • 食生活の見直し(バランス重視)

  • 便秘改善

  • 睡眠の質を上げる



以上が単独または複合して発生します。また、他の要因が重なることもあります。

原因や症状、適応になる漢方薬などはかなり簡略化しています。実際にはもっと細かく多彩な項目に細分化されますので、すべて「参考程度」としてくださいませ。


気になる方はぜひみやわき健康薬局までご相談ください。




今回は以上になります。

簡単そうで難しい症状になりますのでブログにて簡単に説明するのには無理があるな…と思いながらも書いてみました。簡単な説明になりますので、実際には異なることもあることをご了承くださいませ。


※「長引く場合は皮膚科受診もご検討ください」

※「感染症やアトピーなど別の疾患の可能性もあります」



よい週末を^^






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