無料写真素材 写真AC より引用
こんばんは^^今日は朝から寒かったですね。やっぱり太陽が顔を出さないと冬は身も心もかじかんでしまいますね。
さて、「その疲れ、お酒が原因かも」ということですが、12月といえば忘年会にクリスマス、そして年末年始とお酒を飲む機会が増えますよね。そしてお酒を飲めば飲むほど何となく心身が疲れませんか?
皆さんが感じている通り、お酒と疲れには相関関係があります。何故かというと、肝臓という臓器は沢山のことを一度にできるように出来ていないから、というのが答えとなります。
肝臓という臓器は
・食事によって入ってきた栄養素を体に使えるものに変化させる
・体の細胞に必要な栄養素を貯蔵する
・体の毒や脂質を分解する
・胆汁の生成(脂質の分解、抗酸化作用)
という仕事があります。
この仕事を一度に全部行うことができません。正確に言うとできるのですが、偏りがあり、疲れや機能低下があると更にその偏りが大きくなります。
人間の活動も同じですよね?洗濯をしている時に同時に料理はできません。それと同じです。
お酒を飲むと含まれる毒性物質を排泄しなければなりません。その排泄の仕事担うのが肝臓の仕事です。およそですが、ビール500mlで3~4時間かかるといわれています。飲む機会が多くなったり、仕事で疲れていたりすると更に分解にかかる時間が伸びる傾向にあります。
このお酒の分解をしている時というのは他の仕事が捗りません。例えば栄養や酵素を作る働きが低下すると、体がだるくなる、すぐに疲れる、風邪をひきやすくなる、胃もたれするなどの症状が出やすくなり、脂質の分解が滞れば、太りやすくなり体が重くなる、肌荒れがひどい、体臭がきつくなるなどの症状が出やすくなります。
アルコールの過剰な摂取によってこのような状況が起こり得るので、疲れやだるさがひどい…といった症状を感じた場合には、少しお酒を控えたほうがいいかもしれません。
年末年始だけお酒を飲むといった場合は一過性なのでそれほど問題視されませんが(しかし、大量や急激にたくさん飲む、心身の調子が悪い、慢性病を抱えている、飲みなれていないなどは要注意!)、日常的に体の許容量を超えた飲酒は先ほど挙げたデメリットが常に体に起きている状態なので、心身の調子が悪くなるのはもちろん、各種慢性病、肝臓疾患への罹患率が飛躍的に上昇してしまうので注意が必要です。
肝機能が低下してしまうと、肝臓の持つ解毒機能が低下して脳へ毒性物質が循環しやすくなります。そうなると脳細胞が破壊されてしまい、今度は正常な判断ができなくなってしまい、アルコールをやめたくてもやめられない、体が悪くなっていることに気が付かない、早期の痴呆などを招いてしまい、アルコールのデメリットをさらに大きくしてしまう可能性があります。
こうなると正に百害あって一利なし。
何事もほどほどがいいといいますが、アルコールに関してまさにそうです。自分で量を制限できない、体が悪いのにやめられないのであれば、禁止薬物と同じなので強制的にやめる必要が出てきます。
人には楽しみのベクトルがあり、法律で許容されているものであればその楽しみを謳歌する権利がありますが、明らかに健康を害する、周囲に迷惑をかけるなどがある場合には、禁止するような取り組みも必要になるのかもしれません。
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