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みやわき健康薬局  宮脇 崇

胃腸の不快感も!?脱水で引き起こされる症状を理解しよう

こんばんは^^本日も暑い一日になりましたここ鹿嶋市です。夜でも30℃を超えている日が多いようなので、適切にエアコンを使って就寝するようにしてください。夜間熱中症で病院に運ばれるケースが増えているようです。



今回のブログは「胃腸の不快感も!?脱水で引き起こされる症状を理解しよう」というお題で書いていこうと思います。


皆さん脱水大丈夫ですか?

全然大丈夫!という方でも、思い出したら「もしかしたらあの時…」というあいまいな時ってありませんでしたか?


今回は脱水に陥っている時の症状について確認する内容となります。

しっかり理解して症状がでたらすぐに対応できるようにしておきましょう。




脱水が生じたら体はどうなる?

脱水というのは体から「有用な水分が失われた状態」になります。そうなると、血液中の水分も失われるということになりますので、心身を冷却することが出来にくくなり「熱中症」のリスクが増します。また、血液の流動性が低下するので「心筋梗塞」や「脳梗塞」などの血管の病気のリスクも高くなります。そして20パーセント以上の水分を失うと「死亡する」といわれています。


なので適切な水分の摂取は必要不可欠。




脱水に陥った時の症状について確認しよう


一般的によく言われる脱水時の症状

  • めまいやふらつき

  • 頭痛

  • だるい

  • 微熱

  • 口が乾く

  • 低血圧

  • 皮膚が乾燥する

  • 手足の筋肉がつる

  • 尿が濃くなる・尿量減少


これらはよく周知されているので知っている人が多いと思います。脱水によって全身を循環する血液の量が低下するので、体表部や口などの乾きや循環不良による各所の機能低下という症状が出やすくなります。



次に、あまりよく知られていない症状についてご説明します。


あまりよく知られていない脱水の症状

  1. 胃部の不快感+食欲不振

  2. 集中力の低下+眠気

  3. 動悸や不整脈

  4. 舌が赤黒く乾く


順番に説明しますね。


①胃部の不快感+食欲不振

脱水傾向になって体内のミネラルバランスが乱れると、胃腸への血流量が低下するので胃腸の機能が低下します。胃腸は血液から栄養をもらって機能が維持されていることを意味します。多汗による脱水や肝臓や腎臓に問題が発生して脱水状態になっていると、汗をかいた後や体を動かしたあと、疲労時に胃部の不快感が発生します。


②集中力の低下+眠気

脱水になり血液の流動性が悪くなると、当然のことながら脳への糖や酸素の供給も低下します。すると脳自体の機能が低下してしまい、集中色の低下や異常な眠気といった症状が出ます。


③動悸や不整脈

心臓は血中水分量の低下を感じとると、その状態を鼓動を増やして回避しようとします。よって動悸や不整脈が出やすくなります。また、電解質異常によっても発生します。


④舌が赤黒く乾く

舌体を栄養するほどの水分が巡らなくなることや、脱水によって口内が乾いて「熱」が発生することによって舌の色が赤黒い色に変化して、舌の表面が乾くようになります。




以上のような症状が出た時は水分を補おう

以上のような症状が出た時は速やかに水分を補うようにしましょう。

上記のような症状が出ている場合には、ミネラルも失われている可能性が高いので、ミネラルを多く含んだ経口補水液や味噌汁などで補うようにしましょう。症状が落ち着いてきたら水や麦茶などの塩分を含んでいない飲み物でも大丈夫です。


漢方薬では「保水力を高める」ものが適応になります。

芍薬甘草湯、炙甘草湯、麦味参顆粒、白虎加人参湯、竹葉石膏湯、甘麦大棗湯、亀鹿仙、清暑益気湯などの体全体の保水力を高める+心身を元気にする作用のある漢方薬が適応になります。どの漢方薬が合うのかはその人の体質や症状によって異なりますので、実際に服用する際には漢方の専門家に相談するようにしてみてください。


特に胃腸が弱い、肝機能が低下している、腎臓の機能に問題があるなどがある方は保水力に問題がある場合が多いので、漢方薬などで補正してあげるようにしてみてください。


日常生活でも、体全体の保水力を高めるために、塩分やたんぱく質を意識すると共に、胃腸の機能を落とさないよう、冷たいものや消化の悪いもの、暴飲暴食などを抑制すると共に、肝臓や腎臓に負担をかける深酒や過労、喫煙、寝不足、多汗、強いストレス、心身の冷え、味の濃い食事、暑熱の環境、運動不足、バランスの悪い食事などを解消するように心がけましょう。




今回は以上になります。

脱水は熱中症や心筋梗塞などを招くので命に関わります。なので常に体と相談して大丈夫かどうか確認するようにしましょう。水分は口から摂取して血液に変わるまでに20分かかるといわれています。要するに、緊急事態に陥ってから飲んでも手遅れ…になるので、前もって適度に水分を摂っておくように心がけましょう。もちろん、摂りすぎは健康に対して逆効果になることもありますので、上手に調節しながら意識してくださいませ。




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