こんばんは^^相変わらず蒸し暑い残暑が続いているここ鹿嶋地方です。とはいえ、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきました。秋の足音が少しずつ聞こえてきましたね。
さて、「飲み込むことも吐き出すこともできない。のどに違和感を感じるワケ」ということですが、喉に違和感を感じてご来店なさるお客様が多くなっています。この違和感の正体は何なのでしょうか?
飲み込んでも飲み込めない、吐きだそうとしても吐きだせない。病院に行って検査しても異常なしとなると、治療のしようもない、原因も分からないで八方ふさがり…という状況になり困っている人も。
漢方ではこの症状を「梅核気(ばいかくき) 」と呼び、何千年も前から治療を行っています。
梅核気は「気」の流れが悪くなっていることが原因で発生するとされています。気とは「元気」や「やる気」などの気です。分かりやすく言うと「神経伝達」です。人間の体には神経が張り巡らされており、その神経が細胞や筋肉を刺激することにより、手を動かす、心臓が動く、熱さを感じるなどの行動がなされています。
この気(神経伝達)が正常に行われている場合には心身は正常ですが、ストレスや過労、運動不足、冷えなどで脳及び神経の状態が影響を受けると、正常に伝達されなくなり、筋肉にけいれんや痛み、むくみ、しびれなどの症状が出ます。その一つとして「梅核気」があります。その他、胃痛や頭痛、手の震え、ゲップやおならが多い、動悸・不整脈、イライラや不安感が多いなどの症状が出やすくなります。
改善法としては
・ストレスフリーに努める
・軽い運動やストレッチを行う
・消化のよい食事を心掛ける
・睡眠時間をしっかり確保する
・過労を改善する
・よく笑う
・前向きな思考
・心地のよいマッサージ
などを心掛けながら
セロリ、ミント、オレンジ、あさり、しじみ、タマネギ、グレープフルーツ、紫蘇、梅干などの「気の巡りをよくする食べ物」を摂るようにします。
漢方薬では
・半夏厚朴湯
・半夏瀉心湯
・逍遥散
・開気丸
・香蘇散
などを利用することが多いです。
以上が原因と治療法になります。一番よくないのは「病気かな」と思い悩んでしまうものの何もアクションを起こさないこと。
思い悩むことで精神を病む原因になりますし、気の流れが悪い=内臓や血流、脳の働きによくない影響を及ぼしているということなので、例えば胃潰瘍や慢性頭痛などに発展していまうこともあります。
よってなるべく早くアクションを起こして改善しなければなりません。
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