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みやわき健康薬局  宮脇 崇

長夏(夏~秋の季節の変わり目)の脳疲労を改善する漢方薬

こんばんは^^朝から真夏の暑さとなりましたここ鹿嶋市です。明日から気温が急降下する予報になっていたのですが、予報を見たら明日、明後日も暑いみたいです。もう少し夏が続くようです。



さて、今回は「長夏(夏~秋の季節の変わり目)の脳疲労を改善する漢方薬」というお題で書いていこうと思います。


皆さんこの暑さでお疲れではないですか?

体がだるくないですか?

頭が回らない感じがしませんか?


実は脳は暑いと活性が低下し、さらに暑い期間が長くなると自律神経が疲弊してしまうので心身を冷却する働きも悪くなり、脳の活性をさらに低下させてしまいます。これが今(9月後半)の疲れの正体になります。




9月後半の疲れは自律神経の機能低下

暑くなると自律神経が一生懸命に働いて熱を冷ましてくれます。

6月ごろの暑くなり始めの頃はうまく熱を冷ますことができない(暑さに慣れていないので)ので、のぼせや火照りが出やすくなるなど、暑さによる不快症状が出やすくなります。それが段々と慣れてくると暑さに対応できるようになりますが、一方で今の夏は「暑すぎる」ので熱中症に罹患する方が増加します。


今のように暑さが終盤になると、今度は今まで自律神経を調節して体温を調整していた視床下部の疲れが出てきます。調整し続けたことによって疲弊するということですね。



視床下部(自律神経)が疲弊するとどうなるのか?

視床下部(自律神経)の働きは「意識しなくても勝手に調整されている神経」を調節する、になります。体温の調節、発汗、内臓の動き、血糖値や血圧の管理、筋肉の緊張や弛緩などを調節してくれています。この大事な視床下部(自律神経)が疲弊してしまうと調節がうまく行われなくなるので、のぼせや火照り、胃もたれ、だるさ、動悸息切れ、過眠、不眠、寝汗などの様々な不調が出てきます。


皆様の今現在感じているだるさや胃もたれも、恐らく視床下部(自律神経)の疲れだと思います。





暑さによって疲弊した視床下部(自律神経)を改善するにはどうしたらいいのか?

夏の暑さによって視床下部が疲れている理由は「仕事量が多いから」そして「暑さによって疲弊しているから」の2つの理由があります。


仕事量が多いからについては説明しましたよね。暑さから体を守るために体温調整をこまめにする必要があるので、仕事量が多くなり疲れてしまいます。


もう一つの「暑さによる疲弊」についてご説明しますね。脳は24℃くらいが一番パフォーマンスが向上するといわれています。即ち、24℃くらいが一番調子がいいのです。それより暑すぎたり寒すぎたりすると調子が悪くなります。寒さについては衣服で調節できますが、暑さはどうしようもありません(外にいた場合)。


今のように暑さの程度が増したり期間が長くなったりすると、脳自体が暑さによって疲弊してしまい機能が低下するという事態が引き起こされてしまいます。



夏~秋に視床下部の機能を改善するには仕事量を減らすこと

難しいことを考える必要はありません。視床下部の疲れを取り除くには「仕事量を減らす」ことを考えることで解決します。気温差やストレス、暴飲暴食、栄養の偏り、過度の飲酒、過労、睡眠不足などで視床下部の仕事量は増えてしまうので、これらをしないようにして「休ませてあげる」ことを意識しましょう。それだけで段々と改善していきます。


また、暑さによって疲弊したというのがあるので、なるべく暑い環境には身を置かないように気を付けましょう。熱い湯に長時間つかる、サウナに入る、負荷の強い運動を長時間行うなどもよくありません。もちろん冷やしすぎもNGなので、寒いと思う環境に身を置かないことも大事になります。


以上を意識しながら「規則正しい生活習慣」を意識します(健康な人の場合)。あまり休みすぎてしまうと、筋力が低下したり、自律神経の乱れ、余計に心身がだるくなってしまうことがありますので、多少辛い時もありますが規則正し生活を送ることを意識するようにします。そうした上で、先ほど申し上げた冷えや暑さ、過労、ストレスなどに気を付け、少し早く就寝するのを心がけるようにします。



機能を改善する漢方薬

漢方薬ではその人の症状や体質によって異なりますが、基本的にその時の不快症状を緩和させてあげることを意識します。ほてりやのぼせが強い場合には白虎加人参湯や清営顆粒、知柏地黄丸など、だるやさ疲れがひどい場合には麦味参顆粒や補中益気湯、情緒が不安定な場合は柴胡疎肝湯や抑肝散加陳皮半夏など、寝汗や眠りの質が悪いなどは酸棗仁湯、黄連阿膠湯などを適宜用いるようにします。


これから寒くなり大気が乾燥してくると風邪や喘息、関節痛、肌の痒み、冷えなどが出てきます。夏が厳しく心身への負担が大きいと、秋冬にその影響が出やすくなります。その場合にも漢方薬にてケアできますので、ぜひご相談くださいませ。



今回は以上になります。よい週末を^^





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