こんばんは^^今日は朝から夜までずっと台風の影響を受け続けています。何となく私の記憶では、台風が近くに来たのは今年初めてのような気がするのですがどうだったですかね…?
さて、今回は「自分の体を弁証して健康状態を確認しよう!」ということで、我々専門家に相談せずとも自分の体を知り、その上で管理していく方法をご教授したいと思います。
ものすごく有効な方法なので、ぜひ覚えて日常の自己管理にお使いください。
まずはこちらの表をご覧ください
こちらは我々が行っている体質の見極め方法を簡単にしたものです。
まず4つの項目を上から順番にご説明します。
まず「気」は元気をいいます。脳が適切に動き、その指令によって内臓や筋肉が動いています。気は脳の指令及び内臓や筋肉活性をいいます。脳の動きが低下してやる気が起きない、運動しなければならないのに体がだるい、すぐに疲れてしまうなどは気が足りていない証拠です。
気が足りていないのは気虚(キキョ)といって病的な状態です。気虚を改善するには、疲れている場合には休む、逆に休み過ぎている場合には運動などで活性化させるなどの方法を取ります。
逆に気が過剰になる場合もあります。気が過剰になっている状態というのはストレスや過剰な運動、労働をしている状態です。ストレスによって脳神経が過剰に刺激されて緊張、興奮状態となる、残業や過剰な運動によって体が酷使されて体が昂った状態になる、これらは元気が渋滞している状態です。
イライラする、頭痛、眠れない、下痢、動悸が続くなどの症状が出ます。改善法はリラックスすること、いい加減になること、ぼっーっとする、ダラダラするなどです。
熱は人間が生命を維持するために必要不可欠なものです。脳が体温を管理し、内臓や筋肉が熱を生み出し、皮膚が余計な熱を発散させることで調整されています。
熱が足りていないのは体の活性低下を意味します。心身の活性が低下して熱を生み出す能力が低下しています。女性に多い冷え性や高齢者の冷え、更にうつ病などの精神疾患を患っている方にも多い傾向にあります。
症状は動きたくない、無表情、とにかく寒い、体を冷やすと具合が悪くなるなどがあります。改善方法は筋肉をつけること、日光に当たること、しっかり栄養のある食事を摂ること、前向きな目標をもって活発な人生を送ることです。
逆に熱が過剰になる場合もあります。ストレスや暴飲暴食、心身が活性化する青年期などは熱が過剰になり、多汗、のぼせ、ニキビ、各種皮膚炎、口臭、高血圧などの症状がでやすくなります。改善法はストレスフリーや睡眠をしっかりとること、食べ過ぎ、飲み過ぎを改善することです。
血は血液及び血液中に含まれる栄養素全部をいいます。血が不足していると体全体の栄養が不足していることを意味するので様々な不快症状が引き起こされます。
ダイエットをしている方や、血を損失する若い女性、心身を酷使する負荷の強い労働やスポーツをする方、代謝の低下した高齢者などに多くなります。
症状としてはめまい、顔色が悪い、月経周期が乱れる、冷え性、疲れやすい、爪や髪、肌の艶がなくなるなどがあります。対策はバランスの取れた食事をしっかり摂ることです。また、エネルギーを消費する負荷の強い労働や運動などを控えることも大事になります。
逆に食べ過ぎや飲みすぎで血が過剰になる場合もあります。栄養を摂りすぎると、糖尿病や脂質異常症、鉄過剰症などが引き起こされると共に、血液自体の量も多くなるので血圧も高くなります。そうなると、血液の流動性が低下したり、血管への負荷が強くなるなどするので心筋梗塞などの血管のつまりの病気や脳出血などの血管が破れる病気などが出やすくなります。
対策は食べ過ぎるのをやめること、そして運動量を増やして血液中の老廃物を減らすことです。
液は体全体の水分量をいいます。血液やリンパ液、細胞内に含まれている有用な水分はもちろん、細胞外に漏出している不必要な水分も含まれます。
こちらは加齢や肝機能の低下によって不足します。高齢になると水分を収めておく血管や細胞が硬くなってしまうので、水分を保持できるスペースが小さくなります。肝機能が低下するとアルブミンの合成が低下するので、水分が体に維持されにくくなってしまいます。
水分量が不足すると夏バテ、体の上部の火照り、目や口、膣、肌の乾燥、めまい、空咳などの症状が出やすくなります。対策はこまめに水分を摂取すること、体に水分を保持する役目のあるたんぱく質を摂取すること、甘酸っぱいフルーツを適度に摂取することなどが大事になります。心身の酷使や辛い物の摂取、寝不足などは逆効果になるのでご注意を。
逆に摂りすぎは痰湿という水分過剰状態になるので注意です。水分の摂りすぎ、冷たい飲み物や生ものの摂取、脂っこいものや甘いものの摂りすぎ、胃腸の酷使、塩分の摂りすぎ、運動不足などがあると過剰な水分が停滞しやすくなるので注意しましょう。
痰湿の症状としては、体が重だるい、慢性的な吐き気がある、舌がむくんで苔が厚い、関節や筋肉にしびれや痛みがでやすい、湿疹が出やすいなどがあります。改善法は胃腸の負担を減らすこと。暴飲暴食を避け、更に冷たい飲み物を常温に変えます。水分摂取は一気飲みせずちょびちょびと。香辛料や薬味などを適度に使うと効果的です。
以上4つにプラスして、肺・心臓・胃腸・肝臓・腎臓という重要な臓器の状態も観察するようにします。どこかに不快症状が出ている場合には、そこを労わってあげるようにしましょう。
空咳が続くなど肺の弱りを感じた時は肺を乾燥させないように注意しましょう。加湿器やマスクでケアすると共に、冷えた空気を吸い込まないように喉を温めてあげるようにします。そうした上で調子がいい時は運動で適度に鍛えることも必要です。
動悸やのぼせ、胸の痛みなど心臓の不調を感じた時には、ストレスがないか、身を置いている環境の温度は正常か、更に刺激のある飲食物を摂取していないか、血圧は正常化などをチェックしましょう。特に熱には弱いので過剰なストレスや暑熱の環境は要改善です。
胃腸は暴飲暴食を避けよく噛んで飲み込むことが大事です。調子が悪くなると食欲低下、下痢便秘、顔が黄色くなる、皮膚炎やアレルギーの憎悪などが出やすくなります。脂っこいものや甘いものは負担となるので、なるべくバランスを重視していろいろなものを食べるようにしましょう。腹八分目の、手作りの日本食を食べて、冷たくて甘い清涼飲料水を口にしないようにすればOKです。
肝臓は沈黙の臓器なので不快症状は出にくいですが、一番大事な臓器なので一番いたわってあげるようにしましょう。機能低下すると心身がだるくなる、爪が白くなる、腹が張る、食欲低下、むくみなどの症状がでるようになります。酒たばこ、ストレス、不要な薬やサプリメント、栄養不足などに弱いのでこれらを避けるようにします。
最後は腎臓。血液のろ過やホルモン分泌の指令を出す大事な臓器です。調子が悪くなると自律神経の失調、貧血、冷え、性力低下、血圧が不安定になるなどの症状が出ます。冷え、ストレス、過労、寝不足、脱水、暴飲暴食を嫌うのでそれらを避けるようにします。
ちょっと長くなりましたが、簡単な自分の体のチェック方法になります。ぜひ参考にしてくださいませ。もちろん、体質の改善は漢方薬でもできますので、ご希望の方はみやわき健康薬局までご来店、ご連絡くださいませ。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」で検索してメッセージ下さいませ
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