こんばんは^^今日は気温こそ高くて過ごしやすかったものの、風が強く嵐のような一日となりました。明日以降は急激に気温が急降下するようなので注意したいですね。
さて、「肝腎の健康が寿命を左右する」ということですが、漢方では人間の臓器で一番大事だとされているのが肝と腎とされています。
この2つの臓器の健康を維持することで寿命が延び、更に感染症などにも負けない体を手に入れることができます。
現代医学の肝臓と腎臓とほぼ同じですが、漢方の肝は肝臓にプラスして全身の神経と胆嚢を含み、腎は腎臓にプラスして各種内分泌系も含みます。
なぜ「肝」が大事なのか?
なぜ肝が大事なのかというと、肝臓が大事な臓器だからです。肝臓は
食べ物を全身の細胞が使えるものに変換する
体にとって毒となるものを無毒化して排出する
栄養素を貯蔵する
消化酵素の生成
情緒の安定
神経細胞の健康維持
全身の水分維持
一番大事なのは栄養の合成と解毒です。肝臓がないと例えば免疫細胞が合成されない、活動に必要な栄養素が供給されない状態になるので、免疫が低下して感染症やがんなどに犯されやすくなります。
そして体中に毒が残り続けてしまうので、例えば脳が萎縮してしまうという原因になったり、全身の細胞が老化してしまう要因になります。神経及び脳に悪影響を及ぼすと情緒が不安定となり精神が安定しません。ストレス耐性も低下します。
また、アルブミンと呼ばれる体の水分保持に必要な成分の合成も行われなくなるので、脱水になりやすくなるので、血液がドロドロになり血栓症などの深刻な病気の原因になります。
なぜ腎が大事なのか?
腎臓は生命維持に最も大事な臓器と呼ばれています。何故かというと全身の臓器及び脳、血管への命令を担っている臓器だから。即ち腎臓が機能低下すると全身に信号が流されて臓器及び脳、血管、ホルモン系が影響を受けて機能低下、即ちショック状態を引き起こす恐れがあります。ショック状態とまではいかなくても抑制的な情報が送られるので機能が低下しやすくなります。
また、腎臓の機能である血液のろ過、水分量の調整、赤血球の合成、骨の合成という人体の健康維持に重要な働きも低下することで健康リスクが増してしまいます。
そして漢方では各種内分泌系も腎に含まれます。これらが副腎、性ホルモン、甲状腺、脳が分泌するホルモンなどが機能低下してしまうことにより、老化や水分維持、体の酸化が進むなどの悪影響を及ぼします。
腎の機能低下で生じる病気としては
腎不全
高血圧
むくみ
心臓機能の低下
血栓症
貧血
骨粗しょう症
各種内分泌系の病気
更年期障害
目の病気
その他、老化で生じる各種疾患、症状
などがあります。
肝と腎の機能を低下させないようにするにはどうすればいいのか?
肝と腎の機能を低下させないようにするにはどうすればいいのか?答えは簡単、誰でも思いつくこと。それは「酷使しないこと」です。
肝臓を酷使させるのは
食べ過ぎ
アルコールの摂りすぎ
ストレス(ホルモンを分泌させすぎる、活性酸素の発生)
薬の飲みすぎ(サプリ含む)
心身の疲れ
になります。これら肝臓を酷使するようなことをなるべく避けて細く長く生きるようにすることが大事になります。これを意識しながら、肝臓の材料となるたんぱく質を適度に摂取するようにします。
腎臓を酷使させるのは
疲労(頭脳労働、肉体労働、性の酷使など)
睡眠不足
運動過多
たんぱく質の摂りすぎ
塩分の摂りすぎ
飲酒・喫煙
薬の服用(サプリ含む)
各種感染症(風邪など)
になります。特に過労と睡眠不足は厳禁なので疲れたら休む、睡眠時間だけは削らないということを肝に銘ずる必要があります。薬やサプリの飲みすぎにも注意が必要です。感染症(特に溶連菌)には注意。
以上、簡単ですよね。良かれと思って沢山のサプリを飲んでいる方がいますが、完全に逆のことをしているので注意するようにしましょう。
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