こんばんは^^朝から雲が厚く、昼過ぎから冷たい雨が降ってきたここ鹿嶋地方です。明日は天気がよくなり晴れるようです。今年の秋空は変化が激しいですね。
さて、「糖質だけじゃダメ!脳を健全な状態に保つのに必要な栄養素」ということですが、今回は脳を健全に保つために必要な栄養素をご紹介します。
皆さん、脳の役割ってご存じですか?
ご存じの通り、脳にはものを考える、決断する、気持ちを変化させるなど私たちが考えていること、思っていることを処理する場所です。
✅脳の働き
運動や知覚の中枢
感情のコントロール
空間を認識する
目や耳、感覚などから伝わる刺激を処理する
生命のコントロール(内臓の動きを制御、平衡感覚を調整、食欲・体温・ホルモンの調整)
などがあります。
この脳に必要な栄養素とは何なのでしょうか?
一般的に脳の栄養素とされているのが「糖質」です。これは間違いではありません。
体のエネルギー源は、ほとんどがブドウ糖と脂肪酸ですが、脳のエネルギーになれるのはブドウ糖だけです。安静にしていても1日に約100g、1時間当たりだと約4gものブドウ糖が使われているといわれています。
しかし、脳の栄養素はブドウ糖だけではありません。それ以外の栄養素の大事になります。
✅その他、脳に必要な栄養素
たんぱく質
ビタミン
ミネラル
オメガ3系の脂質
なぜ必要なのか説明しますね
①たんぱく質
タンパク質はセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の材料になります。喜怒哀楽を活発にしたり、神経を安定させたりするために重要な物質の合成に関わるので、脳を安定させる際に重要な栄養素となります。
②ビタミン
たんぱく質と同様に神経伝達物質の合成に関わる栄養素なので重要です。また、脳のエネルギー源となっている糖質の代謝にも関わるので必須となります。
③ミネラル
こちらもセロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の材料になるので必須です。特に鉄はドーパミンの材料になることや、各種栄養を脳に運ぶという役割も担っているので、不足すると精神疾患やめまい、片頭痛などの原因になります。
④オメガ3系の脂質
オメガ3系の脂質EPA・DHAは、脳神経を再生し、情報伝達の維持及び脳神経の保護、神経伝達の潤滑油、脳細胞の活性化といった役割があります。
この脳に必須な栄養素を吸収、代謝する臓器も大事になる
栄養はただ摂ればいいというものではありません。栄養を吸収、代謝、排泄、再吸収する臓器の役割も大事になります。
✅栄養吸収に関わる臓器
胃腸
肝臓
腎臓
肺
順番に説明します。
①胃腸
栄養を吸収する臓器です。ここが弱っていると口から入ってきた栄養素を吸収することができません。
②肝臓
口から入ってきた栄養素を体が使える形に変換する場所。また、栄養が足らなくなった時のために栄養を貯蔵する場所でもあります。脳を始め、身体の害となる毒性物質を分解する働きもあります。
③腎臓
尿中に混ざっている必要な栄養素(ミネラルやたんぱく質など)を再吸収して体に戻すという働きがあります。また、各種栄養素やホルモンの分泌を促すという働きもあります。体の水分量の調整も行います。
④肺
血液中に酸素を供給して二酸化炭素を受け取り排出させます。肺のこの機能によって全身の細胞や内臓の機能、血液循環などが健全な状態に保たれます。
漢方の役割
必要な栄養素の提言
必要な栄養素を漢方薬として提供(気血を補うものや補腎薬)
内臓の機能低下があればそれを補う(各種補気薬)
脳の血流を阻害する血流障害などがあれば改善する(血流改善薬)
脳の機能を低下させる暴飲暴食があれば改善(生活習慣の指導、高血圧や高血糖、脂質異常症などの改善)(各種解毒薬)
脳細胞の機能を低下させる活性酸素の抑制(抗酸化作用のある薬)
今は栄養面ではきちんとされている方が多く、どちらかというと機能面の過不足によって脳に悪影響を与えているケースが目立ちます。なので、そちらの改善を行うアドバイス及び漢方薬の処方が大事だと思います。
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