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みやわき健康薬局  宮脇 崇

筋トレブームの裏側で健康被害が深刻に








無料写真素材 写真AC より引用


こんばんは^^今日は朝から気持ちよく晴れて気温も高く本当に気持ちよかったですね。冬の晴れ間は夏と違い、何となく気が引き締まり清々しい気分になるのは自分だけでしょうか。



さて、「筋トレブームの裏側で健康被害が深刻に」ということですが、皆さん筋トレしてますか?NHKの筋肉体操が火をつけた感じで老若男女皆が筋トレに励んでいるという状況になっているようです。


昔はほうきで掃除したり、洗濯は2層式、移動は徒歩や自転車、仕事はガテン系が多かったなど、特に運動や筋トレをしなくても筋肉を鍛えられる環境にありましたが、今は能動的に筋肉や体力を鍛えないと健康的な状態が維持できなくなっているので、自分自身で鍛錬しなくてはなりません。


このような状況にあるので筋トレが見直されているのだと思います。


筋トレはホルモンの活性化や全身の血流改善、内臓の働き向上、肥満の抑制、成人病予防、ストレス耐性アップ、ロコモ予防、骨粗しょう症予防、腸内環境改善など挙げればキリがないくらいの効果があります。


よって、筋トレブームは素晴らしいことだと思いますが、一方で「健康被害」が出ているというニュースも入ってきています。


それは「筋肉増強剤」の使用です。


筋肉をより強く、大きく見せようという願望から筋肉増強剤(ステロイド)を使用する人が後を絶たないのです。


筋肉増強剤はアナボリックステロイドと呼ばれ骨粗しょう症や手術後の体力回復に使われていますが、使い方を誤ると

・肝機能障害

・心機能低下

・精子の減少

・脱毛症

・睡眠障害

・幻覚の発現

・ストレスに弱くなる

などの副作用が出ることがあります。


これら作用によって「一生が台無しになる」こともあるようなので、安易に筋肉増強剤を使わないように厚労省が注意喚起しています。



健康を増進させようと始めた筋トレによって、逆に健康が損なわれるという皮肉なことにならないよう、何事も「ほどほど」とするようにしてくださいませ。


特に体に関わる今回の筋トレや食事、生活習慣などは「常識の範囲内」として、バランスを乱さないようにする必要があります。納豆が体にいいからといってそればかりを食べていたら栄養が偏ってしまい逆効果になってしまいます。


同じようにプロテインの摂りすぎもよくありません。栄養素はまんべんなく入っていますが、摂りすぎてしまうとたんぱく質過剰となってしまい、胃腸や腎臓への負担が増えるというデメリットもあります。また、完全栄養食のように食事の代わりにプロテインで済ますと、美味しいという感情の欠如と量が少ないことにより、胃腸の働きが低下してしまうという研究結果も出ています。また、腸内細菌に問題が生じるという話も。


基本的には普通の常識的な食事をし、足りない分を補うようにします。



ということで、何事もバランスが大事、新しいこと、考え方には立ち止まって考える余裕が大事になるようです。それでは健全な筋トレ生活を送ってくださいませ。




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