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知っておくと安心!夏の酷暑によく売れる漢方薬のご紹介

  • みやわき健康薬局  宮脇 崇
  • 2024年5月24日
  • 読了時間: 5分

こんばんは^^今日は朝から蒸し暑く、最高気温はなんと30℃。一気に夏がやってきました。本気で熱中症の予防を行わないとならない時期に突入したことをここに宣言致します。



さて、今回は「知っておくと安心!夏によく売れる漢方薬のご紹介」というお題でブログを書いていこうと思います。


最近の夏は40℃近くになることや、暑さが5月末から11月頃まで続くので「暑く長い」という特徴があります。ホントに心底嫌になるほど暑く長い夏。この暑さにプラスして、冷房の

普及によって暑さに弱くなったこと、そしてスマホやストレス過多、寝不足などで疲れやすくなっていることなどが加味され、暑さによる悪影響を受けやすくなっているのが現代人です。


そんな現代人への救世主が漢方薬。

うまく使ってこの厳しい暑さの夏を元気に乗り越えましょう。




夏の酷暑によく売れる(私もよく勧める)漢方薬



✅夏によく売れる(よく勧める)漢方薬

  1. 麦味参顆粒

  2. カッコウ正気散

  3. 牛黄

  4. 白虎加人参湯

  5. 釣藤散

  6. 五積散

  7. 五苓散

  8. 芍薬甘草湯

  9. 呉茱萸湯

  10. 補中益気湯


順番に説明しますね。



①麦味参顆粒

別名、生脈散(こちらの名前の方が正しい)という名前を持つ漢方薬です。脈が生きる薬。即ち心臓の鼓動が元気になるという意味になります。その名前の通り、夏の暑さと脱水によって心身が疲れてしまい、脈も弱くなってしまっている状態の時に適応になる薬です。


汗は血液の一部。なのでたくさんかくと血液が消耗して体が疲れます。更に暑さは脳を疲れさせます。頭蓋骨に囲まれ、更に体の上部にある脳は熱を持ちやすく冷却されにくい場所にあります。それでもって熱に弱い。なので暑い夏は脳が疲れやすくなり、その度が過ぎると熱中症や夏バテという状態になります。この疲れた状態に対して、全身の水分保持力を高める+疲れた心身を活性化させるという働きによって状態を改善してくれるのが麦味参顆粒です。



②カッコウ正気散

こちらは風邪薬の一種です。体の表面を温める+胃腸の機能を改善するという働きがあります。冬の風邪の多くは乾燥した場所を好むので喉や鼻に住み着きますが、夏風邪の多くはジメジメした場所を好むので胃腸に住み着きます。なので夏は胃腸風邪が多くなります。


カッコウ正気散は胃腸の状態を改善しながら、感染によって生じた寒気を取り除くという働きがあります。「冷房による冷え+冷えによる下痢」にも適応になります。



③牛黄

牛の胆石が牛黄という生薬になります。血流をよくすると共に、体内の熱を抑制させ、更に脳の高ぶり抑制と活性の両方を行うという作用があります(活性が低下している場合は活性化させ、昂っている場合は抑制させます)。


夏の暑さで脱水傾向にある時のドロドロ血液を改善しつつ、暑さによる熱で疲れている心臓及び脳をクールダウンして活性を向上させます。



④白虎加人参湯

日焼けや高温による心身の火照り、口の乾き、多汗、暑さによるだるさに用いる薬になります。清熱作用のある石膏と知母、心身を元気にして水分保持に働く人参とコウベイ、甘草の5味から生成されています。


暑さによるイライラの抑制にも効果があります。



⑤釣藤散

胃腸薬+頭部の清熱+神経の昂り抑制+潤い保持といった効果を持つ漢方薬です。よくおすすめするのが直射日光と熱さによって頭痛がする方です。


元来イライラしやすい方が、夏の暑さと太陽光の刺激によって更に脳が昂り、それにプラスして多汗と冷たい飲食物で胃腸の機能が低下している時の頭痛やだるさ、のぼせの改善に役立ちます。



⑥五積散

冷たい飲食物による胃腸の冷え+冷房によって身体を冷やす→肩こり、腰痛、体のこわばり、四肢のしびれ、軽い頭痛などに用いる薬になります。


体を温めながら関節痛の原因になっている余計な水分を体外に排出させます。



⑦五苓散

冷たいものの摂りすぎや夏バテ、胃腸風邪などで胃腸の機能が低下しているが故に、水分が吸収されずにお腹がチャポチャポ鳴ってる方の口の乾き、食欲不振、体がだる重い、頭痛、下痢、めまいなどの症状が出ている方に適応になります。


台風など、気圧が低くなった時の頭痛やめまい、耳鳴り(気象病)などにも適応になります。



⑧芍薬甘草湯

足のつりを改善する特効薬になります。夏は脱水や疲れによる血流障害、熱による筋肉疲労、冷房による冷えなどによって足がつりやすくなります。なので芍薬甘草湯の出番が増えます。


芍薬甘草湯には「脱水を予防する」という効果もあるので、スポーツの前に服用して脱水や筋肉の痙攣を予防するという使い方もあります。



⑨呉茱萸湯

胃腸の冷え+頭痛やしゃっくり、緊張+手足の冷えの特効薬となります。呉茱萸湯はしゃっくりや頭痛の特効薬ですが、主にお腹の緊張によって頭部に血液が悪化が生じて、頭痛やしゃっくりがする場合に適応になります。


虚弱体質者の「緊張して食欲が出ない…」という時にも役立つ漢方薬です。



⑩補中益気湯

夏になると熱を外に逃がさなければならないので体表部の血管が拡張します。血管が拡張すると、その分、血液の量を増やさないと、血液がスムーズに全身を循環することができません(拡張した血管に対して血液の量が足りなくなる)。血管の拡張に対して血液の量が足らなくなると、だるさや脳貧血によるめまい、食欲不振などの症状が出やすくなります。


この症状の改善に有効なのが補中益気湯です。胃腸及び全身の活性を高めて血管が弛緩しすぎないようにすると同時に、血液の量も増やしてくれます。麦味参顆粒と一緒に使うと、よりスムーズに不快症状が改善しやすくなります。




以上になります。夏は暑くなるので心身への負担がかなり増えます。特に冷房が普及した現代人は暑さに弱い(寒さにも)という傾向があるので、なるべく命大事にを合言葉に無理しないようにすると同時に、漢方薬などを使って負担を軽減させるという方法をとるようにしてみてください。その他、適度に運動する、夜はしっかり休む、食事のバランスを整える、ストレスから遠ざかるなどの生活習慣の是正も大事になります。


夏が辛い…生活習慣を是正しても治らない…という方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。





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