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みやわき健康薬局  宮脇 崇

痛い…痛すぎる…。口内炎はなぜできるのか?

こんばんは^^相変わらず寒い日が続いていますが、暦の上では立春です。ここからは陽気が段々と強くなっていきますので、何となく明るくなりますよね。



さて、今日は「痛い、痛すぎる…。口内炎はなぜできるのか?」というお題についてご説明していきたいと思います。


皆さん口内炎できたりしますか?


私はごくまれにできることがあるのですが、本当に痛くて不快ですよね。特に食事の時に痛みが増すので困ります。


そんな、できればできてほしくない口内炎がなぜできてしまうのか、更に改善法を中医学の知恵を元にご説明します。




口内炎の原因は熱や疲れ


✅中医学的、口内炎の原因

  1. ストレス

  2. 暴飲暴食

  3. 水分保持力の低下&乾燥

  4. 心身の疲れ

  5. 心身の弱り&冷え


順番に説明しますね。



①ストレス

ストレスが加わると体内の代謝が活発になるので一時的に熱が増えます。怒ると顔が赤くなる、知らない問題を解いていると変な汗が出てくるなどのエピソードでも実感できると思いますが、ストレス⇒脳の興奮⇒全身の代謝が活発になる⇒熱エネルギーが生まれやすくなるという理由で熱が発生します。


その熱が口内に移ると、口内免疫が低下して口内炎ができやすくなります。


イライラや不安感、動悸、不眠、便秘と下痢を繰り返す、みぞおちやわき腹、胸の張りや痛みが付随する傾向にあります。



適応となる漢方薬

加味逍遙散、大柴胡湯、竜胆瀉肝湯など





②暴飲暴食

暴飲暴食があると胃腸の仕事が増えるので熱が生じやすくなります。車のエンジンも回転数が高くなると熱を帯びるのと同じで、胃腸も仕事が増えると血が集まってきて熱を帯びます。また、アルコールや肉類、生姜、唐辛子、にんにくなどそれ自体が神経を刺激して熱を発生させるものの摂取が原因のこともあります。


胃腸が熱を帯びると先ほどと同じ理由で口内免疫が低下して口内炎ができやすい環境が作られてしまいます。


強い口臭や便臭、肌の痒み、湿疹、ニキビ、掌蹠膿疱症、肥満、胸焼けなどの付随しやすい傾向にあります。



適応となる漢方薬

黄連解毒湯、半夏瀉心湯、茵陳高湯、調胃承気湯など





③水分保持力の低下&乾燥

老化や長期的なストレス、脱水などによって体全体の水分保持力が低下すると、相対的に熱が勝るようになり、火照りなどを自覚しやすくなります。そうなると、上2つと同じ理由で口内の免疫が低下しますので口内炎ができやすくなります。


気温の低下や大気の乾燥によっても粘膜の免疫が低下しますので口内炎ができやすくなります。


口や目、皮膚の乾燥、顔ののぼせ、手足の火照り、寝汗などの症状が付随する傾向があります。



適応となる漢方薬

症状改善:甘露飲、黄連阿膠湯  体質改善:六味丸、知柏地黄丸





④心身の疲れ

過労や先天的な体力低下などで体の活性が低下すると、体内内部の熱を外に発散することができなくなるので、内熱が停滞しやすくなり、結果、熱による口内免疫低下が生じて口内炎ができやすくなります。


この場合は、胃腸の機能低下による食欲不振やだるさ、むくみ、日中の眠気、口角炎、咽頭炎もでやすくなります。



適応となる漢方薬

症状の改善:半夏瀉心湯+五行草 黄耆建中湯+五行草

体質改善:黄耆建中湯、補中益気湯、人参養栄湯 





⑤心身の弱り&冷え

心身が冷えて弱ると、脳が興奮してホットフラッシュのような症状を引き起こすことがあります。頭部が熱を持つと口内にも波及するので口内免疫が低下して口内炎ができます。


この場合は口内炎の他に、冷え(特に下半身)や心身のだるさ、動きたくない、精力低下、元気がないなどの症状が付随します。



適応となる漢方薬

症状の改善:小建中湯+五行草 桂枝加竜骨牡蛎湯+五行草  

体質改善:八味地黄丸、附子人参湯




多いのは暴飲暴食と過労ですね。

特にクリスマスからお正月前後がとても多いです。皆さんごちそうを食べて忘年会などでお酒を飲み、更に忙しいので過労気味。口内炎が起きる全ての条件がそろいます(笑)。


ビタミン剤などで治す方もいらっしゃるかと思いますが、漢方薬もいいですよ。かなり素晴らしい治癒率です。


口内炎を放置しておくと、舌炎や口角炎、口唇ヘルペス、目の炎症、鼻炎、頭皮の炎症+痒み、全身の発疹などに発展することがあるので、無理しているんだな…と思い、心身を養生するようにしてください。



現代医学では免疫力の低下と言われています。栄養状態の不良、ストレスや寝不足といった生活習慣の乱れにより、免疫力がダウンするとできやすい状態に。さらに口の中に傷ができ、細菌やウィルスなどが感染することで悪化します。


要するに中医学と考え方は同じ。


ゆっくり休んで体力を回復させ、胃腸及び口内にある邪熱を改善することが大事になります。


繰り返す口内炎でお悩みの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。





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