こんばんは^^朝からずっとそれなりにいい天気だったここ鹿嶋市です。午前中は雲が厚かったので降るのかな?と思ってたら昼頃には晴れていました。
さて、本日のブログは「清熱することが体調を改善する治療法になる不思議」というお題でご説明していこうと思います。
よく
「冷やしたらダメ」
「冷たいものを飲んだらダメ」
「体温が低いと免疫が低下する」
などの言葉を聞きますよね。
要するに、冷やすことは健康の脅威となるというのが我々にはすり込まれています。
漢方家の口癖にも「冷やさないようにしてください」「冷えは万病の元ですよ」などがありますね。
しかし、清熱する(体を冷ます)ことによって体調を良好にするという治療法がある
意外だと思いますが、漢方では清熱する(体の熱を冷ます)という治療法があります。
通常熱を冷ますという行為は体温を低下させることがあるので、体にとっては低下した体温を元に戻さなければならない→体温を上げるために体力を消耗するというマイナス面が出てきます。
なのでなるべく「冷やさないように」というのが健康に対して大事になるのですが、一方で余分な熱がある状態も体にとっては「バランスを失っている」ということになるので、健康に対してマイナスとなります。
✅熱過剰による心身への悪影響
体表部の血流が活発になるので体力を消耗させる
熱は上にあがる→脳を興奮させるので精神や自律神経が不安定になる(イライラや情緒不安定、血糖値上昇)
目、口、耳、頭皮などを乾燥させる
胃粘膜を乾燥させる(機能低下の原因に)
皮膚や粘膜を乾燥させる(皮膚トラブルや風邪感染が多くなる)
体を乾燥させて更に熱症状が強くなる
脳の熱→睡眠の質が悪くなる
ヘルペスや口内炎、霰粒腫、胃炎などのリスク増
動悸、不正脈などのリスク増
出血リスク増
便秘、ガス、便べとつく、口臭などのリスク増
高血圧のリスク増
などの様々な悪影響が及びます。
当然ですが清熱薬が体調を向上させる方も
当たり前のことですが、清熱させることがその人の体調を向上させることもあります。
✅熱症状が出てしまう理由で多いもの
ストレスによる心身の過剰な活性
運動や労働をやりすぎてる時
加齢による体全体の水分保持力低下
暴飲暴食
アルコールや香辛料の摂りすぎ
更年期などの性ホルモンの急な減少
各種疾病及び薬、治療による影響
その他、ヘルペスや胃炎、鼻炎、打撲など局所的な炎症疾患による熱症状もあります。
これらによって熱症状が出ている場合には、熱を冷ますことによって体調を改善させるようにしなければなりません。
以上のような理由がなくても、生まれつきの体質によって火照りやすくなり、清熱させることによって体調を良好に維持できるというケースもあります。
このように千差万別。人間の体質というのは皆違うので、基本的には冷やさないようにすることは健康に役立ちますが、一方で過剰な温め療法によって体調が悪化する、清熱させることによって体調が安定するという方がいるのも間違いありません。
冷たいビールをたくさん飲んで大丈夫?と思うことがありますが、実はそれで熱を冷ましてバランスを整ているということもあるでしょう。
めちゃくちゃ暑い夏で大汗をかいている時に温かいものを飲むよりも、適度に冷たいものを摂取して清熱した方が健康に役立つのは間違いありません。もちろん、飲みすぎや一気飲み、必要以上に冷やすことは逆に悪化させますし、胃腸が弱い人も注意が必要ですが、一時的に発生している熱を冷ましてあげることは「人間の体を正常な状態に戻す」ことに寄与することになるので、健康に対していい効果をもたらすことになります。
当然ですが、人間の体はバランスが大事なので、冷えすぎもダメだし、温まりすぎもダメ、水分過多もダメだし、水分枯渇もダメ。ストレスで頭に血が上っているのもダメ、逆に血が上がってないのもダメということです。
漢方では常にこのようにバランスを考えながら体調を整えることを意識しています。
火照りや熱、炎症で体調が不良な気がする…という方はぜひ漢方療法にて体調を整えてみてください。お悩みの方はぜひみやわき健康薬局にご相談を。リアル相談、LINE相談どちらでも受け付けています。
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