• みやわき健康薬局  宮脇 崇

更年期以降の声枯れの改善は補陰、補血がカギ

こんばんは^^今日は朝から気持ちよく晴れてくれましたね。気温は低いですが、日中は動いていると汗ばむほど暖かかったです。しかし、日~月は最低気温が3~5℃と一気に寒くなるという予報が出ていますのでご注意しなきゃですね。



さて、今回は「更年期以降の声枯れの改善は補陰、補血がカギ」という内容をご紹介していきたいと思います。


漢方薬店を稼業していて意外に多いご相談が「声枯れ」です。

声をよくお出しする学校の先生や接客業の方々はもちろん、声をあまりお出しにならない方からのご相談もあります。


その原因と対処法についてご説明します。




原因は炎症や乾きが改善されないこと

更年期以降の喉の違和感の正体は「肝血」と「水分保持力の低下」が原因のことが多いです。


肝血とは血液中に含まれる栄養素です。よく知られる赤血球や白血球、リンパ球、血小板はもちろん、たんぱく質、無機塩、糖質、脂質、水分、更に肝臓に貯蔵されている鉄やビタミン、そして、各種ホルモンも含まれます。


これら肝血は加齢と共に少なくなる傾向があり、特に更年期となり性ホルモンが減少することにより影響を受けて減少します。


水分保持力の低下は加齢と共に細胞膜が硬くなり、保持できなくなることが原因としてあります。血管壁も硬くなるので柔軟性がなくなり、結果、血管自体が保持できる水分量も減少するので、併せて全身的な水分保持力が低下してしまいます。



肝血が足りなくなると、細胞の炎症や損傷を改善できにくくなります。家に例えると、台風で庇が壊れてしまったとします。直さなければなりませんが、肝血が不足していると、治す材料が不足しているということになるので、すぐに治すことができません。


声がかれるということは声帯が炎症を起こしている証拠。言い換えれば声帯の細胞の一部が壊れているということです。誰しも声を出すことによって少しずつ炎症が起きているのですが、肝血が十分にあることによりすぐに補修されているので問題は起きません。しかし、更年期などで肝血が足りなくなっていると、補修がなされないので声帯の炎症がいつまでも続き、「声枯れ」という不快症状が出てしまいます。


また、更年期は大工さんの役割である「元気」も足りていない状態になります(性ホルモンは元気の材料になる)。なので、併せて故障している個所の修復が遅くなります。



次に保水力の不足。こちらは厳密にいうと水分と脂質なのですが、これが不足すると肌や粘膜の潤いが低下するので肌や粘膜、臓器の表面、血管の内皮細胞などに問題が起きます。車は冷却液がないとオーバーヒートしてしまいますよね。人間の体も同じで水分で潤っていないと熱を帯びて炎症が激化してしまいます。炎症が激化すると細胞が壊れてしまうので声枯れなどの不快症状が出やすくなります。




治療は食事療法と漢方薬

肝血を増やすには栄養価の高いものをバランスよく食べることが大事になります。更年期以降になるとエネルギが不足してしまうのでどうしても脂質や糖質を多めに摂りたくなりますが、逆に脂質や糖質は少な目にしていただき、たんぱく質とビタミン、ミネラルを意識して摂取することが大事になります。


理由はたんぱく質には赤血球や白血球、リンパ球の材料になるものが豊富に含まれていることが挙げられます。また、体内に水分を保持するために必要なアルブミンの材料にもなります。よって、肉や魚、卵、豆類などをバランスを考えながらしっかり摂取するようにします。更に、たんぱく質の吸収を良好にする山芋の摂取も効果的なので適当に食べるようにしてください。


ビタミンには抗酸化という役割があります。全身の細胞は活性酸素にとても弱いという性質がありますので、活性酸素を消し去る役目のあるビタミンの摂取が必須となります。更にビタミンは喉の炎症抑制及び組織の再生、全身の代謝アップにも関わります。ビタミンは緑黄色野菜やフルーツに多く含まれています。(主にビタミンA,B群、C、Eになります)


ミネラルは全身の細胞の構成成分であると同時に、体液の保持やエネルギー代謝の燃料、神経の安定など様々なことに関わっています。組織の修復や水分保持に関わるので炎症などがある時は必須となります。海藻や野菜、果物、魚介類などに多く含まれています。



★漢方薬では

・肝血不足→婦宝当帰膠、帰脾湯、杞菊地黄丸、八仙丸、四物湯、コルクレバンゴールド、温経湯などが適応になります。


・補陰(水分不足の改善)→杞菊地黄丸、八仙丸、知柏地黄丸、温経湯などが適応になります。


もちろん、これだけではなく栄養を吸収する胃腸の機能が良くない場合は胃腸薬、栄養を蓄える肝臓の具合がよくない場合はシベリア霊芝や田七人参など、痰濁といって、暴飲暴食によって不要なものがあるが故に、人間が本来持つ機能が阻害されている場合には痰濁を取り除くもの、ストレスによって元気の働きが亢進しまくっている場合には精神を安定させるものなどケースバイケースの改善法が必要になります。


お困りの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。



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