こんばんは^^今日は割と涼しくて過ごしやすかったですが、動くと汗がジワっと出てくる暑さでもありました。少しずつですが、季節が秋に向かっているのが分かりますね。
さて、今日は「悩んでいる方はご相談を。慢性的な頻尿は漢方薬の得意分野」という話題で書き進めていこうと思います。
皆さん頻尿とかありますか?
一過性の頻尿はストレス、ストレスや暴飲暴食で生じる熱、冷えなどが多く若い方でも発症することが多いのですが、慢性となると虚証といって心身の弱りから出るのがほとんどなので、漢方の得意分野ということになります。
慢性的な頻尿は心身の弱りが原因
一過性と違って慢性の頻尿はほとんどの場合「心身の弱りや老化」によって発生します。心身の弱りや老化を改善するのは圧倒的に漢方薬の得意分野です。
それでは順番に、よく見受けられる慢性的な頻尿の原因についてご説明します。
①腎陰虚(漢方でいう腎の弱り+水分保持力の低下)
慢性病や心身の老化、弱りなどによって体全体の水分保持力が低下している状態です。症状としては頻尿の他に尿が濃い、のぼせ、頬が赤い、手足の火照り、寝汗、舌が赤い、喉の渇きなどがあります。適応となる漢方薬は杞菊地黄丸、知柏地黄丸などになります。
②腎気不固(漢方でいう腎の弱り+尿を保持しておくことができない)
慢性病や心身の老化、弱りなどにより特に腎臓や膀胱の機能が低下してしまい、尿(必要な水分も含め)を再吸収及び保持しておくができない状態です。症状は尿失禁、おねしょ、めまい、足腰がだるい、尿の色が薄い、耳鳴りなどがあります。適応となる漢方薬は星火安固丹があります。
③腎陽虚(漢方でいう腎の弱り+冷え)
慢性病や心身の老化、弱りなどにより特に腎臓や膀胱の機能が低下にプラスして全身の冷えが加わっている状態です。症状は夜間尿の増加、元気がない、四肢の冷え、むくみ、動きたくない、足腰がだるいなど。適応となる漢方薬は八味地黄丸や鹿茸大補湯などがあります。
④心肺や皮膚の機能低下が原因
肺や皮膚、そして心臓などの機能が低下すると、取り入れた水分を全身で利用することができなくなるので、水分を摂ってもすぐに尿として出てしまいます。症状としては尿量が多い、尿が薄い、元気がない、声に力がない、動悸息切れ、疲れやすいなどがあります。適応となる漢方薬は人参養栄湯や十全大補湯などになります。
以上、4つ全て機能低下が原因となっています。
機能低下を改善させるのは漢方薬が得意です。主に水分代謝を改善する働きや、自然治癒力を向上させるという働きによります。治療が早ければ早いほど治りがよくなりますので、ぜひ「おかしいな」と思ったらなるべく早めに漢方薬局にご相談くださいませ。
ちょっと時間はかかりますが、比較的治りは良好な結果が得られています。ぜひご利用ださいませ。
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