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みやわき健康薬局  宮脇 崇

好き嫌いがもたらす弊害

こんばんは^^引き続き朝から真夏の蒸し暑い気候となっているここ鹿嶋地方です。気象庁が梅雨明け宣言をし、今後益々暑くなることが予想されます。まだ暑さに体が慣れていないので熱中症になりやすい状況となっています。くれぐれも無理をしないで早め早めの対策を心掛けて下さいませ。



さて、「好き依頼がもたらす弊害」ということですが、皆さん好き嫌いありますか?私は自慢じゃないですがほぼ好き嫌いはありません。親に感謝しなければなりませんね。


そんな好き嫌いですが、学校で「給食を残していい」というルールが定着していることが要因かどうか分かりませんが、「ものすごく多くなっている」という印象を受けます。


その弊害ですが、少なからずあると自分は思います。


人間の体は脂質やタンパク質、ミネラル、コラーゲンなどで出来上がっており、更に糖質、脂質、タンパク質、食物繊維などをエネルギーとして心身を動かしています。これらを得るために飲食をしています。


この飲食には様々な栄養素が含まれており、その栄養素を先ほど挙げた体の材料及びエネルギーに変えて健康を維持しています。


食べものには各種栄養素にプラスして体を温めるもの、冷やすもの、毒を排泄するもの、栄養を留める作用のあるもの、血液循環をよくするもの、発散作用のあるものなど、個々それぞれ「触媒」のような働きを持ちます。


これら栄養素やエネルギー、触媒などのプラスに働く作用は「旬の食材」ほど高くなるという性質を持ちます。


次に、このような体にプラスに働く作用意外に「毒になる成分」も飲食物には微量ながら含んでいます。この毒は個々食材によって性質が異なり、負担をかける臓器も異なります。


好き嫌いがあると、以上のような栄養素及び毒性物質が「偏ってしまう」ので、足りる栄養や足りない栄養、毒性物質などのバランスが崩れてしまうことが多くなります。当然、バランスが崩れるということは健康に対してあまりよくないといえます。


これら栄養学は全人類に当てはめると矛盾が生じます。例えば北極圏に住む人々は生肉ばかり、遊牧民は乳製品ばかりといった感じで偏った食生活をしているにもかかわらず、何ら問題なく健康を維持しています。


人間には「対応する力」があるので、住んでいる地域、これまでの歴史によって体の状態が違うという性質があります。よって、偏って育った地域の方は、その栄養素によって生きる能力が備わっていると考えられており、多少の偏りによる健康リスクはあるものの、それを補正しながら健康を維持しているというのがあります。


日本人は日本食でずっと生活してきたという歴史があるので、頭のてっぺんからつま先まで日本食で対応するような作りになっています。よって、バランスの取れた日本食を食べることが健康に繋がるといえます。


これを前提にしながらなるべく好き嫌いをなくし、旬の食材を食していくということが大事になります。


好き嫌いは元来日本人が作り上げてきた栄養素を摂れないという状況を招くことがあるので「よくない」という結論になります。


細かくなりますが、硬いものを食べないと歯や歯茎が弱くなり、食物繊維を食べないと腸が弱る、肉ばかりは大腸がんのリスク大、野菜や果物を食べないとビタミンやミネラルの不足、加工食品ばかりの食事は抗酸化物の不足、味噌汁や納豆・漬物が嫌いなのは消化器系環境の悪化、魚介類の不足は不飽和脂肪酸の不足などのリスクがあります。


そして一番大きいのが「食を楽しむ機会の減少」です。好きなものだけの食事ばかりしていると食べられるものが決まってしまうので、様々な美味しい食事を味わうことが出来にくくなります。世の中に沢山美味しいものがあるのに、その食事のキャパが減ってしまうのはちょっと悲しいですね。また周囲の人も盛り下がってしまいます。



子供に好き嫌いが増えているのは「菓子類」や「脂っこい食事」の弊害だと思います。運動の量が減り、代わりに間食が多くなり、また中毒性の高い脂っこい西洋食が増えたので、子供たちの空腹が奪われ、更に味覚の変化が生じて好き嫌いが増えていると思います。また、親が忙しく子供にかまっていられない、冒頭にも書いた学校で好き依頼許容の空気があることなども影響していると思います。


とはいえ、やはりその子供の将来に影響することなので、なるべく手間暇かけて子供の偏食を改善していくことが求められます。





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