無料写真素材 写真AC より引用
こんばんは^^朝から穏やかに晴れたここ鹿嶋地方です。このまま晴れが続くといいですが、明日はまた雨模様になるようです。雨に濡れて体力を奪われないよう注意しましょう。
さて、「多嚢胞性卵巣の漢方治療」ということですが、妊娠しにくい婦人科疾患の一多嚢胞性卵巣の漢方治療について今回はご説明します。
多嚢胞性卵巣は読んで字のごとく卵胞内に卵が沢山ある状態をいいます。通常、卵胞内には沢山の卵があるものの、成長と共に吸収されて1つの卵が成長して排卵されるのですが、多嚢胞性卵巣の場合は、沢山の卵が成長せずにそのまま卵胞内居座ってしまい不妊の原因になるというものです。
原因は
・脳下垂体のホルモン分泌指令異常
・副腎皮質ホルモンの分泌異常
・高プロラクチン
・男性ホルモン高値
・高血糖
・黄体ホルモン高値
などになります。
つまり、ホルモンや血糖値などに異常を来たしているのが状況としてあるので、その指令を司っている中枢神経系に何らかの異常、又は男性ホルモンを分泌する酵素に問題が発生している可能性などがあるという考えが有力です。
根本原因は先天的な場合もありますが、ストレスや病気、事故などが原因で起こるケースが考えられますが、未だ「原因不明」となっているようです。
治療は排卵促進剤や高血糖を抑制する薬、副腎皮質ホルモン、高プロラクチンを改善する薬などが使われています。
漢方治療としては各ホルモン値が高くなっている現状を踏まえながら体質による改善法を選択します。
まず、各ホルモン値(高プロラクチン、男性ホルモン、黄体ホルモン)が高値になっているということは心身がストレス状態になっていることが考えられるので、神経の高ぶりを抑える炒麦芽や逍遥散、竜胆瀉肝湯などをベースにしながら、血糖値や脂質を抑制させる温胆湯、田七人参、霊芝、更に卵子の殻を薄くするために桂枝伏苓丸、冠脈通則丸などを用いるようにします。
更に相対的に女性ホルモンを増加させるために、婦宝当帰膠やプラセンタ、杞菊地黄丸、当帰芍薬散などを適宜使っていくようにします。
異常がスタンダードな漢方療法になります。このような方法をベースにその人の体質や症状季節などを考慮して処方を加減、変化させるようにします。
以上、非常に簡単になりますが、多嚢胞性卵巣症候群の原因と漢方治療になります。軽度なケースから重症のケースまであり一言でまとめられませんが、おおよそこのような対処法になります。漢方薬を用いることで原因となっている「卵巣周りの汚れ」をお掃除することができるので妊娠しやすい体づくりを行うことができます。妊娠も十分行うことができるのでお悩みの方はぜひみやわきまでご相談くださいませ。
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