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みやわき健康薬局  宮脇 崇

夏はアルコールを控えめに




こんばんは^^いや~あっという間に真夏がやってきましたね。今日の日中の最高気温は35℃。外にいるだけでめまいがします。


さて、「夏はアルコールを控えめに」ということですが、皆さんお酒を飲まれていますか?でも、夏はちょっと控えめにした方がいいかもしれません。


その理由としてあるのが

  • 脱水の危険性が増すこと

  • 夏バテの症状が増すこと

  • 水難事故の危険性が増すこと

などがあります。




脱水の危険性が増す理由

脱水があると熱中症などになりやすくなります


アルコールを飲むと代謝過程で発生するアセトアルデヒド→酢酸を尿として排泄しようとして尿量が増えます。尿量が増えることで体内の水分量が減少して脱水を招きやすくなります。


更に、飲酒によって胃腸の働きが低下していると、口から摂取された水分がうまく吸収されずに下痢として排出されてしまうことがあるので、脱水を招きやすいというケースもあります。


また、アルコールの分解を担う肝臓に負担をかけてしまうので、肝臓の役割である「アルブミンの合成」も滞りがりになります。アルブミンは「体内に水分を保持する」という役目があるので不足すると脱水になりやすくなります。


とはいっても、肝障害が出るほど大量の飲酒をする、脂肪肝、肝硬変という病気を発症するという場合のみにアルブミンの合成は滞るので、健康な方の飲酒によるアブルミン合成低下はそれほど気にする必要はありません。




飲酒で夏バテの症状が増す理由

熱症状や血管の拡張が症状を悪化させます



アルコールは基本的に体を温めます。しかも、肝臓や胃腸といった体の深部にある臓器にも熱をもたらすので、その効果はかなり強いといえます。これによって冷え性などにはいいのですが、暑い夏にこの熱が加わってしまうとあまりいい状態とはいえません。


体が温まりすぎると、過剰な熱や血管拡張による多汗、頭痛、動悸、不整脈、めまい、のぼせ、口臭、虫歯、口内免疫の低下、胃炎、下痢、便秘、胸焼け、ニキビ、目の渇きなど様々な不快症状を引き起こします。


二日酔いとして日中までアルコールが残ってしまうと、アルコールによる脳神経の麻痺と体表部の血管拡張によって、脳や筋肉への血液循環が低下してだるさやめまい、力が入らないなどの症状が出やすくなります。海水浴などでおぼれやすくなるのはこのためです。


また、大量の飲酒は胃腸の機能を低下させ、結果、水分や栄養素の吸収が滞り「夏バテや熱中症を生じさせやすい」状況を作り出してしまうということもあるので注意が必要です。


そして、飲酒時は食べるものの「栄養のバランスが悪くなる」ということも夏バテの原因としてあります。


飲酒して眠ると「眠りの質が低下する」というデメリットも。





飲酒で水難事故の危険性が増す理由

酔っている状態で水に入ってはいけません


皆が夏になると海や川、プールなどで泳ぐとは限らないので、これは「人による」注意事項になります。


先ほど説明した通り、酔うと脳が麻痺する、筋肉に栄養が回りにくくなることによって運動ができにくい状態になります。当然、負荷がとても大きい「泳ぐという行為」ができにくくなります。また心肺機能も飲酒による血管の過拡張によって負荷が増す状態となっていることも運動が適さない要因となります。


この状況が冬よりも暑い夏の方がリスクが高くなります。理由は暑さで血管が拡張しやすくなっているから。血管の拡張→脳や筋肉が虚血になりやすいという状況となり、様々なリスクが増します。




以上、非常に簡単ですが夏に飲酒が適さない理由になります。とはいえ、あくまでもその人にとって「飲みすぎ」ている場合であり、軽く風呂上りに一杯飲む程度では影響はありません。


が、いくら少なくても、体調が悪い時、下痢をしている時、ものすごく暑い日の日中などは症状が強く出る時があるので注意しましょう。


最後に、飲酒は脂質代謝を低下させるので「肥満」の原因になることがあります。もし、コロナ太りを解消したい!と思っている場合には、飲酒は大敵!と覚えておくようにしましょう。




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