こんばんは^^朝から気持ちのいい春の陽気に包まれました鹿嶋市です。このままお天気が続いてくれればいいですが、週末は下り坂のようです。うまくいきませんね…。
さて、今回は「動悸の原因の多くは虚証といって弱りが原因」という内容でお届けしていきたいと思います。
皆さん動悸でお悩みではないですか?
不整脈を含め、動悸などの心臓の悩みでご相談にお見えになる方が非常に多くなっています。
場所が場所だけに皆さん最初は専門の病院に行かれるのですが、特に異常がないという診断を受けたり、薬を飲んでも効果を得ることができないといった方が漢方治療をお求めになられます。
まず、緊張をした時や興奮をしたとき、又は運動をしたときに心臓の鼓動が早くなるのは動悸とはいいません。これは体の正常な反応です。
動悸とは「普通では自覚されない心臓の拍動やその乱れを自覚すること」をいいます。本人が普段の心臓の動きではないと自覚して心臓の鼓動が早く大きくなり、更に不快を自覚するような状況をいいます。
動悸は心臓を含め全身的な弱りが原因のことが多い
漢方の知恵で考えると、動悸のほとんどは「虚証」といって心臓及び体全体の弱りで発生します。
・心臓が弱っている→拍動を大きくして血液を排出量を補っている→動悸
・体全体が弱っている→脳が過敏になる→自律神経のアンバランス→動悸
などがよく見受けられます。
また、場合によっては実証といって「余計なもの」が原因で動悸が出ることがあります。
・過剰なストレス→脳の興奮→動悸
・暑熱の環境→熱が入る→神経が興奮→動悸
などの動悸もあります。
以下、その原因について細かく見ていきます。
✅虚証(体の弱り)が原因で発生する動悸
・血虚(血液及びエネルギーの不足):血液やエネルギーが足らないと、全身が酸素&エネルギー不足となり、その不足を補おうと心臓の拍動が早くなるので動悸が出やすくなります。不眠、疲れやすい、肌が乾燥しやすい、めまいなどの症状がでやすいです。
・心気虚(心臓の弱り):心気虚は心臓が弱っている状態であり、動悸や息切れ、活動の後にひどくなるのが特徴です。弱っていると動きがぎこちなくなるので動悸や不整脈が出やすくなります。脈が結代する(不整脈)という特徴も付随します。
・陰虚(全身の水分不足):脱水や老化、肝機能の低下などによって全身の水分量が低下すると、相対的に体全体の熱量が大きくなるので熱が生じやすくなり、その熱によって脳が興奮して動悸を引き起こします。頭部の熱感や手足の火照り、ねあせ、口の渇きなどの症状が付随します。
・冷え:ダイエットや老化、ストレスによる衰弱などで心身が冷えてしまうと、全身の活性が低下する&血流が悪化→脳が過敏になり神経が昂り動悸が発生します。元気がない、疲れやすい、寒がる、四肢の冷え、横になっている時間が長いなどの特徴があります。
・水分代謝の低下:胃腸や腎臓の働きが低下すると、余計な水分が排せつされずに体内に停滞するようになります。この余計な水分が心臓の仕事を増やすので動悸などの不快症状が出やすくなります。食欲不振、めまい、むくみ、元気がないなどの症状がでやすくなります。
✅実証(余計なもの)が原因で発生する動悸
・痰濁(暴飲暴食):暴飲暴食があると、それが体内に痰や熱を生みだして心臓や脳を興奮させます。脳が昂り興奮するとちょっとしたことで動悸が起きやすくなります。胸が苦しい、腹が張る、便が臭い、イライラしてのぼせるなどの症状がでます。
・ストレス:過剰なストレスが重なると、通常よりもより神経が昂り易くなるので、心臓の鼓動が早く、大きくなります。イライラしやすい、不眠、食欲不振又は過食、頻尿、頭痛などのが付随します。
・暑熱の環境:気温が高い状態が続く、多汗、辛い物の摂り過ぎなどで体を温めすぎると、交感神経が過剰に刺激されて動悸が出やすくなります。火照り、不眠、口の渇き、便秘、尿が濃いなどが付随します。
・瘀血:血液の流動性が低下した状態をいいます。当然ですが、血液の流れが悪くなると、心臓がその分頑張って動かなければならなくなるので、動悸や不整脈などが出やすくなります。更に狭心症、心筋梗塞などの深刻な病気の原因にも。胸が痛い、苦しい、頭痛、関節痛がある、唇や顔の色が黒っぽいなどの症状が付随します。
治すのはその原因に見合った治療法
原因が分かれば、それに見合う改善法を行うことで症状を緩和させることができます。状態の軽重によって改善するスピードや効果は異なりますが、私の経験ですと、割と漢方薬は効果的なのかなと思っています。
私自身も心臓が弱く、動悸や不整脈をよく感じる方なのですが、うまく漢方を使ってコントロールできています。
また、お越しになられるお客様に対しても、それなりに満足していただける効果を得られていると自負しています。
当然、病状が重い時やいくつも要因が重なっている時などはスムーズに行かないこともあります。また、内臓の機能が低下していてお薬を続けることが出来ないというケースもありますので、絶対によくなるということではありません。
お悩みの方はぜひ漢方療法をお試しください。
ご相談は直接お越しになる以外にも、お電話、メール、LINEなどで対応しております。ぜひお気軽にご利用くださいませ。 TEL 0299-82-6897(お電話の場合はすぐに対応出来ない場合があります。予めご了承くださいませ) mail miyawaki-kenkou@amber.plala.or.jp LINEはホーム→友だち→公式アカウント→「みやわき健康薬局」又は「lin.ee/ylF9sZf」で検索してメッセージ下さいませ
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