こんばんは^^今日の鹿嶋市の最高気温は23℃。夕方から雨が降り、気温がグッと下り半袖では肌寒い感じとなりました。気温の変化が激しいと体温調節を担う自律神経が疲弊してしまいますので、心身の負担を増やさないよう、無理せず生活するようにしましょう。
さて、今回のお題は「利用しない手はない。キノコが持つ免疫活性効果が凄すぎる」というお題になります。とにかく、キノコが素晴らしすぎるので、風邪シーズンを迎える前にご紹介したいと思い取り上げました。(キノコのご紹介は2回目)
免疫活性効果を持つ成分は2つ
✅キノコが持つ有効成分は2つ
βグルカン
ビタミンD
①βグルカンとは
ブドウ糖(グルコース)のみが多数結合した多糖類をグルカンと呼びます。免疫力強化やコレステロール値上昇抑制などの効果があるとされています。キノコ、大麦、海藻(ラミナラン)、パン酵母、黒酵母(オウレオバシジウム)などに含有されています。
②ビタミンDとは
ビタミンDは、日光を浴びることによって皮膚で合成される特徴があるビタミンです。ビタミンDは肝臓と腎臓を経て活性型ビタミンDに変わり、主に体内の機能性たんぱく質の働きを活性化させることで、さまざまな作用を及ぼします。
キノコのβグルカンは特別
他の植物にもβグルカンは含まれていますが、キノコのβグルカンは特殊です。
違いは「菌類特有のβ-グルカンのセンサーを持っている」ということ。きのこが属する菌類には感染症の原因となるものもいるため、キノコが持つ免疫細胞は菌類特有のβ-グルカンのセンサーを持ち合わせているのです。
このセンサーが素晴らしいのです。なんと、キノコ由来のβグルカンを摂取することで免疫のセンサーが過敏になり「免疫が常に臨戦態勢」となるのです。この状態になった免疫細胞は、通常より素早く強力に病原体に応戦できるようになります。
ある研究ではキノコ由来のβグルカン摂取したグループは、49人が90日間で17回風邪に感染したのに対し、何も摂取していない場合には49人が90日間で28回風邪に感染したという結果が出ています(高齢者での比較)。
また、シイタケ子実体由来の「レンチナン」は手術が不能あるいは再発胃がん及び大腸がんにおいる局所免疫能の抑制の緩和。カワラタケ菌糸体由来の「クレスチン」は胃がんおよび結腸・直腸がんの患者に対する延命効果。スエヒロタケ菌糸体培養液由来の「ソニフィラン」は子宮頸がんへの応用として「医療機関にて活躍又は活躍していた」という効能&現状があります。即ち、現代医学においてもその効果が確認され活躍しているということになります。
更にビタミンDも効率よく摂れる
キノコに含まれるビタミンDは特別ではありませんが、βグルカンと一緒に含まれていることに意味があります。要するに、キノコは免疫活性の相乗効果が得られる素晴らしい食材と結論付けることができます。
ビタミンDには細菌やウイルスを殺す「カテリジン」や「ディフェンシン」というタンパク(抗菌ペプチド)を作らせる働きがあります。また、マクロファージの活性やサイトカインストームを抑える効果などがあることもわかっています。これらの効果がβグルカンの効果と相乗効果で効果を高めてくれます。
また、食物繊維による腸内環境改善作用も併せ持つ
食物繊維とは、食物に含まれる、人の消化酵素では消化することができない成分のことを指します。腸内の善玉菌のエサとなり善玉菌を増やす、便秘を予防・改善、大腸がんの予防や血糖値の急な上昇を抑えるなど様々な働きがあります。
全身の免疫細胞の5割が小腸に、2割が大腸に生息しているとされています。最近の研究によると、腸内細菌の存在があるからこそ、⼈体にとって有害で攻撃すべき敵の特徴を学習できるといわれています。即ち、腸内環境を良好にしていくことは、人体を守る働きを向上させるということになります。
実際の効果は毎日食べる又は健康食品で摂取する
実際には少しの量をたまに食べる程度ではあまり効果を発揮してくれないので、毎日10g程度の量を食べ続けることや、健康食品によって摂ることが有効な手段となります。
また、キノコだけではなくビタミン(ビタミンA、B2やC、D、E)やミネラル(亜鉛)、そしてアルギニン(アミノ酸の一種)なども免疫活性に有効なので、キノコと併せて摂って頂きたいと考えます。
ビタミンAは皮膚粘膜の強化、ビタミンB2は粘膜強化、ビタミンCは免疫細胞や免疫物質 IgA の働きを活発にする、ビタミンDは免疫力を調整する働き、ビタミンEは活性酸素を抑制する強い抗酸化作用で免疫力の低下を防ぎます。亜鉛は免疫細胞同士のシグナル反応に必須となります。
更に大事なのが「栄養をバランスよく摂ること」です。上にあげたものだけを摂るということだけはやめてくださいね。あくまでも免疫活性に役立つ栄養素ということであり、免疫の活性は体が元気であることが前提なので、心身の健康を維持するためには様々な食材をバランスよく摂らなくてはなりません。また、食事の量、余計なものを摂らないことも大事になります。
その他
その他、ストレス管理や睡眠時間の確保、疲労しないような生活習慣、日光浴、運動、良好な人間関係、孤独の排除、清潔な身体の確保、飲酒や喫煙、先天的な体質、病気や薬など様々なことが免疫に関係しているので、〇〇さえ食べていれば、やっていればOKということではない、ということを頭に入れておく必要があります。
今回は以上になります。すでに風邪が流行っていますが、これから先、冬が近づくにつれ空気が乾燥し、乾燥を好むウイルスの流行が始まります。なので、しっかり心身及び免疫を整えて予防に努めてまいりましょう。
心身のバランスが崩れてしまうと、健康状態が悪くなり、結果、免疫が低下して風邪への罹患が増えてしまいます。その辺の改善は漢方薬が得意としますので、気になる方はぜひみやわき健康薬局までご相談くださいませ。遠方の方は公式LINEより対応させていただきます。
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