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みやわき健康薬局  宮脇 崇

冬を健康に過ごすには「夏の冷え」に注意しよう

こんばんは^^夕方までは天気がよかったものの、午後5時頃にびっくりするようなゲリラ豪雨がありましたここ鹿嶋市です。最近の夏はびっくりするような豪雨が降るので恐ろしいです。



さて、今回のブログは「冬を健康に過ごすには夏の冷えに注意しよう」という内容になります。


皆さん、暑いからといってアイスや冷たい飲み物を摂りまくっていませんか?

冷房にて体を冷やしていませんか?


このように心身にとってダメージとなるようなことをしていると、徐々に心身が弱ってしまい、人体にとって過酷な時期となる「冬」にその影響が出ます。




夏は体が冷える時期なので注意

夏は体が冷えやすい時期です。理由は基本的に暑い時期なので全身が夏モードになっていることから、毛穴が開いて冷房の冷気が侵入しやすくなることや熱生産能力も低下しているのでお腹も冷えやすくなっていることなどがあるからです。


夏に冷えやすくなる理由

  • 夏という時期なので気温が低くても薄着になってしまう

  • 毛穴が夏モードで開いているので冷房などによる冷えの影響を受けやすい(冷房の効かせすぎもある)

  • 体内の熱生産能力が低下しているのでお腹が冷えやすい

  • アイスや冷たい飲み物、ざるそばなどお腹を冷やすものの摂取量が多い

  • 暑さによって水分需要が増える→お腹及び全身が冷えやすい

  • 室内外の気温差で自律神経が乱れる(自律神経に乱れによって毛穴の開け閉め、体温調節などが悪くなる)


冷えやすくなる体質的要因

  • 筋肉量不足

  • 水分代謝の低下(漢方でいう脾、腎、肺の機能の乱れ)

  • 漢方でいう気血の不足(血液の不足やエネルギー代謝の低下)

  • 漢方でいう腎精の不足(精力、全身の活性低下)

  • 漢方でいう肝鬱瘀血(ストレス状態による血流の悪化)

  • 漢方でいう陽虚(脾、腎などの冷え、温める能力の低下)



夏に冷やすと心身はどうなるのか?

夏の暑さを満喫して冷たいものの過剰摂取&冷房でひやしまくりをして、心身を冷やしてしまうとどうなるのでしょうか?


答えは「機能が低下する」です。


要するに、冷やす→「活性が低下する+血流が悪化する+細胞の代謝が悪化する」などが引き起こされ、部分的又は全身的に活性が低下して冷えや代謝の低下、更に細胞単位の老化が促進されてしまい、部分的な冷えやこわばり、機能の低下などが引き起こされます。


以上の心身にとって「よくないこと」が徐々に心身を蝕み、気温が低下して心身の免疫力や基礎代謝が低下する「冬」に影響がでてきます。


漢方では冬は「体の陽気も深く貯蔵されているから、心身共に活発にならず、寒い刺激を避け、体を暖かく包んであげると良い。ましてや、運動などで発汗するなどは論外」と説明されています。体を温める陽気が少なくなるので、心身の活性が低くなり、更に心身が冷えやすく、消耗もしやすくなる時期という時期という説明になります。


このように心身が冷えて活性が乏しくなる時期に、夏に心身を冷やしたことによる「心身の冷え+活性の低下」による悪影響が出やすくなります。夏を元気な状態で乗り越えれば、心身が元気な状態で冬に突入できるので、多少、冬による冷えの影響を受けるものの、体を温めるパワーは残っているので元気な状態で乗り越えられるものの、夏に冷やすと心身の元気が低下した状態で過酷な冬に突入するため、冷えによって更に弱ってしまい、心身が冷えやすくなるという以外にも、関節痛やしもやけ、頻尿、月経不順、生理痛、免疫低下(風邪を引きやすくなる)、頭痛、抜け毛などの原因になることもあります。




対策は暑くても調子にのらないこと

対策は単純明快ですね。

暑くても冷やし過ぎないようにすることです。特に冷たい飲み物やアイスなどの冷たい食べ物、スイカなどのお腹を冷やす果物などを過食してしまうと、お腹及び全身の冷えに繋がり、弱らせてしまうので「ほどほど」にするようにしましょう。


特にこれはダメ

  • 冷たい飲み物の一気飲み

  • 朝(起きてから3時間以内)の冷たい飲み物の摂取

  • 寝る直前の冷たいものの摂取

  • アイスなど冷たいものの継続的な摂取(毎日はNG)

  • 寒いと思うほどの冷房

  • 汗で濡れた衣類をそのまま着続ける

  • 体は求めていないのに食べる冷たいもの(冷たい飲み物やアイス、果物、夏野菜)

  • 寒いと思うプールや海にいつまでもいる


対策は冷やさないこと

  • 冷たい飲み物はお湯を足して

  • 冷たい飲み物は口で温めながら少しずつ

  • 冷房で寒い時は羽織るものを

  • 冷たい蕎麦などを食べる時は「薬味(紫蘇、ミョウガ、辛子、生姜、唐辛子、ニンニクなど)」を利用して

  • 暑くても適度に日光に当たり体を動かして汗をかこう

  • にがうり、セロリ、トマト、なす、スイカなどは冷やすのでほどほどに

  • 冷たい水に浸かるのはほどほどに

  • 夜はお風呂でしっかり温まる

  • 寝るときは冷房の風を体に当てないようにする

  • 汗のかきすぎに注意する(汗をかきすぎると体力が消耗して冷えやすくなる)

  • 適度に運動する(筋肉の活性が低下すると冷える)



冬に冷えの症状が出てしまった場合はどうすればいいの?

冬に心身が弱ってしまい、冷えや疲れ、血流悪化(生理痛や頭痛)、関節痛などの症状が出てしまった場合はどうすればいいのでしょうか。答えはお近くの漢方薬局に相談するようにしましょうになります。理由は個々、体質や原因などが異なるからです。対策が異なるのでこちらに明記することはできません。


基本的には、心身が消耗しないように栄養をしっかり摂りつつ、心身を冷やさないように防寒を徹底し、夜はしっかり心身を休め、適度に運動して筋肉を鍛えることを普段より徹底することが大事になります。ぜひ意識してみてください。


冬に弱く、毎年冬になると体調を崩す…という方は、今から心身を養生して整えおくようにするといいかも。




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