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みやわき健康薬局  宮脇 崇

冬になると関節痛が悪化する原因と漢方薬

こんばんは^^今日は久しぶりに快晴になりましたね。このところ雨が多いので本当に「秋晴れの気持ちよさ」を実感しました。


さて、本日は「冬になると関節痛が悪化する原因と漢方薬」についてご紹介します。


皆さんなぜ冬になると関節が痛くなるのか知りたくないですか?


病院に行っても「異常なし」といわれて痛み止めや貼り薬が処方されるだけ…。原因を知ることで改善に役立てることができます。そのヒントと漢方薬の役割についてご説明します。




冬に関節痛が多くなる理由は「幹部のエネルギー不足」


✅冬に痛くなる理由

  1. 体が冷えることによる血流の悪化

  2. 体が冷えることによる筋肉の硬化

  3. 体温を上げなければならないので体力が低下しやすい

この3つが原因です。一つずつ説明しましょう。


①:体が冷えると体内の熱を逃がさないように体表部の血流が阻害されます。皮膚や筋肉を引き締めて熱の放散を抑制させます。この働きによって体の表面の血液の流れが悪くなります。


血液の流れが悪くなると、筋肉や関節などに栄養が行き届きにくくなるので、炎症の修復が行われにくくなり「痛み」となって現れます。


②:冷えると熱を生み出そうと筋肉が収縮します。筋肉が収縮することで血管や神経が圧迫されやすくなるので痛みやしびれが発生しやすくなります。


③:冬は外気温が寒いので体温を上げるためにエネルギーが沢山使われます。その分、筋肉や関節、皮膚などに行くエネルギーが減少するので、炎症が改善されにくくなり、結果、痛みが発生しやすくなります。


以上に「過労」が加わることで関節痛が発生しやすくなります。




足がつりやすくなるのも同じ要因です

皆さん寒くなったら足がつりやすくなりませんか?


実はこの現象も関節が痛くなりやすい原因と同じです。


筋肉は血液がしっかり循環していることでその機能が保たれています。しかし、冷えや脱水、筋肉疲労などで栄養が循環していない状態になってしまうと、筋肉が硬直してしまうという状況が発生しやすくなります。


✅冬場(特に明け方)に足がつる場合の対策

  • 体を温める

  • 脱水があれば補う

  • たんぱく質不足があれば補う

  • エネルギー不足(糖質や脂質)があれば補う

  • 筋力低下があれば筋トレをする

  • 過労があればしっかり安む

などを意識して体質改善するといいでしょう。




冬の関節痛の対策

痛い、病院に行こうかな…。でも、そこまで重症じゃないかも…。しかし、痛みはどうにかしたい。


このような悩みがある方が多いと思います。

結論として、ヘルニアや圧迫骨折している場合もありますし、又は専門家による手術やリハビリで改善に持ち込めることもありますので、信頼のおける先生にて治療するというのが大前提です。


しかし

  • 雰囲気的にそこまでではない

  • 治療したけど効果を得ることができなかった

  • 冬だけなので冷えが原因だと思う

などのケースはまず自分で改善してみてもいいと思います。


✅対策として大事になるのが

  • 冷え対策

  • 適度な筋力&体力トレーニング(特にお尻+下半身)

  • 筋肉や血管を柔軟にするストレッチ

  • 適当に体を動かす

  • たんぱく質の摂取を意識すること(適切な量を摂っているか・成人で一日50~60g・鮭だと240g、卵だと8個くらい)

  • 適切な水分摂取

  • 酸素不足の解消(適切に換気しているか・1時間に1度の換気)

などです。これらをしっかり意識して対策するようにします。


特に筋力や体力が足りない状態だと関節痛がでやすくなりますので、普段よりそれなりにトレーニングをして筋肉及び体力を維持していくようにしましょう。更にプラスしてストレッチを行い柔軟性を保つようにするとベストです。




漢方薬による対策法


✅漢方薬による対策法はいたってシンプル

  • 体を温めることによって血流活性及び体力の浪費を抑える

  • 体を栄養して寒さストレスを軽減する

  • 筋肉や関節、骨の修復を促す栄養を補う

  • 炎症を抑える

ということをメインに行います。 先ほどご説明させて頂いた「冬に関節痛が多くなる理由」を改善するだけです。


これだけで体全体のバランスが整うので、結果、バランスの崩れによって発生している関節痛は改善します。


もちろん、先ほどご紹介したご自分でできる改善法も併せて行う必要があります。


✅よくおすすめする漢方薬

  • 田七人参(デンシチニンジン):炎症の改善、細胞修復のスピードアップ、水分代謝の改善、体を温める

  • アミノ酸製剤(アミノサンセイザイ):損傷部位の改善スピードアップ、エネルギーを補う

  • 独活寄生丸(ドッカツキセイガン):活性酸素の除去、筋肉の収縮緩和、筋肉や関節を栄養する、水分代謝の改善、体を温める

  • 疎経活血湯(ソケイカッケツトウ):活性酸素の除去、血流改善、筋肉の収縮緩和

  • 桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ):炎症の改善、血流の改善、水分代謝の改善

  • 鹿茸大補湯(ロクジョウダイホトウ):全身を栄養する、体を温める、細胞収縮のスピードアップ

などがあります。


お悩みの方は漢方療法をお試しくださいませ。





冬になると関節痛が悪化する原因と漢方薬まとめ

冬になると関節痛が悪化する理由と漢方による改善法についてご紹介させていただきました。


原因は冷えによる血流悪化やエネルギーの不足になります。

その対策として体を冷やさないことやエネルギーの補給、筋トレ、体力アップなどが大事になります。


漢方薬による改善は血流改善、炎症抑制、体を温める、患部の修復力アップなどがメインとなります。


このように、原因が分かれば対策法も分かります。それをしっかり行っていくことで改善へ導くことができます。


もちろん、患部に物理的な病変(軟骨がすり減っている、圧迫骨折しているなど)がある場合には、緩和こそしますが、完治させることは不可能なので、西洋医学的な治療も併せて行っていくことが求められます。物理的な病変がなくても、投薬治療やリハビリなどの治療は有効なのでケースバイケース、その時の状況に見合った改善法を選ぶようにしましょう。





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