冠元顆粒はなぜ男性機能の向上に役立つのか

こんばんは＾＾朝から梅雨のような天候となりましたここ鹿嶋市です。雨は草花にとっても、我々人間にとっても必要なもの。人間にとっては飲み水になるのはもちろん、心身を抑制モードにさせてくれるので「英気を養う」というメリットもたらしてくれます。

さて、今回は「冠元顆粒はなぜ男性機能の向上に役立つのか」という内容になります。

どうぞ、見たくない方はご退場くださいませ、と申し上げたいのですが、男女共の健康にも役立つ内容もございますので、もしよろしければ最後までお付き合いくださいませ。

まず冠元顆粒についてご説明します

冠元顆粒（かんげんかりゅう）は、イスクラ産業株式会社が製造・販売する第2類医薬品の漢方薬。丹参（たんじん）、紅花（こうか）、川芎（せんきゅう）、赤芍（せきしゃく）、木香（もっこう）、香附子（こうぶし）の6種類の植物性生薬から抽出したエキスを顆粒状にしたもので、血液の循環を改善し、「瘀血（おけつ）」（血液の滞りや汚れ）を解消することを目的としています。

薬理実験データが豊富で、脳血管や心血管、肝臓、腎臓、子宮、卵巣、末梢血管などの血流改善に効果があるとされています。

冠元顆粒は以下のような症状に用いられます（※体質により処方の向き不向きがあります）。

• 高血圧に伴う 頭痛、肩こり、耳鳴り

• 慢性的な冷え性、手足のしびれ

• 動悸、のぼせ、精神不安

• 血行障害に伴う認知機能低下予防など

以上、要約すると「血管を拡張させて全身の血流を良好にする」という働きのある漢方薬になります。体を温めてあげた方が血管は拡張しやすく、また心臓や脳といった、体の上部にある重要な臓器への血流が良好にするというのがあるので、少し温める（温めると心身の上部に血液が循環しやすくなる）という働きもあります。

この冠元顆粒がなぜ男性機能の改善に有効なのか

まずEDがなぜ発生するのかについてご説明します。

1. 身体的（器質的）原因

• 血管障害：動脈硬化、高血圧、糖尿病、高コレステロール血症などにより、陰茎への血流が不足する。

• 神経障害：糖尿病、パーキンソン病、多発性硬化症、脊髄損傷などが神経伝達を妨げる。

• ホルモン異常：テストステロン低下、甲状腺機能異常などが影響。

• 薬剤の副作用：抗うつ薬、降圧薬、抗ヒスタミン薬、化学療法薬などがEDを引き起こす。

• 生活習慣：喫煙、過度な飲酒、肥満、運動不足が血管や神経に悪影響。

• その他：前立腺手術や骨盤部の外傷、睡眠時無呼吸症候群なども原因に。

2. 心理的（心因性）原因

• ストレス、うつ病、不安障害、パートナーとの関係悪化、性行為へのプレッシャーや自信喪失。

• 心理的要因は若い人に多い傾向があり、朝立ちがある場合は心因性の可能性が高い。

3. 混合型

• 身体的・心理的要因が相互に影響する場合（例：糖尿病による血流障害＋ストレスによる悪化）。

この中で最も多いのが「血管障害」です。

高血圧、糖尿病、脂質異常症（高コレステロール血症・高脂血症）、喫煙、肥満などの生活習慣病及び生活習慣や、老化現象などにより動脈硬化が進行します。

 陰茎に血液を送る動脈（陰茎動脈）は、全身の血管の中でも特に細い血管の一つです。そのため、動脈硬化が進行すると、脳や心臓の太い血管に症状が出るよりも先に、陰茎動脈が影響を受けやすく、EDが動脈硬化の最初の症状として現れることが少なくありません。このため、「EDは動脈硬化の早期サイン」とも言われます。

冠元顆粒の作用

先ほど説明した通り、中医学では、血流の滞りや血液の質の低下が「瘀血」と呼ばれ、動脈硬化と関連が深いと考えられています。この働きにより、動脈硬化をこれ以上進行させないことや、毛細血管の拡張作用を心身にもたらし、その結果、陰茎の勃起力を改善してくれる可能性があります。

冠元顆粒に含まれている丹参には、NO（一酸化窒素：血管拡張などの働きがあります）の産生を促進する働きや、酸化ストレスの軽減させて血管の老化や損傷を予防するという働きがあることから、動脈硬化の進行抑制及び改善、さらに動脈硬化によって拡張しにくくなった血管を拡張させるという効果をもたらしてくれます。

さらに、硬さを維持する働きにも関係

陰茎海綿体に血液が流入しても、静脈からの血液の流出が速すぎたり、適切に閉じ込められなかったりすることで、勃起の硬さが維持できなります。

即ち、動脈によって陰茎に血液が送られることによって勃起するのですが、さらに「その血液を留める力」がないと、すぐに柔らかくなってしまうということになります。この維持することができないEDを「静脈性ED」といいます。

原因は多岐にわたりますが、海綿体の組織構造の異常や、白膜の弾力性低下などが関与すると考えられています。

この海綿体の組織構造の異常や陰茎白膜の弾力低下に対しても、血流や活性酸素などが関わっているために、冠元顆粒などの活血剤が効果を発揮してくれる可能性が高いということになります。

※その他、ストレスや喫煙、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛などの不足、糖尿病、慢性炎症、脂質異常症、老化（性ホルモンの低下や細胞増殖作用の低下）、慢性病なども原因になりますので、全て冠元顆粒などの活血剤で解決できるということではありません。

今回は以上になります。このような改善に役立つ働きはありますが、一方で誰もが冠元顆粒を服用すればEDが改善するということではありません。あくまでも、「改善に役立つ作用が少なからずある」ということになります。EDの原因は血流の悪化以外にも多岐に渡りますので、その原因に合致しなければ治らないということも覚えておく必要があります。

冠元顆粒は瘀血の改善に役立つ漢方薬なので頭痛、関節痛、生理痛、皮膚のくすみ、乾燥、紫斑（あざ）、下肢静脈瘤、イライラ、不安、抑うつ感、だるさがあるなどの瘀血の症状る人に適応となり、さらに、瘀血が引き起こされている原因への対策（血虚や陰虚、肝鬱、冷えなど）も併せて行わなければならないという漢方薬特有の難しさがあります。

なので、ご使用の際は必ず専門家に相談してからとしてください。

良い週末を。

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