• みやわき健康薬局  宮脇 崇

保存版!「銀翹散(ギンギョウサン)」という漢方薬の効能と使い方

こんばんは^^朝から真夏の暑さとなりました。夏と言えば暑いのが当たり前ですが、昨今では冷房に慣れてしまい暑さに弱くなってしまったからか、それともメディアがその危険性をアナウンスするかからか分かりませんが、「暑い」ということに脅威を感じている自分がいます。年というのもあるのかな?



さて、今回のブログはネットなどでも話題沸騰中の「銀翹散(ギンギョウサン)」という漢方薬の効能と使い方についてご説明しようと思います。




では早速、銀翹散の効能と使い方についてご説明します


【効能】

かぜによるのどの痛み・口の渇き・せき・頭痛


というのが効能となっています。これをちょっとわかりやすくご説明しますね。


銀翹散という漢方薬は漢方でいう風熱の漢方薬です。

風熱とは風邪の初期でみられる「熱症状」をいいます。


✅風邪の初期症状は大きく分けて3つに分かれます。

  1. ゾクゾクと悪寒を感じる風邪

  2. 火照りやのぼせ感を伴う風邪

  3. 下痢や腹痛など胃腸症状を訴える風邪


銀翹散は②の風邪初期(風邪症状が出始めてから1~2日)に火照りやのぼせなどの熱感を感じる風邪に適応となります。



✅銀翹散が適応となる症状

  • 発熱

  • 熱感(軽度の寒気を伴うことも)

  • 咽頭痛(扁桃腺やリンパの腫れ)

  • 口が渇く

  • 目の充血

  • 頭痛

  • 耳の奥が痛い

  • 顔が赤い

これを見て分かる通り、銀翹散は風邪によって生じた体の炎症&火照り感や発熱を改善する薬になります。風邪への反応は個々異なり、人によっては悪寒を感じ、また他の人は火照りを感じます。銀翹散は火照りや咽頭痛などの炎症反応が強い方に適応になります。




銀翹散に含まれている生薬の効果を知ると更に理解が深まる


✅銀翹散に含まれている生薬

  • キンギンカ:清熱解毒→熱を取り除き、幅広い抗菌作用を持つ

  • レンギョウ:清熱解毒、消腫散結→熱を取り除き、扁桃腺や歯茎などの腫れを取り除く

  • ハッカ:風寒を散らす、咽頭を清める、透疹する→冷えや熱を取り除く、幅広く抗菌作用がある

  • キキョウ:宣肺、去痰、排膿→咳や痰の改善、扁桃腺の腫れを改善する

  • タンチクヨウ:清心除煩、利尿→口渇を改善する。利尿によって熱を排泄する

  • ケイガイ:祛風解表、止血→体表部の血流を促して熱やウイルスなどを体表部に追い出す。炎症を抑制する

  • タンズシ:解表・除煩→体表部の血流を活発にして熱やウイルスなどを追い出す

  • ゴボウシ:疎散風熱、解毒透疹→風邪による冷えや火照りを改善する

  • カンゾウ:補脾益気、潤肺止咳、解毒、諸薬調和→胃腸の働きをよくする+心身を元気にする。咳を止める。毒を解毒


以上をまとめますと

  • 熱や炎症を取り除く

  • 体表部の血流を促して熱の発散を強める

  • 体表部の血流を促して風邪の原因となるウイルスや細菌が侵入しないようにする

  • 風邪などで生じる扁桃腺の腫れ、リンパ腺の腫れを改善する

  • 抗菌作用を持つ

などの働きを持つ生薬が集まっているということが分かります。

何となく、咽頭痛や火照りを伴う風邪の初期に用いる理由が分かりますよね。




では、なぜ初期じゃないとダメなの?


先ほどから「風邪の初期に持ちいる」を連発しています。なぜ風邪の初期なのか説明しますね。


銀翹散には体表部の血流を活発にして熱の発散を強めるという作用と、口や鼻の粘膜から侵入しているウイルスや細菌を外に追い出す&抗菌作用によって駆逐する+免疫細胞を行き届かせて駆逐するといった働きがあります。更に体の熱を冷ますという働きがあります。


この中の「発散させる」という作用がキモとなります。発散させる=熱を追い出す&ウイルスを駆逐するという作用があるので、ウイルスが体内の奥深くに侵入してしまったりすると無効ですし、更に発散するという作用は体力を消耗させるという側面もありますので、あまり長く使うと逆に風邪を長引かせてしまう原因になることがあります。


要するに、症状改善という意味からも、体力を消耗させるという観点から見ても適応にならないということになります。


これは私の推理ですが、風邪のウイルスは体内にて長くは生きていられません。大体5日くらいといわれています。5日以降はウイルスと免疫の戦いによって引き起こされた炎症による不快症状や、ウイルス感染によって体力が低下し、常在菌である細菌が増殖することによって風邪症状を起こすことがあります。


銀翹散や葛根湯などの風邪の初期に用いる薬はウイルスが粘膜や扁桃腺にて炎症している時に使う薬です。なので最高でも5日(ウイルスが体に生存できる日数)であり、その後は炎症や体力低下によって出る症状なので、それら症状に見合った薬を使っていくというのが正しいと思います。



ということで、とても簡単ではありますが、銀翹散の効能と使い方の説明となりました。

よくわからん…という方はご説明させていただきますのでぜひみやわきまで。


それではよい週末を^^




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