こんばんは^^今日はずっと天気がよかったのですが、夜になってから雨が降り出した鹿嶋市です。やっぱり梅雨は雨が多くなりますね。
さて、今回は「この症状に要注意!パニック障害の前兆を見逃さないで」という話題についてご説明していきたいと思います。
パニック障害は突然になんのきっかけもなく動悸、呼吸困難、吐き気などのパニック発作が起こり、これが何度も繰り返される病気で100人に1人が罹患するとされる頻度の多い病気です。
私自身も20年ほど前に罹患した経験があり、約3年間くらいかかって治癒させたという経験があります(漢方薬で治しました)。その経験や当店のお客様への接客での経験をもとにパニック障害の前兆についてご説明します。
パニック障害の前兆は「常に軽く緊張している感じがする」
パニック障害の原因は人それぞれです。過労から発症する人もいますし、度重なるストレス、トラウマ的な精神的ショック、内臓の機能低下などさまざま。でも共通するのは脳の大脳辺縁系の扁桃体と青斑核の過剰な興奮、更にそれら大脳の興奮を抑制させる働きを持つ前頭前皮質の働きが低下していることです。
要するに脳の過剰な興奮と抑制させる働きの機能低下がセットとなり発症します。
以上の説明で分かると思いますが、特に原因がないのに脳が尋常じゃないほど緊張してしまうのがパニック障害のメカニズムです。ではなぜそのような状態になってしまうのでしょうか。それは繰り返しのストレスや体の異常などによって発生します(漢方でいう血虚生風や腎虚、腎精不足、心火、心気虚、肝鬱、肝火、脾虚など)。
そして、その前兆となるのが「常に軽く緊張している感じがする」という状態です。この状態を通り越してしまうと脳が正常な状態を保てなくなり、特に興奮や緊張する必要もない平常時に過剰な興奮、緊張が出てしまい、「怖い」「死ぬかも」というパニック状態になってしまいます。
常に軽く緊張しているという状態とは?
具体的な症状(特にストレスなく普通に生活している時に出る症状)
あがり症じゃないのに緊張してしまう
笑顔がぎこちなくなる
早漏になる
冷え症になる
気圧の変動による不快症状が出やすくなる
外食が苦手になる
ずっと同じ場所にいるのが苦手(外出時)
手汗足汗が増える
家に帰りたくなる
外出すると変に疲れる
動悸を感じることがある
眠りの質が悪化する
怒りが抑制できない
常に酔いたくなる
変にソワソワする
一人になるのが嫌だけど話かけられたくはない
日曜日の夕方が憂鬱
毎朝吐き気がする
下痢が多い
肩や背中、あご、眉間などに常に力が入っている
頻尿気味
顔だけ変に火照り、手足は冷える
妄想が多くなる
涙もろくなる
簡単に説明すると以上のような症状を感じるようになります。なぜこのような症状が出るのかというと、脳が常に興奮、緊張している(軽度に)からです。リラックスしていて、体力が充実している時はこのような症状は出ません。
この状態が普段のリラックスしているはずの時に出るということは、「普通ではない」ということを意味します。一過性なら外気の変動や一過性のストレスの影響だと思いますが、常にこのような軽い緊張感が続いている場合は普通ではない状態なので、この段階でアクションをとるようにしなければなりません。
放置したら段々とひどくなり、本格的なパニック障害という病気に発展してしまいます。
どのようなアクションが必要なのか?
「ストレスから遠ざかりリラックスするように心がける」これに尽きます。脳が過剰に興奮、緊張している状態なので、その昂りを抑制させなければなりません。なので、刺激となるストレスや過労、睡眠不足、刺激物(辛いものやカフェイン、アルコールなど)の過剰摂取、過激な運動、性行為過多などを抑制し、刺激の少ない静かな環境に身を置くことです。
更に必要に応じて柴胡加竜骨牡蠣湯や桂枝加竜骨牡蛎湯、加味逍遙散、抑肝散加陳皮半夏などの脳の過剰な昂りを抑制する漢方薬を体質に合わせて服用するようにするという方法もあります。何があっているかは詳細な相談が必要になりますので、専門の漢方家にご相談くださいませ。
ストレスの原因が仕事という場合も少なくありません。そしてその仕事をやめることができない…というケースも。なので、そのような場合はなるべく刺激から遠ざかるようにし、心身に合った漢方薬を用いるようにします。
調子がよくなってきたら健康状態に気を配ろう
漢方には心身一如という言葉があります。心と体は一つ、心と体は繋がっているといったニュアンスの言葉です。 つまり、「心を変えることで身体が変わり、身体を変えることで心が変わる」という意味になります。
この言葉通り、心身が健全であればこころも強くなりパニック障害などの病気も寄せ付けなくなります。そのために、適度に運動を行うことによって心身を鍛えたり、普段の食生活を健全なものとして心身を整えること、更に過労しないようにしっかりと体を休める、ストレス解消のためにリラックスする時間を設ける、趣味に没頭する時間を設けて英気を養うなど、トータルで体の健康状態を作り上げていくようにすることが予防につながります。
深酒や食べ過ぎ、喫煙、過労、ストレス、運動のやりすぎ、脱水などはリスクになりますので注意ください。
以上、パニック障害の前兆と回避方法の説明となります。
パニック障害になり常に脳が興奮、緊張している状態が続くと、心身は次第に疲弊してしまい、うつ病を併発するようになります。そうなると、血液やホルモンなどのエネルギー及び脳や内臓などの機能面すべてがトーンダウンしてしまい、治すのが非常に困難な状態になってしまいます。なので、なるべく体からのサインに目を向け、初期の段階で対策を施し、心身の状態を健康的な状態に戻していくことが大事になります。
お悩みの方はぜひみやわき健康薬局にご相談くださいませ。しっかりと相談させていただきます。
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