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みやわき健康薬局  宮脇 崇

「食物繊維の使い方」が健康状態に大きく関与する理由

こんばんは^^朝から天気が悪く気温が低めとなっているここ鹿嶋市です。

暑さがひと段落して体が楽になりましたね。



さて、今回は「食物繊維の使い方」が健康状態に大きく関与する理由、というお題でブログを書いていこうと思います。


皆さん食物繊維を食べていますか?

食物繊維とは人の消化酵素によって消化されにくい、食物に含まれている難消化性成分の総称です。要するに消化吸収されずに排泄させる成分ということになりますね。


「えっ!、排泄されちゃうならいらないじゃん」


と思う方が多いかと思いますが、実はちゃんと役割があるんですよ。

その役割とは

  • 腸内環境の改善→栄養吸収+免疫活性+肝機能を助ける

  • 便秘の改善

  • 脂質・糖・ナトリウムなどの摂りすぎによって引き起こされる疾病の予防(糖分の過剰摂取による肥満や糖尿病など)

  • 歯の研磨(虫歯予防)

  • 咀嚼回数を増やす(脳血流の改善・セロトニンの分泌)

  • 血糖値の上昇抑制→糖尿病予防、脂肪肝や内臓脂肪の抑制

  • 大腸がんリスク低減


いっぱいありますよね。

このような素晴らしい食物繊維の効果を生かさない手はありませんよね?




全ての人に生かしてほしい食物繊維の効果

先ほど挙げたように食物繊維には素晴らしい効果がたくさんあります。

特に糖尿病や高血圧、脂質異常症、肥満などを抑制する効果は抜群です。

食物繊維が全く入っていない食事を続けていると動脈硬化症、虚血性心疾患、腸疾患(大腸がんなど)、脂質異常症、糖尿病、肥満、コレステロ-ル胆石症などの症状や疾病が発生する確率が上昇するとされています。


これだけの症状や疾患が食物繊維を摂るだけで解消されるって素晴らしくないですか?


古来より、私たち日本人の食事は、主食のご飯を中心に魚介類やいもや野菜の煮物、みそ汁、漬け物などで構成されてきました。即ち、私たちの消化器官は、たっぷりの食物繊維をその他の栄養と一緒に摂取される食事に見合うように作られているということになります。


例えば、犬は食物繊維が多くなると調子が悪くなります。なぜかというと、食物繊維をたくさん受け入れられるような作りになっていないからです。


人、特に日本人の場合は食物繊維をたくさん摂取するような作りになっているので、例えばうどんだけ(炭水化物の割合が極端に多い食事)のような食事をすると、糖質の吸収が早くなってしまうため、血糖値が上昇しやすくなり、その急上昇を回避しようと肝臓が糖質や脂質を蓄えようとするので脂肪肝や内臓脂肪、肥満の原因になります。また、インスリンを分泌する膵臓に負担をかけるので糖尿病のリスクも上昇します。


もちろん、たまに食べるならば問題ありませんが、炭水化物の割合が多い食事(麺類、どんぶり類、パンだけなど)や間食にてお菓子を食べる、甘いジュースを飲む頻度が増えると、先ほど挙げたリスクが高くなってしまいます。



対策は何度も言っていますが「食物繊維を糖質や脂質と一緒に食べること」です。

それだけで、素晴らしい効果を享受することができ、更に病気のリスクを排除することができます。




しかし、食べ過ぎには注意が必要


当然ですが、食べ過ぎには注意が必要です。

食物繊維は消化されないものなので胃腸の負担となり、腹部膨満感、鼓腸、下痢、腸閉塞などの原因になることも。また栄養の吸収を阻害するという作用があるので、栄養状態が悪い時はより栄養状態を悪化させてしまうことがあります。


とはいえ、近年の日本人における食物繊維の摂取量は減少傾向にあるため、通常の食生活を送っていれば摂取しすぎる心配はほとんどありません。




では、どのくらいが適量なの?

食物繊維の目標量は、男性で21g以上、女性で18g以上と設定されています(実際の食物繊維の摂取量は20歳以上の平均では1日あたり15gと、多くの方が食物繊維の摂取量が足りていない)。


目安として、20gの食物繊維を摂りたい場合には納豆なら6パック、ゴボウなら2本、キャベツなら1玉、みかんなら20個、おくらなら50本、エリンギでは12本くらいの量になります。大体の量としては、1食で両手いっぱいに乗るくらいの量を摂る感じになります。




あまり長くなると記憶に残りにくくなるので今回はこの辺にします。

何がいいたいか、それは「食物繊維」は最高の薬になるので、ぜひ利用して欲しいということ。毎日の食事はバランスを意識しながら食物繊維をたっぷりいれること、そしておやつや甘いジュースは少しだけ。これだけで病気が逃げていってくれます。




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