みやわき健康薬局  宮脇 崇

2020年6月10日3 分

熱中症予防に役立つ牛黄と人参

こんばんは^^いや~今日は暑かったですね。さすがに30℃を超えてくるとまだ6月だというのに「夏が来た」のを実感します。

この夏で一番注意が必要なのが「熱中症」です。

そして、一番熱中症になりやすいのが今、「夏になったばかりの頃」です。何故かというと体が暑さになれていないからです。熱ショックに陥りやすいので結果、熱中症を発症しやすいのです。

そんな熱ショックに対抗するのが牛黄と人参です。

牛黄とは

まず牛黄についてご説明します。牛黄とは「牛の胆石」です。うわーーー!!と驚く方が多いと思いますが、漢方ってこんな感じです。色々な薬草、動物の部位を使ってます。

で、牛の胆石にどんな効果があるの?ということですが、主な効果は「血液の流動性を高める」です。心臓の働きを高める作用や血液中の脂肪を溶かすことによって血液の流動性を改善します。更に解毒作用も併せ持ちます。また、筋肉や内臓の緊張・けいれんを緩和する働きもあります。

以上により、熱ショックによる心機能障害、脱水による血液の流動性低下を改善することにより熱中症に対抗します。

人参とは

人参は野菜の人参ではなく、薬用ニンジンである「オタネ人参」のことをいいます。人参には中枢神経に作用して全身の興奮を促すという作用があります。熱ショック状態に陥ると中枢神経の機能が低下して全身の機能低下、代謝の低下が引き起こされて熱中症が発生しますが、人参はこの機能低下を防ぐという働きがあります。

また「保水作用」も高めてくれるので、必要以上の発汗を抑制して脱水を防ぐという働きもあります。

これらの働きにより、高気温によるめまいやだるさ、頭痛、脱水、食欲不振などに対して効果を発揮します。

これら漢方を利用すると共に

先ほどご紹介した漢方薬は熱中症など、暑さによる心身の不調に役立ちますが、それよりも大事なのが

  • 朝食をとる

  • バランスの取れた食事を心がける

  • 睡眠不足の解消

  • 下痢の改善

  • 風邪気味の時は外出しない

  • 二日酔い、深酒の改善

  • 適切な水分摂取

  • 無理をしない、心身を酷使しない

  • ストレスフリー

  • ヤバい…と思ったら早めに休む

などになります。これらを普段から意識すると共に、5月頃から暑熱順化を意識して冷房の温度を高めに設定して体を慣らしておくことが大事になります。また、運動を適度に行い「体力を向上させておく」ことも予防に繋がります。

これはちょっと難しい人もいると思いますが、適度に日焼けすることも予防に繋がります。日焼けした肌は人体のサンシェードです。強い日差しから心身を守ってくれる役目をするので心身への負担が減少します。なので、今のうちから適度に日光に当たりサンシェードを作っておくというのも対策の一つになります。

ということで、今年の夏も厳しくなりそうですが、知恵を絞って対策を施し乗り切って行きましょう。

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